ハッセルブラッドが「X2D 100C」と3本の交換レンズを正式発表

ハッセルブラッドが、1億画素のセンサーとIBISを採用した新しい中判カメラ「X2D 100C」と、3本の交換レンズを正式に発表しました。

Hasselblad's new X2D 100C packs a massive 100MP sensor inside(DPR)

  • ハッセルブラッドが同社では3機種目の中判ミラーレスカメラとなる「X2D 100C」を3本の新しい単焦点レンズとともに発表した。
  • X2D 100Cには1億画素の裏面照射型CMOSセンサーが採用され、ハッセルブラッドは16bitの色深度で最大15stopのダイナミックレンジを実現すると主張している。また、5軸手ブレ補正は最大7段分の効果があると主張している。
  • X2D 100Cは294点のアップデートされた像面位相差AFシステムを搭載している。記録メディアはCFexpress TypeBかまたは内蔵の1TBのSSDだ。
  • EVFは0.5型有機EL 576万ドット、倍率1倍、リフレッシュレート60fpsのものが搭載されている。また背面には3.6インチ236万ドットチルト式タッチパネルが搭載されている。
  • バッテリーライフはCIPA規格で420枚だが、実際はそれより多くの撮影が可能だ。
  • X2D 100Cは税込み8699ユーロ/7369ポンド、税抜き8199ドルで本日より販売される。

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Hasselblad announces 38mm, 55mm and 90mm F2.5 XCD V primes

  • ハッセルバラッドはX2Dと同時に3本の「XCD V」シリーズの単焦点レンズ38mm F2.5、55mm F2.5、90mm F2.5を発表した。
  • 3本のレンズはステッピングモーターによるAFシステムと、従来よりも更にコンパクトになったリーフシャッターが採用され、フラッシュの全速同調が可能だ。フォーカスリングを押す/引く動作でAF/MFを切り替えられる機能は3本とも共通だ。また、カスタマイズ可能なコントロールリングが追加されている。

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X2D 100Cのスペックはリークしていた噂通りで、1億画素のセンサーと7段分の効果のIBISを搭載したハイスペックモデルに仕上がっているようです。IBISが搭載されましたが、ボディは引き続きコンパクトで使い勝手はとてもよさそうです。

新しいレンズ群は、これまでのタル型のデザインから筒状のオーソドックスなデザインに変わり、すっきりとした現代的な印象になりましたね。コントロールリングやフォーカスクラッチ機構が追加されているので、操作性もかなり良くなりそうです。