ニコンが、PFレンズ(位相フレネルレンズ)を使用した軽量コンパクトな超望遠レンズ「Z 800mm f/6.3 VR S」を正式に発表しました。
・超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を発売
- 株式会社ニコンイメージングジャパンは、2021年12月14日に開発発表を行った超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を発売する。発売時期は2022年4月22日予定。希望小売価格は97万3500円(税別88万5000円)。
- テレコンバーター装着時においても高い解像感を維持。
- 5.0段の高い手ブレ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵。さらに、Z 9と組み合わせることで、シンクロVR適用により5.5段の手ブレ補正効果を発揮。
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用し、高速・高性能かつ静寂なAF駆動を実現。
- 高い防塵・防滴性能や、堅牢性と耐候性を備えた高い信頼性、フッ素コート採用による高い防汚性能を発揮。
- 4つの「レンズFn2ボタン」と1つの「レンズ Fnボタン」を搭載し、機能の割り当てのカスタマイズが可能。
- 付属するレンズフードのロック機構を改良し、大口径でも片手でフードの着脱が可能。
- ピント位置を登録、設定したボタンを押すことで、登録したピント位置に瞬時に合わせることが可能な「メモリーリコール」機能を搭載。
- フォーカスブリージングの低減や、露出の安定化など動画撮影に配慮した設計。
Z 800mm f/6.3 VR Sが正式に発表されましたが、噂とは異なり名称に「PF」は入っていないようですね。このレンズはPFレンズを採用することで全長38.5cm、重さ2385gの小型軽量を実現しており、このサイズなら手持ちで振り回せそうです。
AFモーターはZ400mm f/2.8でSSVCM(リニアモーター)が採用されたので、今後は超望遠はSSVCMで行くのかと思っていましたが、このレンズはステッピングモーターのようですね。
価格は北米(B&H)の店頭価格では6496.95ドルで噂の6000ドルより若干高い価格ですが、ほぼ噂通りとなっています。国内の店頭価格はこの記事を作成している時点ではまだ出ていないようです。
みぞれ
STM採用は拒絶反応出る人居そうですね。
採用する以上af速いとは思いますが。
つぐみん
国内価格は思ったより高いなーと思ってしまったけど、1ドル123円だからこんなものでしょうか。
vn
ん~・・・ステッピングモーター採用は微妙ですね・・・
ハイブリッドAFとの相性が良いのでしょうか?
高価なだけにZ9でのAF性能がどう評価されるのか興味深いです。
元きゃのんユーザー
こりゃ安いですね!
予約殺到しそうです。
現在ソニーユーザーですが、Z9とこのレンズだけでも欲しくなる。
ダブルマウント体制は、何かと不便なので、踏みとどまれそうですけど、写り次第ではやっぱ買っちゃうかな。
わさびみそ
ステッピングモーターは出始めの頃トルクが細く高級レンズに採用されなかったので今でもあまり良くないイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、それを言うなら超音波モーターも出始めの頃は耐久性に難ありだった訳でして。
フルサイズFマウント70-300などで実績を積み、今のニコンZレンズのステッピングモーターはトルクが劇的に改善され、超音波モーターの上位互換のような存在になっています。
小型のため複数積んでマルチフォーカス化しやすいメリットもありますね。
70-200等でも十二分に高速なAFを実現していますし、この800も相当期待できると思います。
とは言えヨンニッパがVCMという新機軸を引っ提げて出てきたのに…という声はあるかもしれません。
ところでこのレンズの通称はハチゴローならぬハチロクサンで良いのでしょうか??
けにー
一部界隈で、STMというだけでやたらと拒絶する風潮があるようですが、
動画も意識した設計ということで、静かなAFが望ましいのでしょうね。
Nikonで最速かつ静かとなると、先日の400/2.8のSSVCMなのでしょうけど、
このレンズは、価格を抑えるというのもコンセプトでしょうから、
STMが選択されているのかなと思います。
もちろんAFが速いに越したことはないですが、使う人にもよるでしょうが、
飛行機や鳥を撮る上で、STMなので致命的に撮れないということは無い認識です。
シュワシュワ
約半分までダイエットはすごいですね
超望遠屋さんたちはありがたいだろうなー
PFフレア抑制がどこまで出来てるかで評価が決まりそうですね
あといつもニコンのプレスリリースは製品ページに直リンク張ってなくて不便なんで改めて欲しいなー
ぶらりん
800mm f6.3でわざわざSTM採用しているのは、もちろん原価を下げるためでしょうが、f5.6大口径上級版が出る予告と見ましたが?
