タムロンがフルサイズミラーレス用の大口径の広角・標準単焦点レンズの実施例を含む、フォーカス時の像面変動と色収差を抑える技術のための特許を出願しています。
- 出願人:株式会社タムロン
公開番号:P2022162600
出願番号:P 2021067484
公開日:2022-10-25
発明の名称: 光学系及び撮像装置 - 【課題】F値が小さい明るい大口径レンズでありながら、フォーカス変動時の像面変動及び色収差が抑えられた光学系及び撮像装置を提供する。
- 一般的にF値が1.4程度の明るい大口径レンズは、被写界深度も浅くなり物体距離が無限遠から最至近にかけての合焦の際、像面変動をより抑える必要がある。また、センサ結像面上での像の色にじみ、アウトフォーカス部でのボケ像の色にじみ等の軸上色収差及び倍率色収差の補正がより重要となってきている。
- 本件発明の課題は、F値が小さい明るい大口径レンズでありながら、合焦全域での像面変動及び色収差が抑えられた光学系及び撮像装置を提供することにある。
- 実施例1(35mm F1.4)
撮影距離 無限遠 最至近
焦点距離 33.3896 32.2974
Fナンバー 1.4500 1.4500
半画角 32.8185 31.2228
像高 21.633 21.633
バックフォーカス 17.500 17.500
- 実施例2(40mm F1.4)
撮影距離 無限遠 最至近
焦点距離 40.3989 38.4571
Fナンバー 1.4100 1.4726
半画角 27.8608 26.1523
像高 21.633 21.633
バックフォーカス 17.4987 17.4987
- 実施例3(50mm F1.4)
撮影距離 無限遠 最至近
焦点距離 48.5017 45.4920
Fナンバー 1.4399 1.5474
半画角 23.7670 21.4597
像高 21.633 21.633
バックフォーカス 18.1462 18.1462
- 実施例5(30mm F1.4)
撮影距離 無限遠 最至近
焦点距離 31.4732 30.5281
Fナンバー 1.4601 1.4852
半画角 34.5150 32.9635
Y 21.633 21.633
バックフォーカス 17.5000 17.5000
- 実施例8(28mm F1.4)
撮影距離 無限遠 最至近
焦点距離 29.0933 28.1356
Fナンバー 1.4500 1.4733
半画角 36.9290 36.0637
像高 21.633 21.633
バックフォーカス 17.5000 17.5000
タムロンのミラーレス用のレンズは、現在、ズームが中心で、単焦点レンズは小口径の広角レンズが3本ラインナップされているだけですが、今後、今回の特許の実施例のようなF1.4の大口径単焦点レンズが登場するのかもしれませんね。これらのレンズの直接のライバルは、シグマのDG DN Artシリーズでしょうか。
Tsu
MFを多用するので現時点でリニレスポンスMFか同等なのは純正かタムロンしかありません。
サムヤンのシネマAFレンズもそうかもしれませんが未確認です。
シグマの105mmマクロを使っており描画は大満足ですが、操作性が悪すぎるので純正GM?かタムキューを待ってます。
今回の大口径単焦点も操作性でシグマを上回るかもしれないので楽しみです。
daipa
Zマウントが出たらすべて買ってしまいそう。
なぜか、ニコンはZマウント版のF1.4を出さないので。
タロウカジャ
大口径時代ですね。
各社の開発発表が楽しみです。
もっとも大きさ、重さそして価格がお付き合いできるかが問題です。
Mスクエア
何だかレンズの構成図をみると、多くのレンズ群と枚数なので重量と価格も上昇しそうですね。
シグマの一眼レフ用のARTラインの様に、「光学性能を突き詰めれば重さもいとわない。」様に感じてしまいます。
まだメイン機はミラーレスには移行していませんが、ミラーレスでも光学性能と軽量化のバランスを突き詰めたものと、光学性能を極め重量や価格も青天井(大袈裟かな)なものに、二極化するのでしょうか?
私ならF1.4クラスでも写りが良くて軽量なレンズがあれば、そちらを選びたいです。
ニコンのレフ機の58mmF1.4の様なレンズが良いなあ。
平凡太郎
30ミリや40ミリなどの特徴ある焦点距離のF1.4のレンズ、興味が出ますね。
prisoner6
ニコンZマウントはF1.8とF1.2のシリーズなのでタムロンからF1.4の手ごろな大口径があったらうれしいですね
鳩屋
Mスクエアさんの言うように「F1.4クラスでも写りが良くて軽量なレンズ」であればタムロンらしさというか、ミラーレス版としてのこれまでのSP f1.8シリーズのような立ち位置になっていきそうですね。
ニコンがf1.4ではなくf1.2とf1.8を軸にしていくようなので、f1.4が好きな方にとっては朗報ではないかなとも思います。
いずれにせよ、選択肢が増えるのは良いことなので、各社の色んなレンズがみたいですね。
ヤマ
タムロンさん本当勢いが凄いですね。
ソニー50mm1.4もまだ更新されませんし買ってしまいそう。
このF1.4シリーズはフィルター径も同じだったりするんでしょうか。もしくは全部フィルター径67mmとかだったら最高です。
ここで何年か前からたまーに噂が掲載されるソニー100mm1.4もなかなか実現しないので、こうなったらタムロンさんのこのF1.4シリーズに入れて欲しいです。
風
>フォーカス変動時の像面変動及び色収差が抑えられた光学系
とのことですがここでいう像面変動というのはいわゆるフォーカスブリージングなのでしょうか?
となると動画向きなレンズな気もしますが、Eマウントで各種動画向け機能が盛り込まれた純正レンズに光学系で挑んでいくって感じになるのですかね
特に純正の35mmf1.4GMは描画力はすさまじいものの7IVのブリージング補正で補正しきれていないレベルなのでこちらも気になります
シュワシュワ
Zがf1.4やってくれないので、タムロンがOEMで補ってくれるならうれしいですね
ただこれらの構成図だと小さくはなさそう
500g台か600g台前半には収まって欲しいものです
まぁまだ実現性は分かりませんが、40mm f1.4は是非!って思います
fol
50mm欲しいですねー。
最新レンズの50mmのF1.4で描写が良いレンズが無いので。
ファミリーカメラマン
皆さん仰っているように、随分と複雑なレンズ構成なんですね。50mmF1.4を見ても、単純なガウスタイプとかなり違います。
BenBen
図を見ただけでも結構大きくなりそうなレンズ構成ですよね。
特に40mm F1.4はシグマのあの巨大で高精細だったあのレンズしか思いつきませんが、タムロン40mm F1.4がどんな仕上がりでくるのか楽しみです。
マンダラ
思い返せば6年前、ただ安いだけで選んだような20mmf2.8のレンズを
30mm相当の画角で使用したら街でのスナップや最短距離を生かした花の撮影
などで、かなり使い勝手が良く、ボデーキャップ代わりで今でも重宝しています。
さらに追加で20mmf1.8も購入しました。
ただ一つ残念なのはクロップ使用なので4千万画素を生かせないことです。
30mmは多分認知されていない画角のレンズですが、
ぜひ販売してくださるようお願いいたします。
ZAE
スナップで24mmは自分にはどうしても広すぎる
「28mm F1.4」「30mm F1.4」2本とも欲しいです
待ってます!