CIPAが、2022年9月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2022年9月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で109.6%(金額ベースで159.9%)と、先月と同様に台数ベースで前年同月を超え、金額ベースでは前年を大幅に上回っています。今年は、6月以降はデジタルカメラの出荷は好調を維持しているようですね。
カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で70.5%(金額ベースで114.5%)と台数ベースでは縮小していますが、金額ベースでは先月に続いて100%を超えて来ました。レンズ交換式は前年同月比で134.5%(金額ベースで167.8%)と、前年から大きく伸びていて引き続き好調ですね。
レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は17万2974台、ミラーレスは40万5194台で、台数ベースではミラーレスが一眼レフの約2.3倍と、先月ほどではありませんが、一眼レフも引き続きかなりの台数が出荷されているようです。金額ベースではミラーレスが一眼レフの約6倍となっており、単価はミラーレスの方が遥かに高いようです。
朔
ミラーレスの売り上げ単価が一眼レフの6倍ってことは一眼レフは入門機しか売れてないんですね。
もっと一眼レフファンが最後に買っているのかと思いましたが。
どりゃー
全ての地域でミラーレス一眼の単価がエグいぐらいアップしていて
高単価・ハイエンド志向が顕著です。
市場はハイアマチュア・プロフェッショナルに絞られた感がスゴイ。
xylogen
2019年比で見ないと素直に喜べませんね
円安前から単価は上がってますがこれからもっと単価上がるんでしょうね
クリーム茶
ミラーレスの単価は一眼レフの6倍ではなく、6÷2.3で2.6倍ですよ
みけ
単価が上がれば上がるほど、カメラを買う余裕がある人が減るということなので、金額ベースの上昇は素直に喜べない気がします。
台数がもうちょっと上がってほしいですね。
アキオ
スマホの影響なんだろうが高価になってオーディオに近くなっていくのが心配。
らぷたん
ミラーレス時代になってレフ機時代に売れまくったキットレンズ付き一桁万円の機種がほぼ全滅したので予算の少ない初心者に勧められるカメラがないんですよねえ
サワガニ
たしかに製品ミックスの結果単価は上がっており金額ベースも上がっているので、一見それは良いように見えますが、台数減に歯止めがかからない限りは結局全体の金額ベースも下がるようになり先細りの未来がやってきます。
製品ミックスだけでは限界がありますからねえ。
量販店カメラ売り場観察業
パパママカメラはまだ一眼レフWズームセットが定番のようですね。
安いですし、子供が大きくなったら大半の家庭では無用になりますし。
KT
以前オリンパスの方がローエンド機種のレンズキットを買う層は結局そこから別のレンズを購入してくれず、販売台数だけは伸びるものの全く利益に直結しないと仰ってました。恐らく各メーカーが今後そこに力を入れることはもう無いでしょう。
趣味の間口としては、もう中古市場を活用するしかないのでしょうね。appleのリファビッシュ品のように各メーカーが独自に公式サイトで旧機種の整備済み品を販売したら面白いと思うのですが。
スナッキー
一見需要回復みたいな流れですが、台数が減ったままのところを見るに、一部の人がお金をつぎ込みメーカーも品質向上と同時に少量で高品位なものを。という方向に邁進しているのかと。
この状況が加熱すると、行き着く先は一部の人でしかカメラは買えない状態になるのかも。中古も安いものはボロボロの数世代前の機種。とか。
中華系もズームやAFができるレンズも出てきましたしいよいよ日本のお家芸としてのカメラが危うくなってきたのでは?と市場のシュリンクと危うさを感じた次第。