DPReviewTVに、先日発表されたニコンの超望遠レンズ「Z 800mm f/6.3 VR S」の初期レビュー動画が掲載されています。
DPReview TV: Nikkor Z 800mm F6.3 VR S First Impressions
- このレンズは初期プリプロダクジョンモデルなので光学性能について評価することはできないが、話したいことが沢山ある。
- このレンズは2.385kgで重さを感じずに1日中使うことができる。全長は385mmと非常にコンパクトだ。これまで800mmで唯一の選択肢だったAF-S 800mm f/5.6E FL+FTZは、2倍の重量で16%長い。
- フードは面白い(スライドスイッチの)ロック機構を採用しており、片手で着脱できる。
- フォーカスリングとコントロールリングは異なるテクスチャーを採用しており手触りで区別できる。
- 三脚座は極めて滑らかに回転するが、90度ごとのクリップストップは無い。私はクリップストップがある方が好みだが、そうではない人もいる。三脚座のダイヤルには興味深いことにケンジントンセキュリティロック用のスロットがある。
- 鏡筒にはカスタマイズ可能なファンクションボタン、AF/MF切り替えスイッチ、フォーカス範囲を10mから無限遠に制限するフォーカスリミッター、46mmのドロップインフィルターがあり、また側面にもメモリーセットボタンがあり、プロ用の望遠レンズの機能は全て搭載されている。
- 最短撮影距離はFマウント用のAF-S 800mm f/5.6E FLは5.9mだったが、このレンズは5メートルで、木の枝にとまっている小鳥を撮影する際にとても役に立った。
- AFは素晴らしく滑らかな動きで、なぜAFモーターがZ 400mm f/2.8のVCMではなくSTMなのかと言う人もいるかもしれないが、このレンズのAFのパフォーマンスには非常に満足している。
- このレンズは本当にコンパクトで、撮影は楽しい体験だった。軽量コンパクトなので一脚も使っておらず、持ち歩くのも容易だった。しかし、このレンズで最もエキサイティングなのは正直言って6499ドルの価格で、これはAF-S800mm f/5.6E + FTZ2の価格16549ドルの半額以下と驚くほど安い。
Z 800mm f/6.3は、発表後にレビューやサンプル画像があまり出てこないと思っていましたが、まだレンズが初期プリプロダクションモデルのために画質の評価が許可されていないようですね。このため、ここではハンドリングやAF中心の評価となっていますが、レビュアーの第一印象はとてもよかったようです。
AFはSTMが採用されたことで速度を心配する声もあったようですが、動画を見る限りでは十分なフォーカス速度で、問題はなさそうですね。価格は、Fマウントの800mm f/5.6Eとは比較にならないほど安価で、Z 800mm f/6.3は小型軽量と相まって非常に訴求力の高いレンズに仕上がっているという印象です。
ニコ爺9号機
難しいところですね。vcmで重くなるより、stmで2キロ台のほうが個人的には使いやすいですが、どちらを優先するかですね。。。
qwe
他社ユーザーが、このレンズのためにZ9などの本体も買うということもあるかもしれないですね。戦略的な値付けではないでしょうか。
Nikonおじさん
ハチゴロー持ってる者として、このレンズは手持ち用レンズとしてとても魅力的です。
正直Canonの1200mmのレンズには心揺さぶられマウント替えしようと思いましたが、多分Nikonハチゴローに専用テレコン付けた方が良いと思いNikonのままでいこうと思ってます。
ハチロクサン?を買っても現状NikonのミラーレスカメラではZ9しか役に立たないので、ハチゴローを持ってる人は必要ないですが、556からハチロクサンは良いと思います。
Z9を持っていればですが
たんたお
ゴーゴロの最短撮影距離3mに慣れた人だと、
ハチロクサンの5mというのが扱い難く感じるかも。
広いフィールドで使う分には良いですが、
公園で小鳥系を狙うには2m寄れない事がジワリと効いてきそうです。
悩ましい。。。
chawan
500mmPFで唯一の不満だったのがフードの脱着なんですがこれは簡単そうでいいですね。
しかし、円安なのに海外だと80万円ぐらいなんですね。