サムヤン「AF 135mm F1.8 FE」は甘くソフトで夢のようなボケ味

DigitalCameraWorldに、サムヤンのEマウント用の中望遠単焦点レンズ「AF 135mm F1.8 FE」のレビューが掲載されています。

Samyang AF 135mm F1.8 FE review

  • サムヤンAF 135mm F1.8 FEは、ソニー純正のFE 135mm F1.8 GMと正面からぶつかるレンズで、ソニー純正と同様のハイエンドの機能と耐候性を備えながら、価格は半額以下だ。
  • 全長は13cm、重さは772gで大口径の望遠レンズとしては軽量コンパクトで扱いやすい。
  • AFはリニアステッピングモーターを採用し、高速で作動音はほとんどしない。瞳追尾AFも極めて良好に動作し、静物やその他の撮影でも一貫して高い精度が得られる。また、アストロフォーカスモードで夜でも正確に無限遠にピントが合わせられる。
  • 最短撮影距離は0.69mと短く、最大撮影倍率0.24倍と高い倍率を実現している。
  • 鏡筒は堅牢で、造りは非常にハイクオリティだ。フーカスリングは、カスタムスイッチで無段階の絞りリングに切り替えて使用することができる。

  • 実写テスト:解像力はとても素晴らしいが、画質の点ではボケの品質がより大きな取り柄だ。ボケは開放では美しく滑らかで、少し絞っても素晴らしいままだ。玉ボケも非常に良く円形に保たれている。全体として、画質の全ての面で素晴らしい性能を発揮した。
  • ラボテスト(解像力):解像力は開放から画面全域で開放から目を見張るほどで、F4に絞ると隅まで信じられないほど均一になる。この解像力はめったにない印象的な結果だ。

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  • ラボテスト(色収差):隅の倍率色収差は状況によっては目立つが、気になるほどではない。
  • ラボテスト(歪曲):歪曲は0.32のわずかな糸巻き型で、実写では気付かないだろう。

  • 結論:このレンズは顔をアップで撮るための完璧なポートレートレンズだ。ディテールが必要とされる部分はシャープでシャキっとした描写で、ボケ味は甘くソフトで夢のようだ。高速なAFシステムは、Eマウント機の瞳認識やトラッキングシステムと見事に連動し、ピントも一貫している。
  • 良い点:見事なオールラウンド性能、防塵防滴で頑丈な造り、高度なハンドリング。
  • 悪い点:専用の絞りリングが無い。

 

サムヤンの135mm F1.8は「開放からの眼を見張るような解像力」と「甘くソフトで夢のようなボケ」を両立しているのは素晴らしいですね。実写でもボケは前ボケも後ボケも綺麗で、ポートレートレンズとして申し分のない描写という印象です。AF性能も良好な評価で価格も安価なので、純正の135mm F1.8 GMの強力なライバルになりそうですね。