PCmagに、OMDSのミドルレンジの新型機「OM-5」のレビューが掲載されています。
- OM-5はE-M5 Mark III のボディデザインを受け継いでおり、ブランド名と機種名のロゴを除けば外観は同じで、外装は大部分がプラスチック製だ。
- 防塵防滴はIP53でほこりや砂、水しぶきにも対応できるので、アウトドアの写真家に適している。しかし、ボディは他のセミプロやハイアマ向けのカメラほど頑丈ではない。プラスチック製のボディは、三脚ネジ穴に取り付けるストラップなどを使用する場合は、(E-M5 IIIでは破損の報告があるので)問題になる可能性がある。
- 12-45mm F4 PRO とのキットは1599.99ドルで、レンズ単体で700ドルなので300ドルも節約できる。このキットレンズはOM SYSTEMで最高の製品の一つだ。
- 背面の方向パッドは小さめで、ニットの手袋をしている際にOKを押してメニューを開くことができず、周囲の方向キーを同時に押してしまった。
- OM-5は、この価格帯のカメラとしては操作系が古いように感じる。被写体認識AFが無いので、フォーカスポイントを手動で選択する必要があるが、ジョイスティックは用意されていない。ジョイスティックは以前はハイエンドカメラの機能だったが、最近ではEOS R10などのミッドロークラスにも搭載され始めている。
- メニューシステムもOM-1に導入された新バージョンではなく、E-M5 IIIと同じ少々古いもので、これは少々残念だが、長年オリンパスを使用しているユーザーにとっては馴染み深いメニューだ。
- EVFはE-M5 IIIから継承されたもので、0.68倍 260万ドットのスペックは数年前まで最先端だったが、今では1000ドル以上の価格帯のカメラのEVFは性能が向上している。しかし、OM-5のEVFは悪いものではなく、OVFシミュレーションモードはEOS R3ほど印象的ではないものの、いい仕事をしている。
- 背面のモニタもE-M5 IIIからの流用だが、適切な解像度で視野角が広く優れたモニタだ。タッチパネルは上手く機能するが、唯一の不満はメニューがタッチパネルに完全には対応していないことだ。
- 古いMicro USB端子の採用は、USB-Cを標準化しようとしている最近のEUの動きに反している。Micro USBは電力供給ではUSB-Cほど強くないため、OM-5はカメラの電源を入れた状態でバッテリーの充電ができない。当然ながらUSBケーブルの端子は対称ではなく正しい方向を確認する必要がある。
- Micro HDMI端子も壊れやすいので、機材を手荒に扱う可能性のあるクリエイターにとってこれはもう一つの懸念事項だ。マイク入力端子はあるが、ヘッドホン端子は搭載されていない。
- AFはE-M5 III から引き継がれたもので、OM-1の被写体認識には対応していない。AFは高速だが、野鳥の撮影では目ではなく尾羽根にピントがあっていることがあった。このような小型の被写体では被写体認識が威力を発揮する。
- 連写はメカシャッター10コマ/秒、電子シャッターはピント固定で30コマ/秒と速く、バッファーも10コマ/秒でRAWで150枚近くと適切なサイズだ。
- 画質はE-M5 III と同等で、OM-5は新型の画像処理エンジンを搭載しているがJPEGの品質に違いは見られない。しかし、OM-5には手持ちハイレゾショットやライブNDなどの、いくつかのコンピュテーションナルフォト機能が追加されている。
- ラボテストではISO200-800の低感度域では優れた性能を発揮し、ISO1600からはコントラストと細部のディテールが失われるが、ISO3200までは非常に良好な画質だ。ISO3200以上ではRAWからLight Roomで現像した方が良い結果が得られる。
- 動画に関しては控えめのスペックだが、手ブレ補正が効果的で多くのケースでジンバルなしで撮影できる。しかし、動画は8bit H.264なので、X-T4やEOS R7などの10bit機と比べると、後処理の余地が非常に制限される。また、ヘッドホン端子がないことと4K60pがないことがウィークポイントだ。
