ソニーが「FE 24-70mm F2.8 GM II」を正式発表 [内容更新]

ソニーが、小型軽量化された新しいF2.8通しの標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GM II」を正式に発表しました。

Sony announces new FE 24-70mm F2.8 GM II lens for E-mount cameras

  • ソニーがF2.8のGMレンズで最小最軽量となる第2世代のズームレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM II」を発表した。
  • レンズ構成は超高度非球面レンズ(XA)2枚、EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ2枚を含む15群20枚で、全く新規の光学系を採用している。また、ナノARコーティングIIの採用でフレアやゴーストの発生を抑えている。
  • フォーカシングは、フローティング機構付きのインナーフォーカスだ。AFには4つのXDリニアモーターで駆動されており、追従性が向上している。具体的には、ズームイン・ズームアウト時のフォーカシングが従来に比べ約2倍に向上しているということだ。
  • 動画時のフォーカスブリージング、フォーカスシフト、ズーム時の軸ズレが最小限に抑えられている。また、対応するボディとの組み合わせでブリージング補正が可能だ。

  • 重さはわずか695グラムで、旧型よりも20%軽量化されている。全長は16mm短縮され、体積は18%減少している。
  • 絞り羽根は11枚(従来は9枚)で、防塵防滴性能が改善されている。最短撮影距離は広角端で21cm、望遠端で30cmだ。
  • ズームの滑らかさを調整するためのスイッチで、ズームの重さを「重い」「滑らか」に切り替え可能。
  • クリックON/OFF切り替えスイッチと、絞りロックスイッチを搭載した絞りリングを搭載。
  • カスタマイズ可能な2つのフォーカスホールドボタンを搭載。
  • 使い勝手と操作性の改善のために、レンズの重心をマウントよりに戻している。
  • 円偏光フィルター(フィルター径は82mm)の操作用の開口部を備えた新設計のフードを採用。
  • このレンズの価格は2300ドルで、6月に発売される。

sony_FE24-70mmF28GMII_of_001.jpgFE 24-70mm F2.8 GM II のスペックはリークされていた情報通りで、旧型から大幅に軽量コンパクト化されていますね。また、AF速度や防塵防滴性能、動画性能なども改善され、最短撮影距離も短くなるなど、全領域にわたって性能が改善されているようで、非常に訴求力が高くなっているという印象です。価格もこのクラスとしては平均的でそれほど高くはないので、人気のレンズになりそうですね。

[追記] 国内でも正式に発表されました(プレスリリース)。国内の発売は2022年夏で、市場推定価格は税込みで30万円前後となっています。