RFで出ているのでf5.6をやらないわけにもいかないでしょう。
用途が限られる超望遠レンズとはいえ、100万未満のレンズと200万超のレンズ。使う場面を持っている人にとっては、ニーズの程度と耐えられるコストの2つで簡単に棲み分けできますでしょうし。
ナインナイン
STM採用というのは開発時期の問題ですかね。速さ、正確さ、静かさで言えばリニアに越したことはないので。もしくは、フォーカス用のレンズ群が重くてSTMでないと動かせなかったか。。。
値段が値段だけにフォーカススピードの程度がわかるまでは様子見したいと思います。
ないこんきやのん
YouTubeにレビュー動画が上がっているので、そちらでフォーカススピードは確認できますね。
あの大きさのフードで先端にゴムもついているのに、ネジで止めるタイプではないことが意外でした。
光軸
ほぼ、事前の噂近辺でしたね。実売価格は一応確認しますが、2.4kg弱ですし、写りは信用してますので、ポチる予定です。
高速動体も時々やりますけど、STMを気にしたことはないです。ニコンのプロ向けです。問題ありません。
omotani Toshimitsu
ニコ
Nikonのホームページではボイスコイルモーター(vcm)になってますが…
管理人
確認しましたが、Z800mm f/6.3の製品ページにも「STM(ステッピングモーター)の採用」と記述されています。VCMはスペックシートによるとVR用のようです。
Omotani Toshimitsu
ニコ
失礼致しました
写鳥
最近他社からニコンに代えましたが、ニコンさんは鳥屋に刺さるカメラやレンズを
矢継ぎ早に出して来ますね。 移籍してホントに良かったです。
しかし、初日数分でポチった400がまだ届かないうちに、また争奪戦の開幕ですよ。
もちろん参戦しますが、この状況は何とかならないものでしょうか?
今秋の猛禽は既に諦めてますが、来シーズンには間に合うのでしょうかね(笑)
ロコ
ギリ100万切ってきましたね。スペックから見たらかなりお買い得ではないでしょうか。
しかしこのレンズを活かせる機種が現状Z9くらいしかないとなると併せて揃えると自動車が余裕で買えますね。従来のFマウントのPFレンズはゴーヨンやサンニッパの廉価版のような立ち位置でしたけど、このレンズはプロ向けになるんですかね。ということは当面はZハチゴロは見送られるんですかね。ロードマップにあるZのロクヨンがどのようなスペックになるのか今から気になってきました。
Kentie
性能に関しては何ら問題はないのでしょうが,やはり供給体制ですね…
ラインナップに「こんなレンズもあるよ!」というメッセージは重要ですが,
いつ入手できるのかわからないのでは,特にプロの方々は厳しいですよね…
ZはZ6Ⅱと24-200 f4-6.3VR他しか持っていないFマウントユーザーですが,
Zのカメラボディやレンズの安定した供給の実現を切に望みます!
chawan
STMは意外でしたが高トルクのSTMをニコンは開発してますし、そもそもこのレンズのフォーカスレンズ群はコンパクトなのでおそらく問題ないんでしょうね。
しかし、最近のニコンは絶妙なプライスで攻めてくるなあ。
三多摩
本製品は受注販売となります。日本での受注販売受付は、4月8日10時より開始します。納期は受注状況により、変動します。
これは何を言っているのかわかりかねます。
「受注生産」ではなく「受注販売」は何が違うの?
ノラ
これ、AF-Sの500/4や600/4を中古で考える層も取り込めそうですね。
私はまだまだZの機材が揃っていないので後回しにはなりますが、いずれは欲しいです。
kooth
三多摩さん
>「受注生産」ではなく「受注販売」は何が違うの?
受注生産は、在庫は用意しない。受注の都度製造して、ユーザや店舗に発送。
受注販売は、在庫は用意する。受注の都度、ユーザや店舗に発送。
在庫量にもよりますが、
受注生産品よりも待たされずに入手できる程度の意味かと。
D800E、G9Pro
私の読みは「ぶらりん」さんと少し違って、フィルム時代に比して段違いに高感度が使える
現在、たった3分の1段のために800mmをもう一本出す効率の悪いことはしないと思います。
会社の体力的にも。
出すなら同一コンセプト(手を出しやすい価格・重量)の1000mmか1200mm、あるいは逆に
もっと短い400~600mm(でちょっとだけ暗いけど大幅に軽くて安いシリーズ)と予想します。
DryIce
「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」はf値が少し暗い感じがしますがEVFのミラーレスでは明るく見えやすいのでしょうね。
期待のロクヨンは「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」こんな感じの製品がデビューしないかな。