- OM-5は悪天候でも屋外に持ち出せる三脚なしで使えるカメラで、手持ちハイレゾショットやライブNDなどの機能が強化されているが、いくつかの時代遅れとなっている機能を改善する努力を怠っている。EVFはZ50のような安価な製品にも及ばなない。また、micro USBを採用した機種を支持するのには抵抗を感じる。メニューがOM-1と異なるのも残念だ。
- OM-5は競合製品の中間に位置する価格設定で、ライバルのEOS R10は安価な選択肢でIBISや耐候性はないがAFシステムと操作性ではOM-5を大きく超えている。X-S10より好みのカメラで、IBISを搭載し全体的に優れた性能を1000ドルで提供している。EOS R7は1500ドルと少し高価だが、AFはOM-5よりも遥かに優れており、画素数が多くIBISや10bitの動画も搭載している。まだどこのシステムにもこだわりがなければ、EOS R7はお勧めだ。
- 既にマイクロフォーサーズシステムを使用している場合は、OM-5はコンパクトな全天候カメラとして魅力的だ。しかし、性能に大きな差のないE-M5 III は現在大幅な割引価格で販売されており、コストパフォーマンスを重視する人には良い選択肢だ。OM SYTEMを使い続けたいのなら、OM-1が全体的に遥かに優れたカメラで、価格の点では上にクラスになるが、それだけ払う価値があると思う。
- 良い点:軽量で持ち運びが楽、5軸手ブレ補正、IP53の防塵防滴、十分なバッファ、手持ちハイレゾとライブND、環境に優しいパッケージング。
- 悪い点:ジョイスティックがあればよかった、EVFが改善されていればよかった、AFシステムが競合機ほど高性能ではない、C-AFで6コマ/秒は動体には弱い、4K30pが8bitカラーに制限される、ヘッドホン端子がない、時代遅れのMicro USB端子。
OM-5は強力な防塵防滴性能や小型軽量なパッケージングは評価されていますが、ライバルに較べてスペックや性能で負けている部分も多く、レビュアーの評価も微妙なものとなっているという印象です。
AFに関しては、画像処理エンジンの関係で仕方ないのかもしれませんが、被写体認識が無いのはやはり少々残念ですね。また、批判の声が多いmicro USB端子ですが、ここでも厳しい評価となっていて、明らかなマイナスポイントになっているので、できれば少しコストがかかってもUSB-C端子に換装しておいた方がよかったような気がします。
Canon boy
New E-M5 markIVというよりIIIをOMDS製に差し替えるだけのマイナーチェンジ版というところでしょうか。
カタログに載せたり、流通経路の兼ね合いなどもあるのかもしれませんね。
karatake
R7とR10が登場した今となると、この内容でボディ15万弱は高いなという印象です。
2022年の15万円台のカメラに被写体認識AFが無いのは致命的だと思います…。
to
小型軽量はともかく耐候性についてはそこまで悪天候で撮影する人が多いとは思えず、全体的な仕様の古さをフォローできるほどの魅力は無いと思います。
当初はミニE-M1 IIIという印象でしたが今はE-M5 IIIのマイナーチェンジのように見えてきました。この価格だと日本では安くなっているE-M1 IIIも対抗馬になるのでは?
sasurai
そうなんですよね。
コレからの5年10年考えると、伝送はC to C であるべきですよね。
国内の既ユーザーは困らないかも知れませんが、周辺からは取り残されるかもですね。
それでも、給電できていたら良かったですね。
さなか
防塵防滴で位相差AFでIBIS搭載で小型軽量って他社にないんですよね‥。
唯一無二のモデルだからこそもう少し頑張って欲しかった‥。
オリペンユーザー
他の方も仰っていますが、この内容と値段だと
「M5系の大きさが絶対欲しい」ってことでも無ければ、
M1Ⅲとかのほうが魅力的になりませんかね?
OM-1はあの機能であの金額は有りかなとおもいますが、
M5Ⅲのマイチェンで15万かぁ...
