シグマのフルサイズFoveonは今年中にプロトタイプが完成予定

シグマの山木社長が、動画インタビューでフルサイズFoveonの進捗状況についてコメントしています。

Full-frame Foveon X3 sensor 'should be' ready 'sometime this year'(DPR)

  • YouTubeで公開された動画インタビューで、シグマの山木CEOが、同社が今年中にフルサイズFoveonセンサーを(少なくともプロトタイプの形で)デビューさせる予定であることを明らかにしている。
  • このインタビュー動画の興味深い点は8分過ぎの部分で、Foveonセンサーについて尋ねられた山木氏が「今年中にX3センサーのプロトタイプを造る予定だ」と回答している。更に「Foveon X3センサーはあまり汎用性の高いセンサーではない」とその低照度時の性能について指摘し「十分な光量があれば非常に美しく印象的な写真を撮ることができると」と述べている。
  • シグマが年末までにFoveonセンサーのみを開発するのか、それとも完全に機能するカメラを開発するのかは分からないが、これまで以上に期待できそうだ。

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久しぶりのフルサイズFoveonセンサーの続報ですね。フルサイズFoveonは開発が途中で仕切り直しになり、どうなることかと思っていましたが、今回の山木社長のコメントを聞く限りでは、開発は順調に進んでいるようで、上手くいけば来年あたりに製品化を期待してもよさそうですね。

また、新型センサーの高感度性能があまり良くないことについて言及していますが、Foveonにベイヤーのような高感度性能を期待する人はあまりいないと思うので、低感度の画質さえ良ければ、これは大部分の人は納得してくれるような気がします。