キヤノンが「20mm F1.8 IS」「24mm F1.8 IS」「28mm F1.8 IS」の実施例を含む、不要光の影響を抑えて高い光学性能を得る技術に関する特許を出願しています。
- 出願人:キヤノン株式会社
公開番号:P2022122047
出願番号:P 2021019102
公開日:2022-08-22
発明の名称: 光学系、レンズ装置、撮像装置 - 【課題】 不要光による影響が少なく高い光学性能を有する光学系を提供すること。
- 光学系の高性能化を図ろうとする場合、光学系を構成するレンズの枚数が増加する。一方、光学系の全長を短縮して小型化を図ろうとすると、光学系を構成するレンズ同士の間隔や光学系と撮像面との間隔が短くなる。これらの結果として、各レンズ面で光が反射することによって生じる不要光(ゴースト)が撮像面に到達し易くなる。
- 特許文献1の光学系では、像面上に到達する不要光を減じるという観点では改善の余地があった。
- 本発明によれば、不要光による影響が少なく高い光学性能を有する光学系を実現することができる。
- 実施例1(28mm F1.8 IS)
焦点距離 28.60
Fナンバー 1.85
半画角(度) 37.1
像高 20.15
光学全長 81.00
バックフォーカス 13.20
- 実施例2(20mm F1.8 IS)
焦点距離 20.60
Fナンバー 1.85
半画角(度) 46.4
像高 18.71
光学全長 84.87
バックフォーカス 11.00
- 実施例3(24mm F1.8 IS)
焦点距離 24.72
Fナンバー 1.85
半画角(度) 41.2
像高 19.34
光学全長 81.00
バックフォーカス 11.00
実施例3の光学系は、間もなく発売されるRF24mm F1.8の光学系と同じもののようです。並単の広角レンズは35mm F1.8と24mm F1.8が既に製品化されていますが、実施例にある28mm F1.8と20mm F1.8も製品化を期待したいところですね。20mm F1.8と28mm F1.8の実施例にもISが搭載されているので、このシリーズ(MACRO IS STMシリーズ)の並単にはいずれもISが搭載される可能性が高そうです。
Oort
28mm F1.8と20mm F1.8も製品化されるとレンズラインナップが充実しますね。
35mmと同等性能で広角シリーズを揃えてくれると嬉しいです。
Oort
28mm F1.8と20mm F1.8も製品化されるとレンズラインナップが充実しますね。
35mmと同等性能で広角シリーズを揃えてくれると嬉しいです。
tak
20mmレンズが無いのがRFシリーズの購入に踏み切れない理由なので、早く発売して欲しいです!
nothingbut7d
小型軽量モデルの充実ですね。需要は確実にありそうです。
一方で、最高の光学性能部門では、開放F値1.4・超広角はシグマArtシリーズが幅を利かせてます。
20世紀に世界最大口径を誇った研削型非球面レンズ採用のFD24mm F1.4 S.S.C. アスフェリカルを発売したキヤノンですので、こちらの製品群についても着々と準備を進めていることを期待しています。
hui
光学デザインに未来を感じます。
入り口から出口まで屈折角の緩やかなレンズ配置が広角レンズでも実現可能な時代なのでしょう。