R7やR10の後出しですからね、セールスはなかなかに厳しいのでは
ないかな。M1ⅡからOM-1に乗り換えるつもりで、
タイミングを逃してしまって、この機種の「噂に」のっかり
更にタイミングを逸してしまいました。どうしようかなぁ
ほっじす
今の時代にMicroUSBはかなり抵抗あります。
Type-Cなら機種によってC to Cケーブルでその場でスマホやタブレットに直接繋いで撮影データを高速転送できますし、PD規格に対応していれば充電も高速です。
スマホのType-C端子が世の中の基準になっているのに、なぜまだMicroUSB端子なのか…
オリスキ
メーカーも素直にマイナーチェンジモデルとしてe-m5 mark iii「s」とか付けてくれて方が、そういう機種なのね、と納得できるんですがねぇ。
1番気になるのが、OM-1を出した時に既存のメニュー構成は分かりづらいとメーカーも認識した上で肝入りで刷新したのに、それすら採用されないというのが理解できません。
今回はブランド統一の意味合いが強いはずなのに、ブランドとして機種によりメニュー画面が違うのはどうなんですかね。
noppo
私はいまだにmicroUSBのカメラを使っていますが、スマホなど他の機器がtypeCになっていくと、microUSB機器の存在がけっこう面倒になってくるんですよね…
せめて、変換アダプターが同梱されていれば良いんですけど
リィン
登山系アウトドアカメラとして全面に推して非常に狭い顧客層を狙った製品でしょうね。USB端子の古さもそうですが、企画段階で複数の魅力的な商品を開発し展開する力がまだOMDSにはないのかも知れません。
他社とは企業規模が違うのかもしれませんが、本当に2016年からOM1以外は時が止まっている気がしてなりません....。
ヤーノシュ
この値段では魅力なさそうですね。
機能的にはいいんですがね。(部材が足りない???)
多分少ししてからUSB-Cに換装したバージョンが出るかもしれませんね。
方々が述べたようにマイクロUSBでは不満が溜まる一方だと思うので。
dacco
OM-1が素晴らしかったからこそ皆さん落胆しているんですよね
E-M1IIIにガッカリしてOM-1で熱狂したばかりですし
ねす
厳しいことを言うようですが、開発者はこれを新型として発表することを躊躇しなかったのでしょうか。
充電ポートぐらいUSB type Cにできなかったのか
OM-1と電池を同一のものにするのは難しかったのか
自分が15万円出して買う価値のあるカメラだと思っているのか
OM-1を発売日に買いましたが、これは正直、残念だと言うしかありません。
本当に残念です。
ヤーノシュ
この値段では魅力なさそうですね。
機能的にはいいんですがね。(部材が足りない???)
多分少ししてからUSB-Cに換装したバージョンが出るかもしれませんね。
方々が述べたようにマイクロUSBでは不満が溜まる一方だと思うので。
tomo
部材を使い切りたいのかもしれませんが、そもそも商品が売れなければいつまで経っても減らないわけで…出し惜しみする余裕はないと思いますが、OM-1が結構売れたので、その売上を阻害したくない思いがどこかで働いたのかもしれませんねぇ…
ctostof
カメラ自体の事柄でなくて恐縮ですが、PCとのテザー撮影を多様するユーザーにとってはUSB-A時代は長くて取り回しがしやすいUSBコードが選べたのに、USB-C時代になったら規格上長さが限られてコードもぶっとくなりがちというか、確実にテザーが確保できる製品だと必然的にそれしか選べなくなっているのがちょっと辛いところです。高価ですし...
給電と通信の安定に相関性があるのかわかりませんが(片方を重視したらもう片方の機能は犠牲になるトレードオフ関係なのか)、通信が確実に確保できるのであれば給電機能より長さとそこそこの細さの取り回しのしやすさが個人的には欲しいかな...。
みけ
ユーザーの声を聞かず、マーケットの動向も見ず、メーカーの都合だけで作ったカメラっていう感じがしてしまいます。
ユーザーの声を聞いてれば、少なくともメニュー構成はOM-1に合わせるべきだったでしょう。OM-1のサブ機としたときに、メニューの使い勝手が違うのは痛いです。
マーケットを見ていれば、microUSBの選択肢もなかったと思います。果たしてヨーロッパ市場でmicroUSBがどれほど受け入れられるのか。
将来のハイエンドカメラユーザーを育てるには、ミドルクラスのカメラの性能やコストパフォーマンスは非常に重要だと思います。いきなりハイエンドカメラを買うビギナーはめったにいませんから。ミドルクラスのモデルを愛した人が同じメーカーのハイエンドに手を伸ばすのが、セオリーではないでしょうか?
