CIPAが、2022年3月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2022年3月のデジカメの出荷台数は前年同月比で66.2%(金額ベースで77.0%)で、低調だった先月の73.4%(金額ベースで90.6%)よりも更に低い数字になっています。現在はコロナの制限は緩和されつつありますが、カメラ関連製品の供給不足や値上げなど悪い条件が重なっているのが厳しいところですね。
カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で50.1%(金額ベースで62.7%)、レンズ交換式は前年同月比で74.7%(金額ベースで79.4%)で、これまで金額ベースでは前年以上か前年並みだったレンズ交換式も3月は前年を大きく割り込んでいます。
地域別のデジカメの出荷台数は、前年同月比で米州(73.7%)、欧州(56.5%)、中国(67.1%)、日本(71.4%)、日本中国以外のアジア(68.2%)と、中国が2月の96.9%から大きく落ち込んでいるのが目に付くところです。
2022年3月の一眼レフの出荷台数は約18万826台、ミラーレスは約22万4970台で、台数ベースでは一眼レフは現在でも結構売れていますね。ただ、金額ベースではミラーレスが一眼レフの約3.6倍で、一眼レフの販売は低価格な機種中心になっているようです。
どりゃー
海外向け出荷が滞っているようですね、特に北米向けのミラーレスの台数減が顕著です。
部品調達の遅れだけでなく、海運や税関の停滞やコンテナ運賃高騰にも見舞われているようです。
円安が進行したので、今後CIPA統計の海外売上高は日本円ベースでは持ち直すかと思います。
一体型の退潮は止まらないですね、
ほぼ新機種の投入が無くなってしまったし
映像記録デバイスとして終焉してしまいそう。