ソニーが人気製品の受注再開でミラーレスカメラの販売台数シェアトップを奪還

BCN+Rに、ミラーレスカメラのメーカー別と機種別の販売台数シェアに関する記事が掲載されています。

ミラーレス一眼でソニーがトップシェア奪還

  • デジカメのミラーレス一眼でソニーがトップシェアを奪還した。この7月、販売台数シェアで34.8%を記録。昨年10月以来9カ月ぶりでトップに返り咲いた。
  • ソニーの復調は製品供給の再開によるもの。デジカメ市場で久々の大ヒットを記録した「ZV-E10」が6月24日に受注を再開。根強い人気を維持する「α6400」が5月27日に同じく受注を再開したからだ。
  • 売れ筋商品受注停止の影響は絶大だった。昨年9月に41.8%もあったソニーのシェアは、この5月には15.0%と半分以下に激減。業界3位のOMデジタルソリューションズにも抜かれ、シェアは3位まで落ちていた。そこからの急回復だ。

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  • 製品別の販売台数シェアを見ると、ソニーのVLOGCAM ZV-E10の人気ぶりがよくわかる。しかし製造が追いつかず販売が伸び悩み、受注停止でさらにシェアが急減。受注再開後の7月は、再び2桁シェアの13.1%まで垂直的に回復した。
  • キヤノンはソニーの復帰で、さすがに押されてはいるものの、依然2桁シェアは維持できている。

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ソニーのミラーレスカメラの販売台数シェアは、昨年の秋から今年の春にかけて急降下していますが、ZV-E10やα6400などの受注再開と共に急回復しているので、ソニー人気は健在であることが分かりますね。キヤノンとの首位争いが熾烈になりそうですが、今後もソニーが販売台数シェア1位をキープするのか注目したいところです。

機種別の販売台数シェアでは、ZV-E10とα6400が不在の間はKiss M2の独壇場でしたが、この2機種の受注再開で機種別のシェア争いは混沌としてきました。ソニーは高価なα7 IVが5.6%もシェアを獲得して、低価格機と販売台数シェア争いに加わっているのはすごいですね。