そういう意味でパナソニックも含めて、最近ミドルクラスで「Wow!」と言えるカメラが出てないマイクロフォーサーズ陣営の未来に不安を禁じ得ません。
タイヤ気
給電やPD非対応でUSB2.0でもよいので、端子はCにしてほしかったですね
充電器もつかないので、余計にそう思います
せめて新メニュー搭載なら、E-M1IIIに比べて多少の優位性もありますが、今ならOM-5より低価格のE-M1IIIの方が多機能でPD給電もできて、マグネシウム合金・・・
E-M5IIIユーザーですが、短時間でもいいのでLogで10bit収録とか、E-M1IIIより現代的な何かを取り入れてほしかったですね
014052
プラボディは本当に残念です。EM5mark2マグネシウム合金がデザインも良かったのにと思っています。防塵防滴はIP53は上位モデルのOM-1に任せて他機能を頑張って欲しかったです。
これで売れると思っているので有れば今後の経営が大丈夫か心配になります。
ななな
PD給電と新メニュー体系があればOM-1のサブ機になり得たのに只々勿体ない。
最初に買うMFTならありかもしれませんが。
登山
風景写真の趣味が高じて登山を始めた者です。
ソニーのカメラをメインとして使っていますが、やはり軽くしたいという思いでom-5を注目していました。
ミニom-1になるかなと期待してたのですが…これだと前世代でもいいような気がしてきました。
せめて充電器をtype-cにしていればスマホ、ソニーのカメラなど共用できるし、ケーブル一本分荷物を減らせると思ったのに…残念です。
Taku
今のトレンドは被写体認識AFですが、あれは使わない人には全く不要な機能ですし、耐天候性や小型軽量、レンズを含めたシステム性など、何を重視するかは人それぞれなので、E-M5 Mark3の後継機としては、これはこれで良いカメラなのでは?
(目新しさが無いという点では同意ですが・・・)
ただ、micro USBについては確かに残念で、何かUSB-Cを採用できない理由とかがあるのでしょうか。あの昔ながらのバッテリーがPDに対応できないからとか。
であれば、ここでバッテリーごと新しいものに変えても良かったように思います。
メニューシステムの新旧の件もそうですが、ここで新しいものを採用しなかったということは、これから出るであろう下位機種(OM-10?PEN系?)にも同じ旧世代のものが使われる可能性が高いような気がして、私としてはそちらの方も心配です。
bee
スマホだと5年前の2017年の時点で、ミドル・ハイクラスはタイプCに置き換わりつつあった。
2019年には、途上国向け以外はほとんどタイプCだったはずだ。
いくらカメラ業界がオールドユーザー多数で置き換えが進みにくいといっても、
2022年にもなってマイクロBを採用してしまうセンスの古さ、はっきり失望しました。
ミドル機がこの体たらくだと、エントリー機は更に安かろう悪かろうになってしまうのでは。
KT
みけさんも書かれていますが、OMDSの都合で生まれたカメラという印象しか受けませんでした。開発者の面々が同価格帯の他社のカメラと触り比べて、これは売れる!と自信を持って言える製品なのでしょうか。過酷な環境で撮影する一部の方にとって唯一無二の存在だということは分かりますが、そこに属さないユーザーとしては正直魅力が感じられません。
個人的には防塵防滴が売りなのにチャージャーすら同梱されていないのも解せません。これは私が購入したOM-1にも言えるのですが。毎回カバーをパカパカ開けて端子にケーブルを挿し続けても本当に防水性能が劣化しないのか疑問です。私は別売のチャージャーを購入しましたが、堅牢性を売りにするなら多少値上げしてでも同梱してほしいです。
chakkey
自分の知っているカメラの制御ICは、GUIとか制御する系列と、センサー周辺で画像処理を担当する系列に分かれていました。センサー周辺のICはセンサーの世代交代とともに更新されることも多く、カタログスペックに直結している部分です。GUI系列のICは、センサー周辺のIC程世代交代は多くなく、更新も発売される数世代に渡って使用されることが多いです。
