DigitalCameraWorldに、繰り出し式のズーム(伸びるズーム)は廃止してインナーズームにするべきという意見記事が掲載されています。
・Why I think external zoom lenses should be a thing of the past
- 繰り出し式のズームは40年代初頭からインナーズームが登場する60年代まで大流行した。インナーズームは狭い場所での撮影に役立ち、撮影の際のバランスに優れ、全体的な造りの品質も繰り出し式ズームよりも優れていた。それなのになぜ2022年にカメラメーカーがまだ繰り出し式のズームレンズを製造しているのだろうか? 最高のズームレンズは私の意見としてはインナーズームだ。
一部のレンズではコストが重要で、繰り出し式を採用することで低価格でき、エンドユーザーが購入しやすくなることは理解できる。とは言うものの、ソニーはここ何年かこの問題を解決してきており、シグマもそれに続いている。これは素晴らしいことだが、なぜ大手メーカーが同じ道を辿ることができないのだろうか。
ニコンの繰り出し式のAF-S28-70mm F2.8とAF-S24-70mm F2.8を長年に渡って持っていたが、設計上、衝撃やホコリの付着に耐えられず、ズームが動かなくなって壊れてしまった。これらはプロ用のレンズでありながら、繰り出し式のズームを採用するという悪い判断によるものだ。
繰り出し式のズームはインナーズームほどの耐候性がなく、500ドルから4000ドルの繰り出し式ズームレンズを見てきたが、内部にホコリを集めてしまう傾向があった。
これはもちろんニコンだけのことではないが、繰り出し式の設計で悩まされるレンズを数多く見てきたので、ミラーレスの時代が更に進むと、このような構造のレンズが更に新しく出てくるのではないかと怖くなる。なぜ、このような劣った設計のレンズのために高いお金を払わなければならないのか?
キヤノンのRFレンズの多くは繰り出し式の設計を採用しており、これらのレンズの多くは衝撃を受けたり、内部にホコリが入ったりして修理に出すことが目に見えている。繰り出し式ズームは伸縮時に空気を吸い込んでしまい、ホコリを集めてしまう。新しいRF70-200mm F2.8に2799ドルを本当に支払いたいだろうか? このレンズは旧型のEFレンズのようなインナーズームではない。
当然これは私個人の意見だが、メーカーが申し分ない価格でインナーズームのレンズを製造できる時代に、繰り出し式のレンズが登場することに本当に歯がゆい思いをしている。
キヤノンはRFレンズでは繰り出し式のズームを積極的に採用しており、これには賛否両論あるようですが、RF70-200mm F2.8やRF70-200mm F4等を見る限りではレンズの小型化には大いに貢献しているようなので、悪いことばかりではありませんね。
とは言え、ホコリや水滴の入りやすさでは構造的に繰り出し式よりもインナーズームの方が有利で、繰り出した時のガタや狂いも出やすいので、プロ用のレンズではインナーズームを採用して欲しいという意見も分かるような気がします。各社の今後の方向性が気になるところですね。
いわし
Canonに関しては、70-200のインナーズーム使いたいならEF+アダプタでいいじゃんって明確な意図があると思いますね。
それに賛否両論あると思いますが、光学性能が頭打ちになってる中では繰り出しズームによる小型化や、ズーム域の変更で訴求するというのはひとつの判断だと思います。
EFとRFの写りの差なんて誰がわかるのって思いますし。
逆にnikonは正当進化させてるイメージですね。
霙
全部が全部インナーズームになったら望遠レンズ買わなくなりますね…
SONYの200-600の大きさは許容できません…
tpr
管理人様の仰るように大きさとのトレードオフになりますから難しいですよね。特に超望遠では。
私も筆者と同意見で、最近の高画素機ではより小さなゴミも映り込んでしまいますから、松クラスはなるべくインナーズームにしてゴミの侵入を抑制、竹と梅は繰出しにして携帯性重視がいいかなと思ったり。
シグマの新型広角ズームがインナーなのにはあっと言わされましたが、標準ズームでインナーなものが出てきたらいいですね。
たま
そもそもインナーズームって一般的には24-70mmと70-200mmのF2.8くらいでしか採用されていないような・・・
個人的には繰り出し式ズームで防塵防滴を目指しているキャノンの挑戦は応援したいです(価格の上昇とテレコン使えないのは除く)
