以前に公開されたDigitalCameraWordの「EOS R10」の初期レビューに、解像力、ダイナミックレンジ、S/N比のラボテストの結果が追加されています。
- ラボテストでは、EOS R10を同程度の価格帯の3機種のライバルX-T30II、Z50、α6400と比較した。解像力テストにはImatestのチャートとソフトを使用し、ダイナミックレンジとS/N比のテストにはDxOアナライザーを使用している。
- ラボテスト(解像力):4機種ともディテールは同程度だが、画素数の多い2600万画素のX-T30IIが必然的にリードしている。2420万画素のEOS R10が2090万画素のZ50より解像力が高くないのは少々残念だ。高感度では、EOS R10はノイズによってZ50よりもディテールが不鮮明になってしまう。
- ラボテスト(ダイナミックレンジ):EOS R10は低感度では優れたダイナミックレンジだが、ISO800以上では、ライバルに3段分も後れを取っている。
- ラボテスト(S/N比):このテストではEOS R10はZ50とX-T30IIのクリアさには及ばないが、4台のカメラすべてが非常によく似た結果で、R10は少なくともα6400よりはノイズの少ない画像が得られる。
- 結論:EOS R10は手頃な価格で初心者に優しいボデイに非常に高度なスペックを備えたカメラで、非常に素晴らしい結果を得ることができる。4K60pでは64%クロップされるので、理想的なvlogカメラではないが、強力なスチルと素晴らしい動画機能を持つ万能カメラだ。現在、既存のAPS-Cミラーレスカメラを使用しているのならEOS R7を勧めるが、スマートフォンや一眼レフからのステップアップならEOS R10が素晴らしい選択肢になるだろう。
ラボテスト以外の部分は、以前に取り上げたEOS R10の初期レビューの記事を参照してください。EOS R10のセンサーは、ラボテストの結果ではISO800以上の高感度のライナミックレンジがライバルよりかなり弱く、設計の古さを感じさせますが、S/N比のテストではα6400を上回っていて、ここでは各所のレビューで指摘されているほど高感度ノイズは悪くないという印象です。
CVN-65
R10は基本KissMのセンサーだから1段程度ビハインドはあると予想してたけど、3段のビハインドは予想の遥か上でした。
ゆーきゅー
KissMのセンサーってキヤノンがダイナミックレンジ改善する以前のセンサーですからね
ダイナミックレンジ改善後のM6m2のセンサー流用してればもっと結果違うけどコストの問題ですかね
R10使用中
センサー自体も古いから仕方ない
画質よりもAF・連射性能と軽さ、動画で勝負なカメラだと思います
小松基地のアグレッサーの機動飛行も普通に追従してくれるので価格帯としては概ね満足です