で、micro-USBですが、このGUI系列のICの乗っていることが多いです。予算が豊富ならGUI系列のICの更新も行えますが、予算が厳しい感じなんでしょうね。
ちなみに、micro-USBとUSB-Cは制御する手順と速度が違うので、外見だけ変えて使う訳にはいきません。転送速度の違いはICにとっても大きいので、内部アーキテクチャのかなりの造り替えが必要ですね。コネクタの部品だけ交換してお手軽に入れ換える訳にはいかないです。そんなんでUSB-Cにできるなら、とっくにやってるでしょう。
どりゃー
製品仕様については総じて評価が辛いですね
本来のモデルチェンジタイミングではないものの、
ブランド刷新の象徴として投入するのではと勘ぐってしまいました。
既存の製品でまだまだいけるというユーザーは次世代機を
待つのが良いかと思えます。
新規のユーザーにとっては価格が抑え込まれている
のが嬉しい所だと思います。
クリーシー
社内で色々と喧々諤々の議論はあったと思いますが販売戦略上致し方なかったのでありましょう。
軍資金も用意してありましたがミニOM-1に期待します。
AO
そもそもE-M1IIIが6年前のE-M1IIの焼き直しと言われていましたし、それをベースにしたOM-5が古いのも当然。
1世代前のフラッグシップ機の機能を搭載といっても、それはその機種が最先端の性能を有していて初めてウリになるものです。
価格を下げても他社より劣る性能はどうしようもないのでOMDSの早めの次の一手が待たれますね。
qwe
今ならよほど使い捨てのような安い物でなければ、microUSBの製品は避けますね。
多くの人も似たように思っているでしょう。
そこを想像できなかったのは非常に問題と思います。
カメラ以外にもOM-SYSTEMの新しいPCMレコーダーもmicroUSBを採用している。
私の場合PCMレコーダーが古くなりガタがきているので買い替え候補にこのOM SYSTEMのも気にはなったものの、microUSBというだけで却下です。
ただ、PCMレコーダーはカメラよりもっと遅れていて、まだUSB-Cが使えるものがほとんど無いという事情もあるので、今のをだましだまし使って買い替えは先延ばしにしようと思います。
とにかく今の時点で特にレンズ交換式カメラのような製品の場合はmicroUSBというだけでメーカーへの失望を呼び、売上を逃すことになってしまいますね。OM-5についていえば仮にUSB-Cにした場合と比べ売上が数分の一になってしまうのではないでしょうか。
kankan
USB端子は不評ですが個人的にはtypeCってコネクタが歪みやすくてちょっと気を使うんですよね。
今のバッテリーだと給電対応も不可でしょうしもしかしたらその辺も考えての選択かも。(まぁ実際はコスト面の問題でしょうが…)
KISS Rを待ちながら
カメラ業界全体でミドルレンジモデルがシェア的にも利益率的にも厳しいのは承知していますし、その状況でOMDSが継続してくれた事自体は評価したいと思います
が、現状E-M5mk3を使用している人達がリプレースするかといえば…
ジェラ
USB-Cは事実上の統一規格みたいなもんですからねぇ
EUもスマホでの統一を発表したしiPhoneは未だにLightning引きずっていますがそれも長くないでしょうし。
もう中国のノンブランド格安製品にも普通に採用されているくらいなので、今どきの新製品がMicroUSBで出てくるのは確かにどうかとは思いますね。今まさに淘汰されている最中ですし。
スマホなんかより長く使うカメラはその端子とより長く付き合う事になります。
なんにしても変えないのではなく変えられない事情の方が影響しているのは容易に想像できますが。
北の大地
筐体が小さいのはいいですが、時代遅れ感が強いです。
これならO-M1のボディを使いつつ、機能を削減したモデルの方がまだ良かったのでは?
