「EOS R10」と「EOS R7」を使って見て感じた一番の違いはEVFの倍率

CAPA CAMERA WEBに、キヤノン「EOS R10」の「EOS R7」との比較レビューが掲載されています。

話題のキヤノン「EOS R10」実写レビュー! 撮ってわかった「EOS R7」との違い

  • 「EOS R10」は、このクラスでは最強のAF・連写性能を備えつつも、小型軽量とお手頃価格を重視したモデルで、従来のEOS Kissクラスよりは高めだが、既存のEF-SやEF-Mレンズのユーザーが、RFマウントに乗り換えてもいいかな、と思える価格だ。
  • 実際に「EOS R10」を使ってみて感じた「EOS R7」との一番の違いは、EVFの倍率。「EOS R7」を使った後に「EOS R10」を使うとファインダー画面が小さく、撮影画面の細かい部分までじっくり確認しながら撮影するというよりも、被写体を画面内に捉える照準器的な感覚だ。

  • 操作性の面では、ISOボタンや削除ボタンがなく、これらの機能は背面の十字ボタンに割り当てられている。「EOS R7」では、十字ボタンにFvモード関連の操作が割り当てられているので、Fvモードを多用する人には「EOS R10」だと少し不便に感じるかも。
  • サブ電子ダイヤルは撮影者から見て右肩にあり、「EOS R」や「EOS R5」「EOS R6」と同じ位置なので、他機種と混在使用する場合、「EOS R7」よりも混乱しにくかった。
  • バッテリーは「LP-E17」で、LP-E6系に比べると容量が少ないため、撮影できる枚数はちょっと少なめなので、予備バッテリーは必須だろう。

  • メカシャッター連写は15コマ/秒で、AF性能も含め「EOS R7」と同等だが、バッファメモリは少ないようで、L Fine + cRAWで撮影しても2秒も経たずに連写が詰まってしまう。連写スピードが23コマ/秒と速い電子シャッター連写なら、さらに連写時間は短くなる。「EOS R10」の場合、思う存分連写するなら、RAW記録は諦め、JPEG連写で使った方が快適だ。
  • 画質については、3250万画素と2420万画素の違いはあるとはいえ、高感度でもキレのある描写で、ISO25600で撮影した夜のヒコーキ写真を見ると、スペック上の最高感度は「EOS R7」と同じだが、「EOS R10」のほうが少しだけシャドーの階調に余裕がある印象を受けた。

 

R10はR7とファインダーの倍率がかなり違うようですが、Kiss Mと同程度のようなので実用的には問題なさそうですね。バッファーもR7とは差別化されているようですが、長秒の連写はJPEGでと割り切って使えば結構使えそうです。

R10の高感度性能ではR7を若干しのいでいるようで、また、ボディはR7よりも大幅に小型軽量で、操作系も他のRFマウント機に近くサブカメラにしやすいなど、R7よりも優れた点も多々ありますね。