ニコンが「Z 9」に「プリキャプチャ」や「8K60p RAW内部記録」等を追加する新ファームウェアVer.2.00を公開

ニコンが「Z 9」と「Z 7II」「Z 6II」の新しいファームウェアを公開しています。

「ニコン Z 9」のファームウェアVer.2.00を公開

  • 株式会社ニコンは、「ニコンZ 9」のファームウェアVer.2.00、および、「ニコンZ 7II」と「ニコンZ 6II」のファームウェアVer.1.40を4月20日に公開する。

  • 「Z 9」用ファームウェアVer.2.00では、2021年10月28日の「Z 9」のプレスリリースで予告をしていたオーバー8KのRAW動画内部記録に対応する。
  • 静止画機能ではシャッターボタンを半押ししてから全押しした際に、全押ししてから最大1秒間遡って記録する「プリキャプチャ」をフルサイズミラーレスカメラにおいて初めて搭載。
  • 豊富なAFエリアパターンに対応した「カスタムワイドエリアAF」を新たに搭載。
  • 「ファインダー優先」などの一部機能は、ニコンのデジタル一眼レフカメラと同様の操作性を実現し、一眼レフカメラから移行されたユーザーにも違和感ない操作が可能となった。

  • 「Z 7II」および「Z 6II」用のファームウェアVer.1.40においては、静止画でのオートエリアAF時の背景抜けが抑えられ、AF開始時に手前の被写体に、ピントがより合いやすくなった。また、「リモコンML-L7」に対応し、リモート撮影が可能となった。

nikon_Z9_wZ24-70f28_of_202204_001.jpgZ9発表時の予告通り、8K60pのRAW動画に対応するアップデートが来ましたね。その他にもさまざまな動画機能が追加され、動画機としてかなり大きく進化しているようです。また、今回追加されたプロキャプチャでスチルの訴求力もかなりアップしそうですね。加えて、AFのアルゴリズムの見直しもうたわれているので、全体的なAF性能の改善も期待できそうです。

Z7IIとZ6IIは、ニコン機のAFの懸案事項だった背景抜けが抑えられているということなので、とても有用な改善になりそうですね。