キヤノンが、自撮り棒の長さや角度、ズームの焦点距離を自動制御して、自動的に最適な構図で自撮りを行う技術に関する特許を出願しています。
- 出願人:キヤノン株式会社
公開番号:P2022139617
出願番号:P 2021040089
公開日:2022-09-26
発明の名称: 撮像装置 - 【課題】自撮りの際の構図調整をリアルタイムで行うことが可能な撮像装置を提供する
- 本発明の一側面としての撮像装置は、撮像部と、前記撮像部に取り付けられた伸縮可能な棒と、前記棒に設けられた把持部と、前記撮像部の目標構図と現在の構図との差に基づいて、前記撮像部の構図を調整する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記撮像部の焦点距離、前記撮像部と前記棒との第1の角度、前記把持部と前記棒との第2の角度、または前記棒の長さの少なくとも一つを変更して前記構図を調整する。
キヤノンの特許出願は、被写体認識と、自動的に伸縮・角度調整ができる自撮り棒を使って、自撮りの構図を自動調整するというもので、適当にカメラを自分に向けるだけで、あらかじめ設定した構図(または全自動による構図)が得られるのは結構便利かもしれませんね。
この機能を使うと、旅行中の急ぎの自撮り撮影などでフレーミングの失敗をへらすことができるかもしれません。また、Vlogの撮影などでも活躍するかもしれませんね。
アパラチア
個人で使うには若干面白みが欠けそうですが、企業のツアー撮影やHP作成、SNSの個人チャンネル等に必要な写真など、商業目的であれば使い勝手が良さそうな気がします。これが動画でも使えるようになったら、かなり強いですね。
どりゃー
研究としては面白いけど
「棒を制御する」というアイデアなのが苦しい
ドローンが由自在に飛んで
被写体を捉えるぐらいの発想に進んで欲しい
Mスクエア
興味深い特許出願ですね。
カメラと自撮り棒のセットでの特許のようですが、例えば、カメラ本体のみで広角エリアの撮影をして、その中から自動でトリミングした絵を撮影者が選択するようなソフトであれば、カメラ単体でいけそうですね。
これらも、もしかしたらマクアケみたいなクラウドファンディングで、製作するようになるのかな?
コツメチャン
とても面白い技術だし技術自体のニーズは高いと思いますが、結局自撮り棒まで用意して自撮りする人って、数としては少ないんですよね。
スマホのインカメに、電子補正でそのような自動構図補正機能が載れば普及する可能性は十分あると思います。
が、そうなるとキヤノンの範ちゅう外になってしまいますね。
路傍のカメラ好き
特許の根幹は画像認識による自動構図調整で、自撮り棒は実施形態のひとつに過ぎないのかと思います。
というのも、特許末尾に「本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。」とあるので。画像認識の話だけでは実施形態が不明で特許化できないので、一例として自撮り棒を使ったという推測です。
自撮り棒な理由は、機構が比較的単純だからじゃないかなと……「ドローンのように自由な動きができない撮像機器でも実現するために〜」みたいな派生特許を他社に取られないようにするため、とか。
英國紳士
面白いアイディアだと思いますが、これが実用化するとなると先につけるカメラやレンズ自体の重さを軽くしないととても扱える自撮り棒ではなくなりますよね。
私も一眼用自撮り棒を使うことがあります。
10kg相当の重さでもビクともせず、同等のペイロードを持つ軽量な自由雲台をつけ、手元にRMT-P1BTの様にカメラとBluetooth接続してフォーカシングからAF-Cでの撮影など操作が出来るようにし、長さは19cmから62cmほどに伸縮出来るものです。
自撮り棒自体の重さは240gに収まりました。
これにZV-E10の様な軽量なカメラをつけるんですが、重めのレンズつけたりストロボのトランスミッターやマイクつけたとかで腕がプルプルしてきて相当な負荷が架かってるのがわかります(苦笑)
今回のキヤノンさんの特許の自撮り棒と一緒に想定されているカメラが、R10くらいの重さでも扱うにはかなり厳しいと思うので、となるとレンズ交換式ではないということでしょうかね?
自撮り棒使って3人並んで撮れる程度の画角から推測して、換算24mm相当でもいけるので、となるとこの自撮り棒に想定されるカメラには、レンズのワイド端にそこまで極端な超広角を用いない想定のような感じもしますね。
Oort
キヤノン、自動撮影のPowerShot PICKなどのカメラを出していますね。
色々なモノが組み合わさって面白いカメラが出ると良いですね。
電脳仙人
これ普通のカメラ用の自撮り棒を想定すると重くなってダメでしょうね。
小型にしたPowerShot PICKの自撮り棒版ならありだけど売れなさそう。
今はアイデア特許でしょうね。なんか面白い製品が出ることを期待したいですね。