SonyAlphaRumorsに、ソニーのセンサーの新技術に関する噂が掲載されています。
・Sony working on new "high saturation sensor technology"?
- 新規のソースから以下のような珍しい噂を聞いた。
「ソニーはモバイルフォンからカメラまでの全てのプラットフォームに恩恵をもたらす可能性のあるいくつかの高サーチュレーションセンサーテクノロジー(高飽和容量)に取り組んでいる。飽和容量はもはや問題ではないが、読み出し速度の代償があるかもしれない。CMOSセンサーの高速化は必然だ」
私はこれがどういう意味なのか全く分からないが、これを読んだ信頼できる情報筋が詳細を教えてくれないだろうか?
信憑性の高い噂ではないようなので、現時点では話半分程度に聞いておいた方がよさそうですが、ソニーが飽和容量の大きいセンサーの技術開発に取り組んでいるという噂が事実だとすると、今後センサーのダイナミックレンジが大きく拡大されることになる可能性があるかもしれませんね。
最近のセンサーは読み出し速度の面では大きく進化していますが、各所のベンチを見る限りでは画質面では停滞気味なので、この技術で画質面での飛躍があればいいですね。
tamo
飽和容量が大きくなるとダイナミックレンジが拡大するだろうというのはわかりますが、逆に読み出し時間が増加するのではないでしょうか、読み出し時間を短くするには加える電圧を上げるなどするか、そうなると、いろいろ難しそうですね
麦酒男爵
いつぞや、ピクセル毎の飽和までの時間を記録するというアイデアが、ここのコメント欄で語られていましたが、その実現だったら面白い。
4423
以前話題になった「スマホの画質は2024年に一眼カメラ超える」とソニーの発言で根拠とされた技術と同様の物のようにみえます。
この情報自体の信憑度不明との事ですが、この方向に進んでいくのは間違いなさそうなので、今後各サイズセンサでどのようの画質向上があるのか、期待したいです。
binnhood
「サーチュレーション」saturation は「彩度」ではないのですか。彩度が高すぎて色飽和を起こすと画像はディテイルを失います。
ほ゜ち
半年前に発表された2層トランジスタの話とは別ですかね
いくつかのってが新しい話かな
ここ数年のCMOSセンサーは読み出し速度しか進化してないので、こういった新しい芳香の技術楽しみです
やきうどん
ソニーでは二層積層画素を開発していますが、これにより電荷転送用Tr以降が別ウェハとなるため、アンプTrなどを読み出し速度面でも最適化できるようになるのかもしれませんね。
飽和拡大と読み出し速度の両立ができるのであれば、かなり有望な技術に思えます
https://www.sony-semicon.co.jp/news/2021/2021121601.html
タスク
読み出し速度度外視のカメラがあっても良いかと
メカシャッター使えばいいので、よく言われている静止画特化カメラとして動画兼用カメラに明確な差が付けられれば欲しい人も多いと思う
でぶねこ
ダイナミックレンジは低感度領域では既に必要充分ですが、ISOが5万、10万となるとまだまだ改良が必要です。その為の基盤技術では無いでしょうか?
SL
高感度性能向上やダイナミックレンジの向上につながる技術なら嬉しい。
これによりスマホが一眼超える宣言が実現するかも?
スマホが、現状の一眼レフを超えるとして、将来の一眼レフ等の大型センサー機種の性能にも夢がありそう。
ほ゜ち
タスクさん、同意です
連写と動画を捨てれば高感度と広ダイナミックレンジ実現できるなら、それを一つ作って欲しいです
いがぐり
どのような方向性なのかはわかりませんが、センサーの地力が上がる方向の変化のようなので、あらゆるカメラに恩恵がありそうですね。
スマホだと今は自動で複数露出で撮影しHDR合成するのが常套手段ですが、広ダイナミックレンジ化できれば撮影枚数=読み出し回数を削減できるので、高速化にもなりますね。
星撮り
星撮りに非常に有効な技術の予感
長時間露光で微光を蓄積してワンショットで撮るようなフィルム時代のような撮り方ができるようになるかも!?
IMX-455ユーザー
ダイナミックレンジ拡大はすでにソニーのセンサーに搭載されています。
IMX-455などですね。
天体写真用としてCCDを駆逐してしまいました。
フルサイズで実行14ビットを実現していますし、
実際実効11ビットの一眼レフ用センサーと比べると、
実際にもまるっきり違います。
(天体写真の場合)
しかし、
データ転送に必要なキャパシティの負荷が半端ではなく、
秒3フレーム程度の転送速度です。
それがこのセンサーが一眼レフに搭載されていない理由だろうと思います。
技術的にどうやって実現したかは、各所のブレテンに公開されているので、
興味ある人は覗くと分かると思います。
基本は、バックサイドセンサーだということと、
積層アンプで、何段にも渡り非破壊NRを経由させ、
綺麗なデータを抽出しているセンサーです。
実効16ビットくらいのダイナミックレンジがあると、
ライカサイズで、昔の4×5の銀塩写真のように、
ハイライトが潰れずシャドウがちゃんと再現できる写真が、撮れるようになります。
薄暗い部屋の外に明るい庭園が見えるようなシーンですね。
性能は大いに期待できますが、
価格はおそらく100万円近くなるだろうと思います。
現行IMX-455でも、市販の天体用機械シャッター無しカメラで50万円していますから、
シャッターやAFなどの装備を加えたものはそれくらいになるだろうと予想します。