あらふぃふ
繰り出し式に回帰しているのは、収納の小型化もありますが光学設計的にも有利だからだと思いますけどね。インナーズーム、インナーフォーカスも散々いろいろ文句を言われていたので、どっちになっても誰かが文句を言うんですよ。
酒呑み
もともとインナーズームは望遠・中望遠をAF化するとき
駆動するレンズを減らすため、ボケや焦点距離の変化に
目をつぶって取り入れた苦肉の策の記憶があります。
もっともポケはニコンのAI AF85mm/1.4Dのような名作も
あるので、大きな問題にはなっていません。
インナーズームも、壊れるときは壊れますし、
故障やホコリ混入を気にして機材の重量が増すと
それをかつぐ故に行動制限が出てきます。
インナーズーム教徒でないなら大きさや利便性、
そしてボケ味のどれに振るか適材適所でいいと思います。
路傍のカメラ好き
記事の筆者の職業を知りませんが、20,000本以上のレンズを扱ってきたLensrentalsの分解レビューで「ズームしない単焦点の方こそ埃を吸入する」と述べており、必ずしも繰り出し式が劣るとは言い切れないかと思います。
https://bit.ly/3RgF8Dn
あとはキヤノンについてはいわしさんの仰る通りの意図だと思います。間違い探し程度の画質差なものもありますし……その分小型軽量化や協調ISなどの進化がありますが。
RF70-200/2.8LのII型はインナーズームにして選択肢を増やすかもですが、10年後とかですかねぇ。
Sunameri
繰り出し式のRF15-35mm F2.8 L IS USMをフルに2年間使っていますが、ほこり一つ入ってないです。連写を使うズームじゃないので、単写で撮影枚数2万枚ほどです。主な撮影は星景、夜景とグルメです。
最近のは繰り出し式で防塵防滴でほこりや水滴が入らない構造になっているんじゃないでしょうか。
一方で防塵防滴でない非LのRF100-400mm F5.6-8 IS USMは、半年間フルに野鳥撮影した結果、少しほこりが入りました。かなり強風の時でも撮影強行していました。撮影枚数はこちらも2万枚ほどです。
こちらは、5年くらい使ってほこりがたくさん入ったら、修理に出すかそれが寿命と割り切るつもりでいます。
私はCANONの現行体制に全く不満はありません。着実に技術は進化していると思います。
mac
一応RF70-200に関しては全モデルと同等の防塵防滴とメーカーは言ってますがそんな事は普通に考えてあり得ないですよね。
とし
メーカーにも色々と都合や考えもあるのでしょう。選択肢があるのだから自分の使い方に合ったメーカーのを使えば良いのでは。
swing
初代E-M5のキットレンズだったm.ZD12-50mmという標準ズームが、インナーズームでした。
写りはまぁショボかったのだけど、インナーズームで防塵防滴なので、荒天時に躊躇無く使える点、重宝しましたね。繰り出し式だとどうしても空気の出入りがあるので気にしちゃう。
可動部が外側に無いので、手荒に扱えるのも良い所でした。
ただ、インナーズームの欠点として真っ先に出るであろう、全長が固定されてて長い、って点は気になったな。コンパクト重視のカジュアル機には向かない印象でした。
というわけで、防塵防滴とか手荒に扱っても耐えるとか、そういう利点はやはり大きいと思います。信頼性第一のプロ用レンズにはもっと採用されてしかるべきでしょう。
2石
両方必要ですよね
自分の場合は動画重視のときにはどうしてもインナーズームとなりますが、
スチル重視ならコンパクトになる繰り出しがいいとなります。
大きさに関しては
撮影時に最望遠側にすると繰り出しも全長はスンナーと変わらないほど
長くなりますが、
移動時のバッグでは最短にするわけで、
そうなるとバッグに入れやすいという繰り出しのメリットもかなりあるわけで
ジェラ
「べき」って言葉は使いがちだけど、そこまで絶対的な正解とはいえないかな。
メーカーは色々な意見を受けて開発しているのでどちらも正解で、しいて言うなら2つの正解といったところか。
標準レンズのカメラバックで持ち歩けるようになったって声を聞くとこれも正解だと思うし。
以前、大きくて重くなっても光学性能を極めたレンズが良いみたいな流れがちょっとあったけど今はもう下火になってるし、常識や流れは時代時代で変わっていくものだから。
たいやき
繰り出しズームが不具合が出やすいのなら、プロは予備や2本目を持ってたりしそうですけどね。繰り出しズームの取り回しやコンパクトさもメリットではないでしょうか?
