Xiaomiがソニー製の新型5000万画素1インチセンサーを採用した「Xiaomi 12S Ultra」を発表

Xiaomiがソニーと共同開発した新型センサー「IMX989」とライカブランドのレンズを採用した新型スマートフォンXiaomi 12S Ultraを発表しています。

Xiaomi 12S Ultra has a Leica camera with a massive 1-inch sensor(engadget)

  • 本日XiaomiはLeicaとの提携を記念して、12Sシリーズの3機種のスマートフォンを発表した。主役の12S Ultraは1インチ5030万画素のソニーIMX989センサーを搭載している。ソニーのXperia Pro-Iと異なり、Xiaomi 12S Ultraは1インチセンサーの全域を(クロップせずに)使用しているようだ。
  • XiaomiのCEO Lei Jun氏によると、XiaomiはソニーIMX989の開発に参加し、1500万ドルの開発費用も両社で均等に負担したということだ。興味深いことに、このセンサーはXiaomiの独占ではなく、Lei氏は12S Ultraの発売後に、モバイルイメージングの進歩を促進するために、地元の競合他社にも提供する予定だと付け加えている。

  • Xiaomi 12S Ultraには、前述の5030万画素のメインカメラ(換算23mm F1.9)に加えて、4800万画素の超広角カメラ(13mm F2.2)、4800万画素の望遠ペリスコープカメラ(120mm F4.1)の3台のカメラを擁する「Leica Summicron 1:1.9-4.1 / 13-120 ASPH カメラシステム」が採用されている。4800万画素の2つのカメラには1/2インチのソニー製IMX586センサーが搭載されている。
  • 反対側には未知のRGBWセンサーを搭載した3200万画素の自撮り用カメラが搭載されている。
  • これらのカメラはDolby Vision HDRビデオの録画(最大4K60fps)が可能だ。また、モーターを使ったHyper OIS(手ブレ補正)によってより安定した映像が撮影できる。

  • 12SシリーズはAdobeがキャリブレーションした10bit RAWに対応し、ファイルに色補正メタデータを埋め込むことでLightroomなどでの後処理を容易にしている。
  • Xiaomi 12S Ultraには3次元クーリングポンプが採用されており、毛細管現象を利用して熱い表面を冷却液が移動することで、従来型の冷却モジュールより熱伝導率が大幅に改善している。

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Xiaomiの新型スマートフォン12S Ultraは巨大なカメラモジュールが搭載され、スマートフォンと言うよりは薄型のカメラと言った感じのデザインとなっています。

メインカメラには、ソニーとの共同開発による新しい5000万画素1型センサー「IMX989」(クロップなし)が採用されており、レンズは換算23mm F1.9で、機械式の手ブレ補正も採用され、スマートフォンとしてはすごいハイスペックモデルですね。

望遠カメラはペリスコープ型の120mm F4.1なので、電子ズームと合わせれば相当広い範囲をカバーできそうです。冷却システムも先進技術が投入されているようで、動画の長回しにも強そうですね。

デジカメよりも進化のペースの速いスマートフォンのカメラですが、ここにきてまた一段とカメラの性能を上げてきたという印象です。