なぜ「GRシリーズ」は売れ続けているのか?

ITmediaに、リコーGRシリーズに関する記事が掲載されています。

なぜ今も「GRシリーズ」は売れ続けるのか?

  • GRの限定モデルである「RICOH GR IIIx Urban Edition」のお知らせを見て、びっくりした。「当初の想定を大幅に上回るご予約をいただいており、製品のお届けにお時間をいただく場合がございます」。私が見た範囲では2カ月待ちとなっていたところもあった。GR IIIの発売からすでに4年が経過し、GR IIIxにしても1年前に発売されたカメラ。そんなカメラが限定版とはいえ、注文しても手に入らないという状況は特筆すべきことだ。では、なぜそんなことになっているのだろうか?

  • 一線級の画質で、さらにGRを2つ持って歩いても、ポケットが2つあれば大丈夫というサイズ感は他にはなかなかない。
  • とにかくすぐに撮影できる、シャッターチャンスを逃さない機能性。そして、GR IIIxでさらに強くなった自然なボケの美しさはまだまだスマホにはない部分。そして、なによりそこにはカメラという機械を操作する楽しさがある。
  • 数万円レベルのコンデジがなくなってしまった今、そういったカメラの所有欲を見たしてくれるような製品はほぼマーケットから消えてしまった。
  • GRのカメラとしての機能とてもシンプル。だからこそ、そこには研ぎ澄まされたコンテンツとユーザーが残った。それがGRの製品寿命をさらに延ばしている。

  • "インスタ映え"という言葉が普通に使われるようになって久しいが、気づいてみれば普段使いできるサイズ、文句のない画質、アクセサリーなどで自分のカメラとして本体を演出できる、そんなインスタ時代に求められるカメラの要件を見たしているカメラはGRぐらいかもしれない。

 
GR III (GR IIIx)は今でもコンパクトの売上ランキング上位の常連で、時折、レンズ交換式含めてのランキングにもランクインしてくるのは本当にすごいですね。

GRシリーズが売れ続けている理由はいろいろあるとは思いますが、やはり速写性に非常に優れていてスナップ用のカメラとして使いやすいのが最大の理由でしょうか。GR III の後継機がどのような方向性で進化するのかも興味深いところです。