ニコンが360度カメラ(全周囲カメラ)のレンズの保護機構に関する技術の特許を出願しています。
- 出願人:株式会社ニコン
公開番号:P2022064369
出願番号:P 2020172954
公開日:2022-04-26
発明の名称: レンズ保護部材、及び撮像装置 - 【課題】レンズ保護部材の被写体像への映り込みを適切に防止して、撮像品質に優れる被写体像を取得可能できる撮像装置を提供する。
- 広い範囲の被写体像を撮影することができる撮像装置は、超広角レンズの曲面がボディよりも外方に飛び出す構造となり、非撮影時や保管の際に前面が露出したままでは傷や汚れが付くおそれがある。
- このような撮像装置本体とは別部品の保護カバーでは、撮影が終わる度に装着するのは手間であった。このような不具合を解消すべく、広角レンズの曲面よりも被写体側に突出する少なくとも2つの突出部を設けた技術が公知である(例えば特許文献1参照)。
- しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、突出部が広角レンズの画角内に配置されているため、突出部が被写体像に映り込むことがあり、改良の余地があった。
- 第1の態様によれば、前記レンズ保護部材は、前記レンズの少なくとも一部を保護する保護位置と、すべての前記撮像素子の撮像領域内におけるイメージサークルの外側又は前記撮像領域の外側の退避位置との間を移動する。
ニコンの特許出願に掲載されているカメラはリコーのTHETAと良く似た形状ですね。ニコンはアクションカメラ / 360度カメラのKeyMissionからは撤退してしまいましたが、実施例のような360度カメラでの再参入を考えているのでしょうか。
特許出願では、360度カメラのレンズを保護するためのさまざまな機構の実施例が示されており、キャップ式よりも便利そうですが、カメラ使用時に保護機構が画面に写り込まないように実装するのはなかなか大変そうですね。個人的にはレンズを完全に覆えるような保護機構の方が安心感があってよさそうに感じます。
さいたまじん
KeyMissionはアプリの出来の悪さが失敗の原因と思います。
再参入するならアプリをなんとかしないと同じ轍を踏むことになりそう。
信楽焼
Z 9でZマウントが漸く軌道に乗ってきた大事な時期なので、今は他のカメラに開発リソース分散しないでZに集中して欲しい
ASA
このジャンルはニコンおそらく後継機出さないと思ってたので、ひそかに開発続けてたのは個人的に驚きですね。
D800Z7
GoproMaxの後継機はまだ出ないし、THETA X の動画はいまいち。こういう中で360°カメラの話題はうれしいです。
N
どうしてもKeyMissionがちらついてしまって不安になります…
ところでCanonは DUAL FISHEYEというVRレンズを出して話題になりましたが、Z9の動画性能は非常に評価が高いので、ニコンこそこういう動画撮影の幅を出せるレンズを出して欲しい気もします。(ニコンの現状を見るに開発リソースを割いてまで出すものではないかもしれませんが…)
46
リコーのTHETAは、業務販売に変更してしまったし、
ベクノスのIQUIは、販売中止になるし、
他社の360°カメラは、高スペックのスマホを要求するし、
アプリを含めて、もっと身近な存在であって欲しい。
きんのすけ
バタフライ・ナイフのような構造のレンズカバーまである! 発明者の名前が9人も記載されてて、チーム内で出し合ったレンズ保護のアイデアを全部提出した?こりゃすぐに壊れそうだとか、お互いに感想をわーわー言い合ってる様子が想像できて面白いです。
肝心の本体が気になるんですが、KeyMission360の後継機を作るつもりがあるということなんでしょうかね。
わさびみそ
この手のツールはソフトウェアが非常に大事ですがそれはニコンもKeyMissionで痛いほど理解しているでしょうし、最近はZ 9などソフトウェアの充実した機種も出てきています。アクションカメラ再参入なら、少なくとも同じ轍は踏まないでしょう。
電動開閉式のカバーであれば、ドローンなどのリモート操作で、撮影する時だけカバーを開ける運用などが可能になりますから、商機は十分ありそうです。
はば
>>46さん
5.7kや8kが主な解像度なのでスマホのスペックが必要なのは仕方ないと思います。編集できているだけ凄いです
PCで編集しようと思えばソフトだけでスマホが買えます
まあくん
新しい挑戦はある程度必要だと思いますが、日本のカメラメーカーはソフト開発が苦手なので、これからはソフトは得意なところと組むなどの工夫が必要ではないでしょうか?ちょうど日経新聞で工作機械のコマツの会長さんの私の履歴書が連載中ですが、アメリカのベンチャー企業の技術を活かすことで、鉱山用の無人の大型ダンプが実現できたとのこと。本日27日付けの記事も、日本企業は過度の自前主義に陥りがちなことが弱点で、どう対処したかが載っています。ニコンも得意なところは自分で開発して、苦手なところは、他者と組んだ方がいい時期が来ているように思います。