Xiaomiの新型スマートフォンにソニーの新しい1型センサー「IMX989」が採用

DPReviewに、Xiaomiのスマートフォンにソニーの新しい1型センサー「IMX989」が採用されるという情報が掲載されています。

Xiaomi teases 12S Ultra smartphone with brand-new 1"-type Sony IMX989 image sensor

  • XiaomiはLeicaとのパートナーシップを締結し、Xiaomi 12S Ultraを発表した。「Weibo」の公式アカウントによると、12S Ultraにはソニーのイメージセンサー「IMX989」が採用されるということだ。このセンサーは1インチで、サイズは13.2 x 8.8mm、フルサイズに対するクロップ倍率は2.72倍となる。

    以前にソニーはXperia Pro-Iに1インチのセンサーを採用していた。Xperia Pro-Iでは1インチセンサーの全域が使われているわけではなかった(クロップして使用していた)が、Xiaomiは12S Ultraスマートフォンでセンサー全体を使用すると報じられている。

    また、Android Authorityは、IMX989はソニーとXiaomiが共同開発しており、Xiaomiが開発費の半分を負担したと報じている。開発費の総額は約1500万ドルと言われている。

    Xperia Pro-I以外でも、Aquos R6、Leica Leitz Phone 1、パナソニックCM1など、これまでに1インチセンサーを採用したスマートフォンはあり、いずれも2020万画素だった。

    ソニーIMX989の解像度についてはまだ分からないが、Xiaomiはこのセンサーのおかげで、低照度性能の改善、フォーカシングの高速化、ダイナミックレンジが改善されることを約束している。

    また、この新型センサーは、iPhone 13 Pro Maxの1200万画素カメラよりも76%多くの光を取り込めると述べられているが技術的な詳細はまだ不明だ。

    Xiaomiは7月4日に新しいスマートフォンを発表するので、来週にはIMX 989や新型スマートフォンのその他の機能についての詳細が判明するはずだ。

sony_Xiaomi_IMX989_001.jpgXiaomiのスマートフォンに採用されるソニーの新型1インチセンサー「IMX989」がどのような仕様になるのか興味深いところですね。

このセンサーはXiaomiとの共同開発ということなので、ソニーや他社のカメラに採用できるのかどうかは分かりませんが、同系統のセンサーが次世代のRXシリーズやZVシリーズ等のカメラに採用される可能性はあるかもしれませんね。