Nikoo
埃とは関係ないんですが仕事で2台持ち、3台持ちしてる際にハーネスでぶら下げてるのですが標準もインナーだとしゃがんだ時に地面に擦っちゃうんですよね...ニコンの1635、2470、80400の組み合わせが多かったのでZマウントに変えた今擦ることは減った気がします。
望遠は諦めてフード削りながら使ってますが...
ht
>>路傍のカメラ好き さんの記事おもしろいですね。
確かに単焦点にホコリが入るのなぜだろうと思っていました。
そうなると開発の際にメーカーが秤にかけて繰り出しにする意図もよくわかります。
正直、私もコメント欄を見るまでは記事のようになぜインナーズーム減ったのだろうと思っていたので勉強になりました。
白髪爺
面白い議論ですね。私も一口加えて下さい。
私の持つズームレンズは1本のみ。やはり繰り出し式です。
繰り出し式は望遠端でかなり長くなり、しかも、太い鏡胴から細い筒がぐーんと伸びるので、見た目が何だかだらしなく見えます(笑)。また、我がズームレンズは防塵防滴だけど、雨中での撮影では、望遠端にしたままで使います。広角端側にすれば、幾らシーリングがあると言っても、濡れた細い筒が鏡胴の中に入る訳で。そして、使用後は、望遠端のまま乾くのを待ちます。と言う風に、一応配慮しながら使っています。なお、誰かがおっしゃるように、繰り出し式は、繰り出したときと、短縮したときで内容積が変わります。気圧差が生じるので、どうしても空気がレンズを出入りします。防塵防滴を考えたとき、雨中や埃の多いところで頻繁にズーミングを繰り返したくはありません。
一方で、インナーズームの場合、上述の問題点はありませんが、やはり大きくなります。特に超望遠ズームの場合、大きさ・重さが気になることでしょう。特に最近流行のミラーレスはボディが薄型・軽量なだけに、どうしてもフロントヘビーになる。これ、非常に疲れます。
まあ、どちらの方式にも一長一短があります。メーカー側は、使用シーンや、使用する人のことを想定し、なおかつ、コストや画質なども踏まえて、どちらにするか決めているのでしょう。気に入らなければ買わない、使わない。そうすることで、メーカー側も、どちらにしたら儲かるか参考になることでしょう。
m2c
繰り出し式のズームが嫌なら、単を使えってことではないでしょうかね。
そもそも、プロの方はメンテナンスをするでしょうし、アマチュアは
Lレンズで埃が入るほど酷使することはない気がします。
レンズを作っているもの
全長固定の光学設計って、
よく使われるのはビデオカメラのレンズなんですよね。
ハンディカムや、フジノンのテレビカメラ用のレンズなど。
これらは高倍率化すれば巨大化しますし、レンズが大きくなるので材料費も大きくなります。
大きいレンズの精度を高めるのは非常に難しい。
繰り出し型のズームの方が小さいですし、設計の自由度も高いので、さまざまな仕様を叶えることができる。
タムロンがこの辺り強い。
LaTL
インナーズームとコンパクトの2つが両立出来ることが理想でしょう。
そしてこの記事は、最近のレンズ技術の発展によってそれが可能になりつつあるということが前提だと思います。
特に高級なレンズにおいて、わざわざ繰り出し式という方式を採用してまでコンパクトさを追い求めるのかということですね。ただでさえ隙の無い完璧なレンズが求められる時代ですから
wow
話の論点が全然違いますが、、繰り出し式のズームレンズはビローンと伸びて見栄えが今一つなものが多いと思います。
ヘビーユーザーはスペック重視で見た目を気にしない割合が多いと思いますが、デザイン重視でカメラを選んだ人はカメラにマッチするレンズの選択肢があまりなくて困りがち。
ヘビーユーザー以外の人がレンズを買わない理由の一端だと思っています。
こば
適材適所だと思います
そもそもズームレンズを使用することそのものが、単焦点と比較して、描写性能を犠牲にして体積・重量・手間の減少を狙っている訳で、繰り出し式も同じでどの部分を重視するかが違うだけだと思います
スタジオ撮影、自家用車利用での撮影、公共交通機関利用での撮影、山岳撮影、助手の有無など、
撮影対象や撮影環境に合わせて、どの部分を重視するかで選ぶのがいいと思います
大事なのはユーザーの要求に応えられる選択肢が提供されることだと思います
ほる
止めろとかべきとか、多様性を否定する意見には同意できません。
私は手軽に持ち出せる事も重視しているため、「こんなにコンパクトになった!」とRFの望遠大三元を購入したクチです。
