OM SYSTEM OM-1のアップデート後のC-AFは全体的に改善しているが鳥認識はライバルには及ばない

ThePhoblographerに、OM SYSTEM OM-1の新ファーム適用後のAFのレビューが掲載されています。

The OM System OM1 Has Greatly Improved Continuous AF

  • OM-1にファームウェア1.2が適用されたので、レビューを更新することにした。バージョン1.2では、「静止画撮影時のC-AF性能の向上」「動画撮影時の安定性の向上」が謳われているが、我々はスチルのサイトなので動画にまつわる部分は割愛する。テストは鳥の撮影で行った。

  • AFは確かに良くなっている。しかし、被写体認識モードがオンになっていると、少し性能が低下してしまう。
  • 鳥の被写体認識は、鳥が陰に入っている場合は鳥が画面の1/4の大きさがなければ、それほど素晴らしいものではない。例えば、木の中に隠れてる鳥だ。しかし、日光があたっていれば話は別で、カメラは鳥の頭部から、それが鳥であると認識する。
  • 鳥の瞳認識は、キヤノンに比べるとまだまだだ。OM-1使用後にEOS R7を試したが、R7は遥かによい仕事をした。
  • 2倍のテレコンと40-150mm F2.8で、C-AFを使って画面全域かまたは中央の大きな領域にAFの範囲を設定すると、かなり容易に飛んでいる鳥を追尾することができた。撮影した画像は、信じられないほどシャープというわけではないが、これはテレコンを使ったせいだろう。
  • 全体的にC-AFの能力は改善しており、以前の批判を(OMDSが)真摯に受け止めてくれたことを嬉しく思う。真剣な野鳥撮影に使いたいと思うか?もちろんだ。全体として、引き続きOM-1は野鳥撮影に使える最小最軽量のシステムだ。

 

スチルのC-AF改善が謳われていたバージョン1.2のファームウェアですが、実写テストでも着実な改善が見られるようなので、スチルメインの方にも有意義なアップデートになりましたね。ただ、鳥の認識ではライバルにかなわない部分もあるようなので、今後の更なるアップデートを期待したいところです。