E-M5の大きさで、O-M1の性能を少しでも期待してましたが、出てきたのはE-M5mk3のボディに中身はE-M1mk3は訴求力としては弱いです。
市場が求めてたのは、まさに「miniO-M1」だったのではないでしょうか?
「OM SYSTEM」という新しい看板を背負う第1号なのだから、期待値が上がっていただけに残念です。小型全天候型カメラという唯一といってもいいジャンルだけに、せめて側だけでも新しくなってれば、食い付きも良かったはず。E-M5mk4という機種名にした方が良かったとすら思えます。
あとmicroUSBは論外です。
hriv
発表時のコメントでも触れましたが、センサーや筐体が更新できないとしても、OM-1のメニューでなく古いままであること、USBがMicroBであることは残念です。メーカーもターゲットを登山やアウトドアに絞っているようですが、この仕様ならほとんどの人は値下がりしておるE-M5 markiiiかE-M1 markiiiを買ったほうがよさそうです。OM-1の出来が良かっただけに、OM-5も期待していましたが、なかなかハードが進化しないしない以前のMFTに戻ってしまったようにみえます。
kr
記事にある通り私もM5IIIで三脚穴破損して高い修理費用を取られました。
ハイエンド機でないカメラはアマチュアやパパママ向けなんて言葉が安易に使われますが、
そういう層だってすぐ壊れたり端子が見るからに古いカメラなんか使いたくないでしょう。
ただでさえm4/3のボディはラインナップが乏しくなってるのに、
まともな趣味にするならば大きくて高いOM-1を買ってください、小さいのは手を抜きます、なんてことやってたら本当にユーザーが離れて行きますよ。
BenBen
皆さん辛口の意見が多いと思いますが、僕も全く同様です。カメラ自体を使うには全く問題も無いと思う位、普通の仕上がりですが、他社の新型機種に見られるワクワク感が無いと言うか積極的に欲しいと思う仕上がりでは無い様な気がします。2022年に発売される新型機種にレガシーコネクターの採用1つで、このメーカーのこの先のセンスが問われているんだと思うのです。
たなや
三脚穴の破損の件は、OMDS公式がYouTube公式で改善されたとコメントしていますね
野鳥カメラマン
キヤノンは実売価格115,000円代のR10に上位機種と同じレベルの被写体認識AFを載せている。
実売価格146,000円代のOM-5から被写体認識AFを省くなんていうのは、競合機種に勝つことよりも自社製品上位機種との差別化を明確化するだめだとしか思えない。
こんなことでは、ユーザーから見放される。残念。
りきまる
外部とのインターフェースがmicro USBというのは,確かに今の時代に?という感じですがE-M5 MarkⅢを使用していて,自分としてはこれまで困ったことはありません。micro USBケーブルを接続しての作業は,本体のファームアップ程度だったと記憶しています。バッテリーは充電器で充電して,常に予備電池を2本携帯しています。アウトドアの現場で,モバイルバッテリーで充電するような悠長なことはやっていられませんので,いつも電池交換です。しかも2泊3日程度のテント泊縦走では予備電池を使い切るようなことはありません。厳冬期以外ならば千枚程度撮影しても2本目までで済んでいることがほとんどです。小型のバッテリーなので携帯にも便利です。ただし厳冬期はそうはいかず,大容量電池のE-M1MarkⅡを使用しています。micro USBで困るシーンとは,どのようなものでしょうか?長時間露光となる「ライブコンポジット」や「ライブバルブ」程度しか思い浮かびませんが,テント縦走の場合時間に余裕が無いので,長時間露光は試したことが無いです。
E-M5 MarkⅢからOM-5へのモデルチェンジでは,E-M1MarkⅡからE-M1MarkⅢへのモデルチェンジとまったく同じような感じで,手持ちハイレゾショットやライブND,星空AFといった機能が追加されました。
一方でOM-1に採用された裏面照射積層型のLive MOSセンサーや「AI被写体認識AF」,新メニューシステム,576万ドットファインダーは見送られ,カメラの性格が明確に分かれました。
