DigitalCameraWorldに、ニコンのPFレンズを採用したコンパクトな超望遠単焦点レンズ「Z 800mm f/6.3 VR S」のレビューが掲載されています。
・Nikon Z 800mm f/6.3 VR S review
- Z 800mm f/6.3 VR SはPFレンズが採用されていることもあって2385gと軽量で、ボディビルダーのように鍛えていなくても手持ち撮影が可能だ。
- 鏡筒の造りとハンドリングはプログレードで、フォーカスリングは滑らかで正確に動き、コントロール機能も豊富に用意されている。
- 実写テスト:Z 800mm f/6.3はAF-S800mm F5.6Eの半分の重さなので手持ち撮影も比較的楽だ。VRシステムが威力を発揮しており、手ブレのない撮影を可能にしている。極めて速いAFは、動きの速い被写体にもよく追従し、優れた的中率だ。
- 実写テスト:画質はZ 400mm f/2.8 TC VR Sほどではないが、絞り開放でも画面全域で極めてシャープで、Z7 / Z7IIやZ9の解像度に対応するのに十分過ぎるほどの解像力だ。軸上色収差と倍率色収差は完全に無視することができ、歪曲は最小限の糸巻き型だ。逆光耐性も優れている。全体的な性能は見事で、一発勝負のアクションやスポーツ写真で、本当に信頼できるレンズだ。
- ラボテスト(解像力):このレンズは開放で最高の解像力が得られる。F6.3とF8では画面中央の解像力は驚くほど高く、一番隅の部分まで素晴らしい解像力が維持されている。F11に絞ると解像力は若干低下するが、それでもまだ非常に印象的な解像力だ。
- ラボテスト(色収差):軸上色収差も倍率色収差も、どの絞り値でも画面全域で自動補正を使わなくても全く気にならないレベルだ。
- ラボテスト(歪曲):歪曲はごくわずかな糸巻き型で、通常は気にならないだろう。
- 結論:このレンズはf/6.3の開放F値とPFレンズを採用して小型化を実現しており、高い効果のVRと相まって、手持ちでも安定して高画質が得られる。決定的な瞬間を逃すことのできないスポーツや野生動物の撮影で本当に頼りになるレンズだ。
- 良い点:極めて速いAF、プログレードの造りとハンドリング、素晴らしい画質。
- 悪い点:控えめなf/6.3の明るさ、必然的に大きい、価格が高い(しかしコストパフォーマンスは抜群)。
Z 800mm f/6.3は、800mmのレンズとしては軽量コンパクトで手持ちで余裕で振り回せるサイズにもかかわらず画質は非常に優れていて、AFも極めて速く的中率が高いとうことなので、人気レンズになるのも分かりますね。価格がこのクラスのレンズとしては抑えられているのもポイントが高いですね。
Oort
このレンズとヨンニッパはZの魅力をかなりアップしていますね。
うーたん
気になっていた逆光耐性は大きなフードで大幅に改善されたということなのでしょうか。だとしたら本当に弱点のほとんどないレンズですね。価格もこの長さのレンズでこの性能だと他には見当たりませんしコスパはかなり良いと思います。
Z9の予約に出遅れてしまい手に入れられず、他社にシステムを完全移行してしまった後なので少し後悔しちゃうようなレビューですね。
VrMr
知人に借りてZ7Ⅱで試し撮りさせたもらいました。
記事の印象には同意です。
初日はクマタカの飛翔を狙いましたが、ハンドリングが素晴らしく短時間の出現ででしたが初回チャレンジとしては歩留まりは結構良かったです。
初心者にとってやはり重心がマウント部寄りでしかも軽いと言う点はメリット大ですね。(と言っても556はもっと軽い!)
これがZ9で試せばどうなったであろうかと益々興味は沸きます。
シド
Z9と800mmで初めてハヤブサの狩りを撮影してみました。野鳥素人でもかなりの歩留まりでしたので、慣れている方が使えば素晴らしい歩留まりかと思います。
Z100-400もかなり描写が良いですが、さすが単焦点レンズ、画質に文句はありません。
AFはステッピングモーターだから遅いと言う噂も聞きましたが、私にはかなり速いように感じました。
KenKen
キャノン R3ユーザーです。
この評価の良さを考えると
Z9+このレンズ ≒ ロクヨン ゆらぎますね。。。
インディゴ
現在は600mmFLにTC-14EⅢを着けてZ9で撮影をしていますがZ800mmに興味が出てきたので大変参考になりました。絞り解放での撮影に安心して臨めるのはとても魅力がありますね。余裕ができたら買いたくなりました。