DPReviewに、ソニーα7 IVのファームウェアv1.01に関するレポートが掲載されています。
・Sony a7 IV: firmware v1.01 doesn't change our conclusions
- α7 IVのファームウェアv1.01で我々の結論は変わらない:
ソニーa7 IVのファームウェアv1.01には、「瞳AF機能の精度を向上させる」という項目が含まれていた。これは、α7 IVのレビューの評価を下げた問題の1つだったので、我々は、瞳AFでわずかに前ピンになる傾向が解決されたかどうかを確認するために再度テストを行った。
実際に複数の被写体、複数のレンズでテストしたところ、瞳AFは瞳ではなく、まつ毛にピントが合うことが判明した。これは絞り開放で撮影した場合に起こりやすい現象で、マニュアルフォーカスの方が良好な結果が得られることが分かった。
これらのテスト結果については既にレビューに反映させたが、α7 IVの採点を修正するほどの改善は見られない。
いくつかのレビューサイトで指摘されていたα7 IVの瞳AFのAF精度の問題ですが、DPReviewの検証では新ファームでも改善されていないという結論で、人物をよく撮る人にはこの結果は気になるところかもしれませんね。次のアップデートでの改善に期待したいところです。
デジタル世代
α7Ⅳはこれの他にも色々問題多いですね
カメラ本体というより主に後処理関係ですが…
・α7ⅣのheifだけWindowsで非対応のため他社のソフトウェアで開けない
・純正の現像ソフトであるImaging edgeも heifはトーンカーブくらいしかいじれないため実質編集できない
・Imaging edgeでrawを開いてもクリエイティブルックのカメラ内設定値を反映できていないため全然撮影時と違う状態で表示される
うーん、なんかこのafの問題といい、ちゃんと検証やデバッグしてれば気付きそうな問題ばかりで見切り発車で発売に踏み切った感じが強いです
しっかり煮詰めてほしいですね
如月
以前からプロにソニーの瞳AF機能はまつ毛にピントがきていると指摘されていました。
「瞳AF機能の精度を向上させる」アップデート後でもやはり瞳AFは瞳ではなく、まつ毛にピントが合うという検証結果は本当に残念です。以前からのプロの指摘が正しかったということですから、真摯に受け止めて改善してほしいですね。
Mawar
まつ毛にピントで正解では?
すがこ
被写体の顔の傾きなどによって変わってくるとは思いますが、ポートレートではまつ毛にピントを合わせるのが正解という意見も昔から散見されます。元々ソニー機はそういった調整がなされているのでしょうかね?
克幸
瞳AF使いたい時はまつ毛をパキパキにしたい時なので、そのままでいてほしい
鈴
クリエイティブルックはボディ内現像としての機能と捉えているのでJPEGのみにかかっているで正解だと思います
RAWはあくまで映像素子から出力された未加工データなのでクリエイティブルックの設定を反映させるのは違うと思います
ImagingEdgeを使っていないのでわかりませんがソフト側でカメラ側で設定したクリエイティブルックプリセットを持ってこれるようになっていれば解決しそうですね
自分もクリエイティブルック使いますがRAW現像を追い込まないものやそのままスマホに送ってシェアするJPEGのために使っています
R32
まつ毛にピンはフィルムカメラ時代の話では?
今のカメラは解像度高いからまつ毛にピンだと瞳がボケてしまいます。
ponpoko
最新版のimageing edgeでRAWを開くとちゃんとクリエイティブルックの設定が撮影時のものになってますね。
スナップ派
コロナ禍で物資が入りにくい状態だったので昨年末に7Ⅳを急いで購入。最初の被写体は我が家の愛猫レオ氏。ファインダーでは彼の瞳にバッチリピントが合ったと思ったのだが合ったのは瞳ではなく彼の瞳の周りの毛。あれれと思ったのだが7Ⅳに失望を感じたのがこの時。それまで使用していた7RⅢではちゃんと合ってたのに。その後アップデートしても目立った改善はなし。
これらの結果は単焦点やズームで開放かそれに近いF値で、かつ近接撮影した場合がほとんど。納得のいくピンの写真がなかなか撮れないので最近は7Ⅳで撮影していない。AF性能の向上を期待して購入したんだからなんとかして欲しい。
デジタル世代
鈴さん
クリエイティブルックは今までのピクチャースタイルに設定項目が増えただけなのでImaging Edgeでそのrawを開くとクリエイティブルック適用raw用の設定項目に切り替わります。STやNTといったプリセットも用意されていますね。
ただクリエイティブルックで撮影したα7ⅣのrawをImaging Edgeで開いたときに撮影時設定が一部正しく引き継がれていないため撮って出しとかけ離れた状態になっていました。
ponpokoさん
情報ありがとうございます!早速アップデートしたところクリエイティブルックの撮影時設定が引き継がれて反映されるようになってました!
