写真や動画を失わないためのバックアップ戦略は?

Camera Labs に、写真や動画のバックアップ方法に関する考察記事が掲載されています。

How to backup photos

  • この記事では、私が写真や動画、その他の大切なファイルをどのようにバックアップしているかを紹介する。しかし、多くの人は、お金がかかりすぎる、面倒だなどの理由で、効果的なバックアップ戦略を取っていないのが実情だ。バックアップは面倒ならやらなくなるので、必然的にできるだけ自動化するようになったが、それと同じくらい安価で行えることも重要だ。

  • 私を含め多くの人は、大量のデータを保存するためにNASを使用しているが、これだけではバックアップにはカウントされない。NASのRAIDは個々のドライブの故障からデータを守ることができるかもしれませんが、火災、洪水、盗難には対処できない。
  • バックアップファイルを保護するには、元のファイルとは異なる安全な場所にファイルを保管する必要がありる。したがって、ほとんどの人はポータブルドライブやクラウドストレージに頼っているだろう。
  • クラウドは利便性では勝るが、写真や動画の保存には継続的な契約が必要で、アクセスのためのインターネット接続と、サービス自体の信頼性も必要となる。
  • 一方でポータブル・ドライブは、バックアップの実行と取り出しに手間がかかるが、ドライブを購入する1度だけの料金で多くの容量が手に入り、バックアップにネットを必要としないため、予算が限られている人や移動しながら仕事をする人にも理想的だ。ただし、ドライブの紛失に備えてデータを暗号化しておく必要がある。SSDは従来のハードディスクよりも小さく、速く、頑丈なので、旅行中のバックアップに最適だ。

  • 私のワークフローを紹介するが、画像や動画は仕事用のノートPCに可能な限り早くコピーし、コピーしたファイルの入ったフォルダをGoogle Driveに自動的にバックアップ(ミラーリング)している。レビューが完了したら不要なファイルを削除し、フォルダのサイズを小さくしてから、ローカルNASにコピーする。
  • その後、NASのアプリが自動的にGoogle Driveにファイルをバックアップする。更に、2台のポータブルドライブのうち1台にファイルをバックアップし、もう1台は実家に置いておき、交互にバックアップを行う。ポータブルドライブとGoogle Driveは(NASとのミラーリングではなく)一方向のコピーなのでNASのファイルが削除されたりNASが紛失したりしても、ポータブルドライブとクラウドのファイルはそのまま残る。

 

PCのトラブル等で撮りためた画像や動画のファイルが失われてしまったら、ショックは計り知れないですし、プロの方は生活にも影響しかねないので、バックアップ戦略は非常に重要ですね。

以前は複数のハードディスクにバックアップするのが定番だったと思いますが、火災や洪水、地震などの災害に対処するにはこれに加えてクラウドにもバックアップしておいた方がよさそうですね。また、ファイルをポータブルストレージにバックアップして、貸金庫やトランクルームにしまっておくという手もあるかもしれませんね。