ソニーがSuper35 / APS-CセンサーのEマウントシネマカメラ「FX30」を正式発表

ソニーが、2600万画素Super35 / APS-Cセンサーを採用するシネマラインのEマウントカメラ「FX30」を正式に発表しました。

Sony announces the FX30, an FX3 with a 26MP Super35/APS-C sensor(DPR)

  • ソニーのFX3のSuper35バージョンであるFX30が登場した。FX30の心臓部は2600万画素 APS-C裏面照射型CMOSセンサーで、最大60pの(6Kからの)オーバーサンプリング4Kおよび1.62倍のクロップでの4K120p動画に対応する。
  • 動画は、10-bit 4:2:2 または 4:2:0で H.265 または H.264か、16-bit Raw ビデオとして Atomos Ninja V+に出力することが可能だ。
  • 機械式と電子式の手ぶれ補正機能が搭載されており、デスクトップアプリ「Catalyst」を使用すれば、動画ファイルに埋め込まれたジャイロメタデータを利用して、動画をより電子的に安定化することが可能だ。
  • ソニー純正レンズとの組み合わせでフォーカスブリージング補正が可能。これも「Catalyst」で後処理で適用することもできる。
  • FX30は、カスタムLUTのアップロードが可能で、Log映像がポストプロダクションでどのように見えるかプレビューすることができる。
  • FX30の外観はFX3と同じで、すべてのボタンが同じ場所にあり、「FX30」機種名とレンズマウント下に「Full-Frame」の文字列がないことを除けばすべて同じものだ。
  • ソニーFX30は2022年10月の発売予定で、価格はボディのみで1799ドルだ。さらに400ドル追加するとオプションのXLRアダプター/トップハンドルとのキットを入手することができる。

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FX30が正式発表されましたが、このカメラは噂通りFX3のAPS-Cセンサーバージョンでしたね。外観はFX3とほとんど同じで、これも噂通りですね。

価格に関しては、噂では2500ドルと言われていましたが、実際にはボディ1799ドル(XRLアダプターとのキットで+400ドル)と噂よりも700ドルも安くなっています。国内の販売価格はまだ分かりませんが、業務用の動画カメラとしてはリーズナブルな価格が期待できそうですね。