仮に、売ったりせずに必ず使う事!という条件を付けられたら、EFの方はタダでも要りません。
防湿庫の肥やしにしてもデカすぎます。
だからと言ってインナーズームは消えて無くなれとか思った事は全くありません。
ひまわり
繰り出し式ズームは小型軽量に良いけど、耐久性はインナーズームに分があると思いますね。軽さには敵わないと思ってましたが、ソニーFE70-200mmGMIIがガッツリ軽量で出てきたのでプロ用レンズはインナーズームの方が良いですね。繰り出し式ズームは高倍率ズームとかなら仕方ないかなと思います。自分は埃等もそうですが、鏡胴のガタや耐久性の方が心配です。繰り出しズームは結構ズームがガタついてピントが悪くなったり、最悪ズームが動かなくなったとかあるので。RF70-200mmf2.8Lは良いけどテレコンが使えないのがマイナスかな。
わさびみそ
標準ズームでインナーズームかつコンパクトサイズ、あとボディに合うデザインを実現できれば、潜在的な需要はかなりありそうですね。
VR-4
確かにちょっと キツめの言い方なので
反論したくなる気持ちもわからなくはないですが
僕も概ね同意しております。
ただ どちらも使います。
適材適所でいいと思います。
伸びるズームは純正のキットレンズを買って使っています。
伸びるレンズに10万円以上はあんまり出す気になれません。
Mスクエア
随分昔ですが、レンズに入ったごみを取る為に、掃除機で後ろ玉の側から吸ったところ更に悲惨な結果となり、メーカー修理となりました。
筆者の仰っていることは良く分かりますが、ピント合わせや、焦点距離移動のためにレンズを物理的に動かす時に、必ず空気の動きもありますし、インナーズームと言えど空気の吸い込み/吐出しは伴います。(確かに、重心移動等では有利だと思います。)
私としては、強固に外部からの水やほこりの侵入を防ぐよう気密性を高めると、レンズの移動(駆動)の負荷にもなりますし、出来れば、素人でも簡単に内部のゴミやほこりを除去できる構造になって欲しいと思います。
コンパクトで、合焦が早く、明るく安くて、良く写るレンズが希望です。
KJ
単焦点レンズでもインナーフォーカスは繰り出し式よりも劣る
という意見もあるぐらいですから、繰り出す方がズームレンズの
設計としては自然と言うか、やりやすいのを無理して
インナーズームにして使いがってを良くしていると思っているので
繰り出し式で高性能、小型、軽量になるならその方が良いです。
繰り出し式の欠点は繰り出した状態で衝撃を与えた時の
ダメージが大きいぐらいと思っています。
ろもぞう
そもそも空気が循環しないとレンズがカビるので、ほとんどのレンズはゴミが入る前提であえて空気が入る構造になっているはずです。
ゴミが入りづらいレンズは、逆に言うとカビやすいレンズと言えそうです。
電脳仙人
全てのズームレンズがインナーズームになっちゃたら嫌だなぁと思いますね。
撮影場所やそこへの移動方法、その時の撮影スタイルなど千差万別、インナーズームでないとダメだなんて事はないと思います。様々なメーカーが色々試行錯誤して多様な製品があるのが理想だと思います。
レンズを選ぶときどんな撮影をしたいのか想像を広げられるのも、色んなレンズがあるから楽しいのだと思ってます。
だっふんだ
以前からキヤノンは繰り出し式が多いですけど、強度も埃も大丈夫です。多分、EF24-70 f2.8のII型くらいから、繰り出し式の完成度が相当上がってる気がします。
ガンガンぶつけてますけど、検査時解像度問題なしです。ただ直進筒の形状上、フードが奥にめり込みやすいので、フード取り付け部の摩耗はしやすいかもしれません。70-200はしっかりしていて安心ですね。
直進筒の素材がサラサラしているので、筒自体も埃がつくにくくていいです。今後、RFを使っていても埃の混入もあまりないと思いますね。それよりコンパクトさの方が私には有難いです。
ただカッコはねぇ…100-400みたいな長いレンズが伸びるのと違って色気がないですよねぇ…まあでもいいですよ、やっぱり便利さ優先なんだからズーム使うんで。
swing
OMDSの m.ZD40-150mm/F4PRO が、インナーズームだけど沈胴繰り出し式、という奇妙な折衷型ですね。
これはどう評価されるのか気になる…。
常に伸び縮みするわけじゃないから防塵防滴やガタの発生的には繰り出し式より多少有利、沈胴繰り出しの部分は可動機構なので衝撃には完全インナーズームより弱い、持ち運びには沈胴部分で有利、っていう、ちょうど中間ぐらいのポジションでしょうか。どっちつかずでダメかな?
