タムロンが、Android OS搭載のスマートフォン/タブレットを使用してレンズのカスタマイズが可能なアプリケーション「「TAMRON Lens Utility Mobile」の開発を発表しました。
・「TAMRON Lens Utility Mobile」を開発
- 株式会社タムロンは、撮影現場での利便性を向上させ、写真・動画撮影の可能性を広げる、Android OS搭載スマートフォン/タブレット専用アプリケーション「TAMRON Lens Utility Mobile」の開発を発表する。本アプリケーションはパソコン専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」のモバイル版。
- リリースは2022年内予定。対応OSはAndroid6-12。対応レンズは28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)、35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) 。
- 機能一覧
- リモート操作:スマートフォン専用の機能を設定し、リモート操作ができる。
(リモートセットボタンで使用できる機能)
・A-Bフォーカス:任意の被写体から被写体へスムーズにフォーカスを移動させる機能
・フォーカスプリセット:記録したピント位置へタップ一つでフォーカスを移動させる機能 - カスタムスイッチまたはフォーカスセットボタンのカスタマイズ
・A-Bフォーカス:任意の被写体から被写体へスムーズにフォーカスを移動させる機能
・フォーカスプリセット:記録したピント位置へクリック一つでフォーカスを移動させる機能
・AF/MF切り替え:フォーカスセットボタンを使って AF/MFを切り替えるための機能
・フォーカス/絞り リング機能切り替え: フォーカスセットボタンを使って、フォーカスリングを絞りリングに切り替えて使用することが出来る機能
・カメラボディ機能割り当て:予め割り当てた機能をフォーカスセットボタンで使う ことのできる機能 - フォーカスリングのカスタマイズ
・MF回転方向:フォーカスリングの回転方向を設定できる機能。
・MFレスポンス:フォーカスリングを操作する際のピントの移動方式を設定できる機能。
レンズを屋外でテストしながら設定をカスタマイズしたいような場合に、新しいAndroid用のアプリを使えば、ノートPCを持ち歩く必要がなくなるのでとても便利になりそうです。ただ、iOSへの対応が予定されていないのが少々残念ですね。
ふぇぼなっち
iOSはlightning端子から映像や音声以外のデータを出力することが難しいのでしょうか。アプリの審査がアンドロイドより厳しいと伺っているので通りにくそうではありますね。
Bluetoothなどを用いればレンズのファームウェアアップデートもできるという方もいらっしゃいますが、レンズ単体で電源入れて、スマホとペアリングなどを可能にする技術があればできると思います。
ですが無線でファームウェアアップデートは個人的には避けたいですね。
ファームウェアアップデート中に自分に起因しない大出力な電波が通過して失敗する可能性もありますし、それで失敗してファームウェア書き損じなんかでたとえ無償修理対応であったとしても使えない期間ができてしまったら大変です。
9210
フォーカスリングのカスタマイズ、素晴らしい。各社出すべき。
Zのマイクロ105mmを買ったのですが、手放しました。理由はMF時に回転スピードによってフォーカスの移動量が変わること。。。MFに慣れている人間には、こんなの大きなお世話で、中々ピントが合わずにイライラ。特にマクロでは。こうした機能もカスタマイズ出来れば、良いですね。
ら。
さすがにDJI製品とレンズ単体では全く違うので、同じにするのは不可能かと……。完全無線ならレンズ側に何かしらバッテリーを搭載と無線通信用のモジュールを組み込む必要がありますので、あまり現実的ではないですね。
iOS(iPadOS)がダメなのはそもそもスマホ(iPhone)側の接続端子問題、またOSのセキュリティ等色々と制限があるからAndroidほど柔軟にはできないのでしょう。物理接続やセキュリティでどこまでApple社が認めてくれるかは分からないので推測となりますが。
BT接続でも無線接続時のアップデートは基本的にデータを全て端末側に送信し終えてからアップデートを始めるので、送信途中で更新を始めることはあり得ませんし、送ったデータにエラーが発生したら中止するはずです。もし送信途中に更新するような製品があったら大変なことになります。WindowsUpdateと似たようなものですね。途中で途切れたらアップデートせずに送信途中のデータ破棄か、またはレジューム等するはずです。
どちらにしろ恐らくスマホ側(スマホのバッテリー)から給電してのアップデートは個人的にはあまり好まないなというのが正直なところです。アップデート中に給電が不安定になるのが一番怖いです。これに関してのみなら日本が遅れてるというより諸々ハードルがあるからだというのが一番の理由かと。(そもそも日本はそんな遅れてないので……)
ip2700MarkⅡ
lightning端子はUSB-OTG規格に準拠してるので、技術的にはできるはずです。
発表できないのはアプリ審査やケーブルのMFi認証取得などで、総合的に優先順位の問題かな?と思います。
昔のタムロンも、技術的にやりやすいEFマウントレンズから出して技術的に絞りレバー関係で時間が経ってからFマウントレンズを出す、優先順位があった会社ではありますし…。
今回の対応レンズはEマウントのレンズ2つだけなので、ソニーのカメラを使ってる人は、ソニーのスマホ使用率高いので、優先順位的にAndroid優先だと推測します。
タムタム
TAMRON Lens Utility にはWindows 版 、Mac版があるのだから、モバイル版としてAndroidでしか出さないのは単に開発維持体制の問題でしょう。便利な機能だし他のレンズメーカーとの差別化になるが、常用するのはごく一部だろうし。
ファームアップは給電の問題から、パソコン版でしか実装しないでしょう。
路傍のカメラ好き
>9210さん
朗報と言うべきか悲報と言うべきか……つい3日前のファームアップで、Z MC105mmが回転角度に応じたMF操作に対応したようです。
角度も90度から360度まで30度刻み+540度・720度・最大と細かく選べるみたいですね。
https://capa.getnavi.jp/news/412631/
9210
> 路傍のカメラ好きさん
情報ありがとうございます!自分はZ5なので、少なくとも現時点では非対応です。
しかし、ニコンが気づいてくれて、とても嬉しいです。