ニコンが2023年3月期 第2四半期の決算を発表しています。
ニコンの映像事業の2023年3月期の上期はカメラやレンズの販売台数こそ減っていますが、単価が上昇していることから前回予想を上回る増収増益で、通期見通しも、売上で150億、営業利益で60億円上方修正と好調のようですね。
以前のインタビュー記事でニコンの社長が「手頃な価格のカメラ」について言及していましたが、決算では「収益性を重視し、プロ・趣味層をターゲットとした中高級機カメラへの注力を継続」と述べられているので、引き続きミドルレンジよりも上のクラスの製品に注力するという方針に変更はないようですね。
どりゃー
ボディ・交換レンズ共に数量減ですが
大幅な増収増益ですね
商品構成変革による単価アップを図ったところに
円安が来たことによる好調でしょう。
単価アップの大部分はZ9と高価格帯レンズによるものなので
Z9の落ち着き後を注視すべきといった感じがします。
フルサイズボリュームゾーン価格帯でヒット機種が出るのを期待します。
お幸
映像部門の増収増益は良いことですね。
ただ、中国台湾情勢が不安定なので、他部門の露光装置?の先行きが心配です。
M-KEY
ZマウントレンズはFマウントより価格アップしている割には本数が減っていない点に注目しています。
Z6III / Z 7III投入のタイミングと価格次第で、さらに増収増益が期待できます。
タスク
Z9が売れてるとこに良い値段の超望遠レンズが立て続けに出たのが効いてるっぽいですね
ここで体力付けて普及機でもZ9並のヒット機を頼みます
あるた
以前のデジカメinfoさんの記事でも「プロが一番使用しているブランドはニコン、アマチュアはキヤノン」というのがあったので、ニコンがユーザー層の厚いプロ向けの開発を優先するのは自然な流れですね。
「中高級機カメラ」とも言っているのでZ9のノウハウがZ7iiiやZ6iii、噂されているZ8などに引き継がれると面白そうです。
Kentie
Fマウントの始祖が Nikon F であるとすれば,Zマウントの始祖は Nikon Z9 なのでしょうか?(Z7/7ⅡやZ6/6Ⅱには申し訳ないのですが…)
Nikon というブランドにはどうしても宿命的に「プロ御用達」のイメージが付きまとうように感じます
昨今のデジタル時代では,そのイメージもかなりアヤシイものになりつつあると思っていたのですが,昨年末からの「Z9狂騒曲」を見ていると…
F5⇒F100,D3⇒D700のようなヒット作誕生の流れになるのか?F3の3年後にFAが出たり,D5の後かなり方向性が異なるD850が出たりしたときのような流れになるのか?
ユーザーとしては楽しみでワクワクします!
ニコン好きおじさん
マーケットインの考え方で顧客ニーズを把握し、顧客が求めるものを優先して製品を開発することでカメラ好きが共感し、カメラでありレンズが売れると思います。
ニコンは今のユーザーを大切にして裏切らないようにコツコツとやり続けることが大事で値段が高くてもユーザーがどうしても欲しい考えるような製品開発をする必要があります。
弁証法
ニコンの決算はいつ見ても興味深いですが、好調の要因として「円安」と「単価の上昇」を明言していますね。
p44を見ると、1円円安になると売上が10億円、経常利益が2億円上がることが書いてあるように、世界で売る企業にとっては円安は本当にありがたいんだなと痛感します。
ボディをタイ製造にすっかり移行したニコンですらこれだけ円安の恩恵を受けているので、国内の最終組立に回帰したキヤノンはもっとすごいんでしょうね。