沈胴って時点で一手間かかるので微妙かもしれませんが、こういう折衷型が増えると面白いかもしれないですね。
405RS
ミラーレスが主流になってボディが格段に小さくなったので、レンズも小さくしないと他社に劣ったように見えてしまうという、マーケティング的な理由もあると思います。
また、店頭でもこんなに大きいのは無理とビギナーに敬遠されかねないので、少なくともインナーズームはエントリー向けには向かないでしょうね。
私が愛用しているソニーのSELP18105Gでさえデカいとレビューされるのですから。
タスク
繰り出しズームはカッコ悪いですよね
SEL2870みたいに繰り出し量が少なければいいんですが
ポリオミノ
自分の場合は単焦点の方がホコリに悩まされてました
Lensrentalsの通りかなという印象です
一本だけキットレンズの繰り出し中望遠ズームにホコリが入ったことはありますが
ズーム幅が大きいので勢い付けてズームするとホコリの移動できるんですよね
単だと入ったらほぼ動かないです
M-KEY
swingさんに同感です。
いくら防塵防滴を謳っていても、ズームミングで外気を取り込む
繰り出し式のズームレンズは、撮っている内に内部が曇ります。
埃が侵入するのは、メンテで凌げますが、撮影中にレンズ内部が曇ると
(そういう時はレンズ交換もしたくないことが多く)なす術がありません。
MZD12-50mmは、ズーミングで外気を取り込まないので荒天化でも
内部の曇りと無縁で安心して使えました。
でも、荒天時は暗いことが多く、長焦点側のF6.3は本体の高感度特性での
不利さもあり厳しいと感じることが多く、せめてF4固定だったらと・・・
もちろん、繰り出し式ズームの可搬性の高さも重要ですが、選択肢として
フジの18-120mmF4のようなレンズがラインナップに一本あると心強いです。
ひるのいこい
と言いますか、モーターが入って プラ非球面が入った段階で、レンズはもはや資産ではなく消耗品になってしまった訳で。(カメラも同じ) 繰り出し式でチリや埃だいうよりもフツーのレンズはフツーに使って使い潰すのが一番だと思いますけどね。
XTR
価格、サイズ、重量、写り等それぞれメリットデメリットがあるので、選択肢が色々あって良いと思うけど。
Oort
RF70-200を使うまで繰り出し式は否定的でした。実際に使用すると、レンズが短く収納出来るのは便利だなと思います。
あらふぃふ
何より私ら古い人はレンズが繰り出し式になっても昔に戻るだけだから、それほど抵抗はないんですよ。
そもそも当時は防塵防滴のカメラやレンズが存在しなかったから、自分で対策をして今と同じものを撮っていたんです。もちろんあるに越したことは無いですけど、そのために捨てるものが大きすぎるなら本末転倒と言うか。
ヨシ
キヤノンの場合は単純に、EFレンズで満足して使っているユーザーに対して、いかに高額なRFを欲しがらせるかという点に重きを置いていると感じます。
当然、開発時に様々な製品アイデアが出ているはずで、ズーム方式についても全長固定/可変の両方が検討されていたと思います。
結局、微妙な違いしかない「画質」というスペックだけでは買い替えてもらえない。もっと分かりやすくメリットが伝わる違いが必要だった。そこで、持ち運び時の快適さが想像しやすい「未使用時の短小化」が採用されたのだと思います。
運ぶ時に小さくなれば、カメラバッグに空きができて、さらに余分なレンズを買わせる事ができますし。沈胴式は、非常にキヤノンらしい理由からの採用だったと思います。
個人的にも、EF70-200ユーザーでしたが、沈胴式の小型化に惹かれてRFに買い換えました。EFの画質やISのスペックに関しては満足していたので、逆にインナーズームだったらEFが故障するまでRFには買い換えていなかったと思います。
キヤノンの戦略は成功していると思います。
いがぐり
光学系の自由度という点では、前群が固定されるインナーズームに対して、前群も動かせる繰り出し式のほうが間違いなく自由度が高いので、光学設計上の有利があるのも繰り出しズーム採用の動機ではないでしょうか。
ニコンだと、標準大三元のZ 24-70mmは繰り出し式なのに、望遠大三元のZ 70-200mmはインナーズームになっており、耐候性と光学設計のトレードオフをしているのではないでしょうか。