これで撮って出しjpegとrawを比較しましたが確かに近くはなったもののやはりカメラ内エンジンとPCでは処理結果に違いがありますね(そこは公式でも言っているので仕方ないですが)
ただなんか撮って出しjpegのほうはコントラストと彩度が異様に低いような気が…
Imaging Edgeで撮影時設定が適用されたrawのほうが彩度もコントラストもカメラの背面モニターでみたイメージに近いですね
いがぐり
「瞳ではなくまつ毛にピントが来る方が良い」という意見は、それはそれで妥当というか好みの問題でそういう設計思想もありだと思います。
ただ、「瞳AF(Eye AF)」と言っている以上は瞳にAFが来ないと欠陥でしょうね。
まつ毛にAFするなら「まつ毛AF」と言わないと。
虹彩が黒っぽい日本人だともともと瞳のコントラストが低いのでピンボケでも目立ちにくいのですが、虹彩が明るい人の多い欧州などではピンボケが目立つので切実な問題でしょう。
小沼郎
前バージョンの頃から手元のα7ivでは手前にピンが合いがちだとは特に感じていないのですが、こういう声を聞くと疑心暗鬼でAF任せにできず、毎回その場で確認しています。
カメラを道具として使っていますので、単に精度を改善、ではなく、公式にどこがどうだったのでどういう風に改善した、などと言ってもらえるとケアしやすくて助かるのですけどね……
Canon boy
この話を初めて知って、昨日たまたまα7IVを持っている方のを触らせていただく機会があったので、試してみたら見事にまつ毛に合焦した。
それはまだファームアップしてない機種だと思いますが、アップしても改善していないということで、
「こういうことが起きているのか」っと思ったが、その方は動物しか撮らないので気にならなかったのかなーと思ったが、
ふと、以前「100-400GMがあんまり良くない」と言われて私のα7RIIIで試させてもらったら、見事な解像感だったので
「さすがGM」と返しておきましたが、もしかしたら、α7IV+100-400GMの組み合わせで動物を撮ったときには起きていた「ピンずれ」があったのかもしれないと思い返した。
とりあえず、私の購入候補にα7IVはないので、α7RVが出るときには、改善しておいてほしいです。
なんなら、偶然生まれたアルゴリズムなら瞳AFとまつ毛AF別々に設定できたらそれはそれでありかもしれないですね。
eggplant
α7IIIからα7IVに乗り換え後に、この問題に遭遇しました。
本体の初期不良を疑ってソニーの修理センターに持ち込んでチェックしてもらいましたが、診断結果は異常なし。
この問題が話題になっているのを知らなかったのと、自分が素人なのでそれ以上の強弁ができず、モヤモヤしたままでした。
その後に新ファームウェアが出た時に問題になっていたことを知り驚きました。
新ファームウェアは適用しましたが、劇的に改善したという体感は今のところありません。
私のような素人でも違和感を覚えるぐらいなので、プロの方はさぞお困りなんだと思います。
α7IVを長く使っていきたいと思っているので、さらなる改善に期待します。
terasya
まつ毛に合うのなら今はそういうアルゴリズムなんでしょうね。
使っている分には特に問題点を感じないのですが、
実際どういう方向性の瞳AFなのか
なんらかのアナウンスはほしいですね。
BenBen
実は私もポートレート撮っているのでこの「瞳AF」のポンコツ状態は、初期の出荷設定時での「瞳AF」は全体的に「目」全体にかろうじてピントが来て、拡大する気にもなれないほどダメダメなものでした。その後のアップデート後は確かに多くの場合で「まつげにピント」がきてる事が多いのですが、「縮小された画像での最初の印象はパリッと解像している感じで悪くない」と感じたのですが、瞳の部分を拡大して見るとモデルさんの「カラーコンタクトは全くピンボケ状態です。」35mmGMレンズで開放~1.8Fまではあまり改善は無く、先代モデルのα7Ⅲの方が枯れた機種ですがまだマシのような気がします。