Photons to Photos に、富士フイルムの4000万画素の高画素機「X-H2」のダイナミックレンジと高感度ノイズの測定データが追加されています。
・Photons to Photos(found via FujiRumors)
機種名 | 最大ダイナミックレンジ | ローライトISO | ローライトEV |
X-H2 | 10.75 | 2854 | 9.83 |
X-H2S | 10.04 | 2884 | 9.85 |
X-H1 | 10.10 | 3586 | 10.16 |
X-T4 | 10.45 | 3298 | 10.04 |
X-S10 | 10.40 | 3305 | 10.05 |
EOS R7 | 10.49 | 2213 | 9.47 |
Z 50 | 10.53 | 2406 | 9.59 |
α6400 | 10.51 | 2470 | 9.63 |
- X-H2とX-H2S、X-T4とのダイナミックレンジの比較
- X-H2とEOS R7、Z50、α6400とのダイナミックレンジの比較
X-H2のダイナミックレンジはX-H2SやX-T4よりも広く、クラストップの広ダイナミックレンジを実現しているようですね。高感度性能はさすがに2600万画素機のX-T4やX-S10には及ばないようですが、その差はわずかで、4000万画素に高画素化されたことを考えると、高感度性能も非常に優秀と言ってよさそうです。
タスク
フジの4000万画素センサーは優秀過ぎますね
コレが下位機種まで展開されるんですかね?
ナイトメア
ローライトがX-H2とX-H2Sでほぼ同評価というのは驚きです。
画素数の関係でどうしてもX-H2Sには劣ると思っていたのですが。
とはいってもX-H2Sは高速読み出しの積層型。
その部分でローライトでスコアを伸ばしきれないところがありますね。
しかしX-H2もX-H2Sも、高画素数や高速読み出しでありながら、立派なスコアを示したものです。
そしてあらためてわかるX-T4の秀逸さ。
X-T5が出るとはいえ、ラインナップに残ってほしいくらいです。
カタスマー
このデータを見ると新センサーの性能はものすごいですね。
これなら4000万画素を基本のセンサーとして据えるのもよくわかります。
aps-cは久しく2000万〜3000万画素でしたが、一気に高画素化が進みそうですね。
やまちゃん
実際にH2を使っていても、ファイルサイズがデカくなるということ以外は、従来の26MPセンサーに比べてネガな所は無いと感じていましたが、このデータでもそれが裏付けられていますね。
T5がT4と同じ値段ということは、センサーの調達コスト的にも大きな差が無いという事だと思うので、この40MPセンサーは富士の第5世代標準センサーとしてS20やE5にも搭載されそうな気がしてきました。
へてろ
このデータとしては同等ですが、実写ではH2Sを超えH1の更に上を行っていると感じます
特にプロセッサの出来は賞賛に値しますね
スギ山の遠景などの細かなパターンも解像するようになりましたし、高画素になった事でノイズも更に微細化し普段使い出来る感度が上がりました。解像度を落とさないノイズ除去、さらに突き詰めて欲しいです
nikomac
数字上の値はともかく、実際の画像で比較すると高感度時のノイズはH2SやH2よりもH1の方が少ないように感じます。それも単にノイズが少ないだけでなく、ノイズの粒が細かいのでディテールも大丈夫です。
甘党
H2、データ上でも立派ですが、実際に使われている皆様のコメントも大変参考になります。
自分はT5待ちですが、T5でもH2と全く同じセンサーだったらいいですね〜。
イーグレットヘロン
富士フイルムの公式チャンネルの「X-H2開発秘話」動画で発言のあった
「センサーから取り込んでくるデータ量は変わらない。ダイナミックレンジを広げるために減ったデータ量を増やすアプローチをしている」
の検証を見てみたいので、
Rawでのダイナミックレンジの比較は見てみたいのです。
それにより、lightroomやRawTherapeeでの現像か、X RAW Studioでの現像かを決めたいと思いますので、ダイナミックレンジ検証の続報を待ってます。