ノラ
インナーズームであっても、レンズ内の空気の膨張・収縮に対応するために完全密閉はできません。
埃の多い場所で使うためにAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRを持っていますが、それでもやはり埃の混入はあります。
lk
繰り出し式は荷物を減らしたいときにはとてもいいですね。あっても良いとは思いますがレンズの良い環境維持の意味ではインナーズームが好きです。
200㎜以上や、安めのズームレンズなら繰り出しは良いと思いますが、高級ラインナップや大三元はインナーズームであってほしいです。大三元は一番よく使うレンズですがフィルターを取り付けたときの歪みというか重さによるずれや、電熱ヒーターを巻いたときにズームが出来なくなるんですよね。巻きなおしの手間や、手の湿気や熱などで曇ることもありますし極限環境では悪い方にしか働かないことが多いです。大三元だけはインナーズームで統一して、別でコンパクトシリーズは出してほしいものですね。
streetmover
70-200をEFの2型からRFに更新しました。個体差もあるかと思いますが、解像度重視では隅の流れなどRFは優秀だなという印象です。
EFは10年ちょっとで3-4回修理に出したので、耐久性の個人的結論は数年先ですが、設計、製造も進歩しているでしょうから、あまり心配はしていません。
テレコン(3型)との組み合わせは今ひとつ納得出来ず、300単を入れましたが、もしテレコンが使えるRFが出来ればどのくらいの進歩を見せたか、とても興味があります。
Taku
繰り出し式が耐候性や耐衝撃性で極端に劣るとは思いませんが、RF70-200mm F2.8については、やはりテレコンが使えないことが、繰り出し式になった最大のデメリットだと思います。
私もRF70-200mm F2.8は購入しましたが、それは他に選択肢がないので購入したのであって、もしソニーのFE70-200mmGMIIのようなレンズがRFマウントのラインナップにもあったのなら、間違いなくそちらを選択していました。
RF100-400mmのように繰り出し式でもテレコン対応のレンズはありますが、それだと結局全長が長くなりますし、70-200mm F2.8に関しては、やはりインナーズームが最適解なのではないでしょうか。
おそらくキヤノンも2型ではテレコン対応させて、インナーズームのRF70-200mm F2.8を出してくるのではないかと思います。
ブドワール
一長一短あるのでどっちも需要あると思いますが、他のスペックがすべて同じなら自分はインナーズームを選びます。特にポートレート向きの50-135mm域のレンズがほしいです。
dacca
OMの沈胴でインナーズームな40-150mmF4はどういう扱いなんでしょこの論調ですと
私はとても愛用しています
テンペスト
頻繁に機材を買い替えできない貧乏人の視点で
耐候性 耐衝撃 繰り出し式のズームのガタつきが無いという点で性能の低下が緩やかなインナーズームは良いと思います。例え全長が長く重くても。
繰り出し式のズームは、防滴仕様だとしても雨の日の使用はためらいます。
繰り出し式のズームのガタつき レンズによって違うので評判の良いレンズを選べば…
EF24-70mm f2.8L Ⅱは、耐衝撃 繰り出し式のズームのガタつき かなり優秀なのでは。耐候性 雨の日使いたくないので不明です。(多分ダメでしょう)
レンズ内のほこり混入に関して、所有しているレンズで気になった事はほぼ無いです。(ほこりが混入しているのでしょうけど)
EF28-300mm f3.5-5.6L IS これだけは、別。盛大にほこりが入る(直進ズームだから?)
hop98
ゴミ噛みや保守も大事ですが、重心のイドウが無い事が有益です。三脚につけた場合重心移動でお辞儀したり倒れたりする危険が増します。山やフィールドではできるだけ許容範囲内の軽い三脚ですので。
とさっきー
望遠でインナーズームは、重量増につながると思います。
たしかに、繰り出し式だと埃の侵入は避けられませんが、画質に影響するほど大量に入ってくることはほとんどないでしょう。
軽量化して手持ち撮影をしやすくすることや、収納性なども考慮すると、一概にインナーズームにすべきとは思いません。