ライカが、フィルムカメラM6の復刻版を正式に発表しています。
・Leica re-releases the Leica M6 film camera for $5,295(DPR)
- ライカは1984年の発売から38年を経て、M6を復刻した。復刻版M6は初代M6の外観や機能はそのままに、いくつかのアップグレードが施されている。
- ライカはM6の18年間の生産期間中に、さまざまなバリーエーションのM6を17万5000台しており、これらは中古でも高値で取引され、フィルム写真界で最も人気のあるカメラの一つとなっている。
- 復刻版M6はMPの技術を一部採用しつつ、オリジナルのM6のデザインを忠実に再現している。MPからはアンチグレアMPスタイル0.72倍のファインダーが採用され、LEDライトメーカー、センタードット、バッテリー警告灯を備えた頑丈なソリッドブラス構造が特徴だ。また、同じ後部ISOダイヤルが採用され、ライカは電子的にオリジナルのM6から何が変わったのか詳しく説明していないが、「最新の電子装備」が搭載されている。
- 新しいM6のサイズはオリジナルと同じだが、M11の耐久性の高いブラックアルマイト仕上げと、質感の高いレザーレット外装に変更されている。また、プラスチック製のサイドストラップガードがなくなり、よりモダンなシルエットとなっている。
- その他の変更点は、ライツの赤いロゴが復活していることで、パッケージも初代M6発売時と同様のデザインになっている。新しいM6はドイツでハンドメイドで製造され、5295ドルで予約受付中だ。
(※画像は左がオリジナル、右が復刻版のM6)
最近よく話題になっていた復刻版のM6が正式に発表されました。新しいM6はオリジナルのM6の外観をほぼ踏襲していますが、ストラップ取付金具の上の部分など若干形状が異なる部分もあるようですね。また、塗装の耐久性や外装の質感も改善されているようです。
新しいM6はライカのMシリーズらしく、質感は素晴らしく高く、撮影だけでなく飾って眺めても大いに楽しめそうです。今や新品で手に入るレンズ交換式のフィルムカメラは貴重なので、ライカにはフィルムカメラファンのために末永くフィルムカメラを造り続けて欲しいものですね。
ヘリコイド
画像を比較すると、吊り金具の傷付き防止プラが無くなり、距離計窓が素通しガラスになったようですね。何か理由があるんでしょうか。
カタスマー
瓜二つなのでアクセサリーもそのまま使えそうですね
そして昨今の中古M6の高騰を考えるとむしろ価格は安いかもしれませんね
外観も内部も新品同様レベルにまでオーバーホール修理(清掃)したM6なんて20〜30万円じゃ買えないでしょうし
Unicom
Leica Camera のYouTubeチャンネルを参照すると、このM6は限定版では無いみたいなので、限定版だからと急いで買うつもりだった方は少し冷静になった方が良いかもしれないです。値段も値段ですので。
もりい
1984年発売のM6には、吊金具上のプラ部品は付いていませんでした。
私の持っていたのは、こちら http://morii.jp/camera/img/leicam6_2f.jpg
1987年頃に購入したのは、こちら http://morii.jp/camera/img/leicam6_5f.jpg
微妙に変化しています。
シリアル番号は、オリジナルのは黒色ですが、今回のは白色になっているようですね。
フィルム世代
円安が進んでいますが、M-AやMPとの価格差はどのくらいになるのでしょうか。この時代に新品のフィルムカメラをリリースするという企業努力は大いに認めますが、やはり実売価格が非現実的なねが残念です。
ろもぞう
オリジナルのM6は亜鉛ダイキャストのトップカバーだったので、
塗装にプツプツが出てきたり、シャッター音が安っぽいと言われたりしていて
「質感は劣るけど安く買える実用的なライカ」みたいなポジションだった気がします。
今回ブラックアルマイト仕上げなのでおそらくMPにアルミのトップカバーを装着したものにM6の刻印をいれて発売するのかなと思いますが、個人的にはM4とかで出して欲しかったなあ。