OM-5へのモデルチェンジで,このクラスはアウトドアに特化したカメラという位置付けがより明確になったと思います。一台のカメラですべてのシーンに対応するなら,フラッグシップのOM-1,そして今後発表されそうなminiOM-1という役割分担ではないかと想像しており,E-M1MarkⅢが発表からわずか2年でOM-1にモデルチェンジしたのと同様,OM-5も価格据え置きのマイナーチェンジということで,つなぎのモデルと考えれば納得です。こちらのYouTubeチャンネルでも防塵防滴と手振れ補正の強化を強調していますし,小型軽量重視と言うことも言っていますね。
OM-5とOM SYSTEMのこれから
https://www.youtube.com/watch?v=MS4g8TLM-qQ
いずれにせよ,マイクロフォーサーズシステムは,レンズを含めたシステムが小型軽量で,被写界深度が深く,山岳風景の撮影には最適だと実感しています。今後の新モデルの展開に大いに期待しています。
「写真家クロストーク 秦達夫 × 川野恭子」 山岳風景に最適‼ OM SYSTEM OM-5最速レビュー https://www.youtube.com/watch?v=LpzGXNuhHHQ
PenPen
OMsystem銘の一号機としてはいささか悲しい評価ですが、新機種で無くブランドチェンジの一環としてのマイナーチェンジと考えれば、まぁ頑張った方だと思います。
出来れば、操作系だけでもOM-1に寄せた方がブランドとしての統一感があったと思いますが、物理チップに焼き付けなんでしょうかね?
今回実売価は上がりましたが、おそらく早晩値崩れするでしょうから、変更前のE-M5mkⅢくらいの値段になったら買ってみようかと思ってます。
ねむねむ
私もりきまるさんと同意見で、microUSBは歓迎はできませんがそれほどの不満はないです。
しかしファインダーは2022年発売のカメラとしては許せません。
やはりom-1の撮影体験をもっと手軽に味わえる小型カメラの登場を待ちたいと思います。
kentique
OMS(オリンパス)は、本来スペックは重要ではなく、それ以上に撮影が楽しく、洗礼されたデザインをかねた明快なプロダクトコンセプトを形にしてきました。デジタルに移っても、5AXISで三脚から解放されるなど、デジタルにふさわしい形で写真の楽しさを強調し続けてきたように感じます。
元来のOMSファンにとってはどちらかというとOM-5が、m43のメリットを活かしたコンパクトボディでありつつフイルム時代のOM-1,2,3,4のネーミングを踏襲する「心のフラッグシップ」というような期待が高かったと思います。
その点では、ドライにEM1mk3を小型化したという従来のプロセスには、物足りなさを感じる一方で、パフォーマンス的にはかなり使えるものを詰めてくれたと個人的には感じます。しかしながら、身近に使う日常・トラベルデバイスとしてはUSB-Cは絶対条件ですし、個人的にはOM-1は持っていませんが、「システム」と名乗るからにはOM-1のサブと使えるようにメニューの更新も絶対だと思います(サイズ上バッテリーの統一は無理かもしれませんが)。個々の課題がどうのこうのというより、BenBenさんのおっしゃる通り「センス」が問われていると思います。
デザインに関しても、エレガントなEM5mk2を最後に、アナログ時代のPENやOMの洗礼されたシンプルでユニセックスなデザインから外れ、悪い意味で時代を逆行した男女別のアクセサリ家電みたいなデザインコンセプトになりつつあるように思います。
個人的には、グリップの小さいEM5ラインを欲しがる人は、カメラを自然に使いたい・カメラを持ってる喜びを感じたいという人が多いと思うので、限定生産でもいいのでmk1,mk2のようにメタルシェルを用意して欲しいです。
歴代のOMS(オリンパス)カメラを長年日常的+仕事に使い続けてる者としては極めて残念です。
AT
OM-5、軽量コンパクトで防塵防滴強化の点は良かったですが、OM-1の様にマグネシウム合金(それでも質感はe-m1系に比べ落ちましたが)だったら、尚良かった。
中身がほとんど進化してない分、e-m5Mark2の様になればなぁと。
OM-1のサブでe-m10Mark2を使用していますが、買い替えは控えます。
またレンズ買い足そうと思います。
新会社になり、カメラ自体も数出るものでもない。まして日本には何社もカメラ製造会社あり、厳しい戦いを強いられますね。
OMDSが数年でカメラ事業から撤退なんてならないことのみ祈ります。
おいとま
冷静にスペックを見たらこの小ささで十分すぎる性能だとは思います。
あとはやっぱりMicroBですね
iPhoneですらLightningが嫌でAndroidにしている人が自分の周りに何人かいますけど
O-M5にiPhone以上の求心力があるとは思えません。
そもそもEUでケーブル統一の話があるのに
あと何年か売るつもりなんでしょうか
りむちー
EUで充電用端子をUSB Type-Cにすることが義務化される24年末まで2年しかないのに
microUSBで出すのはちょっと不味いんじゃないかな、と
光画伯
オリンパス3台使っているけど、USBはファームアップ以外使ったことは無いです。 PCからのリモート操作や給電とかならTYPE-C(USB3.2)はあったらうれしいけど、このカメラのコンセプトはフィールドカメラであり、現状の仕様でUSBの使用方法はファームアップと充電ぐらいだからメーカーもあまり重要視はしてないと思う。 個人的には今回のUSBコネクターはどうでも良い事ととらえています。
ただこのタイプのカメラを使う人は予備電池持って出かける方が多いと思われるので価格を抑えるために充電器が添付されていないのはうれしくないと思う(まあ、予備電池と一緒に購入してくださいとのことかとは思うけど・・・)。
らすかる
充電はUSB経由より予備バッテリー複数持ちの方が便利で現実的なのでUSBについては問題ないですが、メニュー構成が全然違うのはOM-1と併用(設定を揃える)するのに面倒ですね。
ただ、永らく従来のメニュー構成を使っていてOM-1を買った際にはなかなか慣れませんでしたので、OM-1との併用ではなくてE-M10やE-PL系からのアップグレード層を考えると、この同じ構成の方が馴染みやすいかもしれませんね。
OM-6Ti
BenBenさん、kentiqueさんのいうOM一桁という「心のフラッグシップ」、OM一桁の「センス」という点、誠に納得です。
少々横長になっても、かつてのOM-1,2,3,4同等の「心のフラッグシップ」を目指して頂きたいです。
フルサイズミラーレスになってからというものC社N社S社のような高額レンズでシステムを組むことには、夢を買うのは難しくなってきていると思います。収入減少気味の自分としては、もうミラーレスのシステムをMFT以外で組むことは諦めました。
そのため、自分としては、1970年代から続いているブランドの「OM」一桁、特にOM-4Tiのペンタ部分にあるO社の名称が消えるまで使い倒した自分にとって、OM-5以降の番号はブランドの継続、即ち日本国の最大ブランドである126代今上天皇のような存在です。
ちょっとこれは極端だったかも知れませんが、「心のフラッグシップ」と考えて、金属ボディを用意して頂きたいというユーザーは、少なくないと考えられます。メーカーの方が御覧でしたら、是非とも宜しくお願い致します。
ぶらりん
この機種はEUで販売できるのでしょうかね?いくら義務化が2年後と言っても、それは「経過措置」というか「猶予期間」であって、この時間に対応が完了しないメーカーはないだろう、という前提で設けられている期間のはず。「対応しなくていい期間」として設けられているものではない筈です。
充電アダプター1個、充電ケーブル1本余計に作ることにすら厳しい(というか環境対策に甘い企業に厳しい)消費者団体に突っ込まれるどころか、日本やアメリカよりもはるかに厳しい姿勢を示すEU規制当局にも目をつけられるんじゃないでしょうか。となると、当然流通業者からもクレームが入るわけで、USB-C端子に付け替えた改良機が早々に発表される展開が現実的なのかな、と。