リコーがK-70のマイナーチェンジモデルのAPS-C一眼レフ「PENTAX KF」を正式に発表しました。
・Pentax announces the KF, a slightly-tweaked version of its K-70 APS-C DSLR(DPR)
- リコーが最新のAPS-Cデジタル一眼レフカメラ「PENTAX KF」を発表した。リコーはこのカメラをK-70の「拡張版」と言っているが、実際にはKFはK-70にごくわずかな調整を施したモデルで、その多くは部品の入手性の問題に伴って行われたものだ。
- K-70とKFとの最大の違いは、液晶ディスプレイがK-70の92.1万ドットから104万ドットに高解像度化されたことだ。また、重量が625gでK-70より3g軽くなっている。リコーは、具体的にどの部分を軽量化したのかは明らかにしていまないが、機能面で目立った違いはないと述べている。
- ソフトウェア面ではKFには新たに「里び」「ブリーチバイパス」「クロスプロセッシング」の3つのカスタムイメージモードが追加された。また、特定のレンズで使用する必要があるが、K-1、K-1 Mark II、K-3 Mark IIIに搭載された「九秋」と「夏天」のカスタムイメージモードが搭載されている。
- 付属のバッテリーチャージャーはUSB-C対応に変更されている。カメラ本体はまだmicro USBを使用していることを考えると、これは少々興味深い選択だ。
- その他の部分ではK-70とまったく同一でロゴがなければ、2機種の違いは分からないだろう。
- KFは11月下旬に849.95ドル、18-55mm F3.5-5.6 AL WRとのキットが949.95ドルで販売される。
数日前から情報がリークしていたKFが正式に発表されました。KFはK-70のごく小規模なモデルチェンジで、主に入手が困難になった部品を新しい部品に置き換えるためのモデルチェンジのようです。とは言え、一眼レフの現行機が先細りの状況なので、K-二桁シリーズが新シリーズに引き継がれたのは、歓迎したいところですね。
[追記] 国内でもKFが正式発表されました(ニュースリリース)。国内の発売日は2022年11月25日で、店頭価格はキタムラでボディのみが10万7820円、18-55mmとのキットが12万5820円(いずれも税込)となっています。
うーやん
>バッテリーチャージャーはい変更されている。カメラ本体はmicro USBを使用している。
USB-C対応 カメラ本体はmicro USBって…!?
クリーム茶
ヨーロッパで売る気があるなら、カメラ本体もUSB-Cにしないとまずいのでは?
わさびみそ
欧州のUSBタイプCの件は充電に関するものですから、バッテリーの充電器がタイプCなのでこれでクリアできているということでしょう。
充電以外の、周辺機器との接続端子までは拘束されないはずですので。
本体でバッテリーの充電や給電動作ができる機能を付けるならタイプCにするしか無いでしょうね、バッテリー充電器を同梱しないとかなら尚更です。
ロイロイ
>ヨーロッパで売る気があるなら、カメラ本体もUSB-Cにしないとまずいのでは?
ヨーロッパでのUSB-Cへの統一はあくまで充電規格についてなのでカメラ本体とUSBはデータ転送だけで充電に使わないのであれば問題ないのではないかと
ジェラ
形は何であれ今も一眼レフの一応新製品を出してきただけでも頑張ってるなと思いますね。
Canon、Nikonも何年も出していませんし今後も出ることは無いでしょうから。
EUのは厳密には充電規格の統一って事らしいので、その解釈を使って充電器だけ変えてきたのかな?
カメラいじると金かかるのでそっちはそのままで。
ただ統一する理由が電子ごみ削減と消費者の利便性向上なので、商品内でMicroUSBとUSB-Cが混在しているのはいい印象を持たれないかも知れませんね。
甘党
K-70はエントリー価格でありながら、視野率100%ペンタプリズムファインダー、防塵防滴耐低温ボディ、ローパスレスセンサー、ボディ内手ブレ補正、リアルレゾリューションやアストロトレーサーなど他メーカーにはない先進的な機能も備え、内容は中級機顔負けのハイコスパカメラでした。
そんなK-70の後継機となると、どんなカメラなのかと期待してしまいますが、結局中身はほぼ同じでしたか。
まあ、それはそれで仕方ないのでいいですが、わざわざ名前を新しくする必要ありますかね。
どんな進化をしたのかと、無駄にユーザーの期待値を上げるだけのような気がしますが、、、
K-70では、USB充電対応してなかったと思うので、USBがどんな形状であれ、ほとんど使われることないでしょうし、タイプCでなくても別にいいような気がします。
pine2020
>KP User さん
直販限定になるのは、数量限定のカラバリモデル、クリスタルブルーとクリスタルホワイトの2つ (全世界各700台) です。
標準モデルのブラックは一般の販売店でも販売されます。
noppo
ペンタックスが家電量販店で売らなくなったわけではないですよね?
名前を売る、という意味でも、やはりエントリーユーザーの手が届くスタンダード機は必要と思います。
ほっじす
ソニーの事例はα7Riiiとα7Rivのマイナーバージョンを出したときですね。
このときはディスプレイの調達が難しくなったため、ほんのちょっと良いやつに取り替えたとかそんな話だった気がします。
KFもディスプレイ入れ替えてるみたいなので、同じ理由でしょうかね?ただ、名称変更はどういう意味なんでしょ?
朔
某カメラ情報サイトでは夏天と九秋が搭載されとしか書かれてなかったので、ちょっと期待したんですが
やっぱり特定レンズだけでの使用可能モードですね。淡い期待だった(汗
いやでもエントリー機だからこそお試しで使えても良かったんじゃないかなー!
とはいえPENTAXはカメラやレンズを売るということ以外に、一眼レフでの撮影体験を売るという方針に変更したんだと思います。
ということはKFは今後の内部ソフトウェアの更新のためにシステムメモリ容量を大幅にアップしてる気がしますね。
ペタンク
11点AFを27点にするくらいのことは有るのかと思いましたが、
ちょっとガッカリです。
ロードサイドの家電量販店のカメラ売り場は壊滅状態で
カメラを買うなら〇〇カメラかネットという時代になってきていますので、
ECサイトでのネット直販重視は良いとこ突いてると思いますけどね。
KT
地方政令市在住民ですが、当方の近所のヨドバシカメラからはペンタックス製品が撤収しました。展示されているのはリコーのGR系のみでK-1 IIすら触ることができません。もちろんこのKFにも触れる機会は無いと思います。
今の経営規模を考えたら無駄を省くのは不可欠だと思いますが、切り捨てられた側の地方民からすると失望しかないのが正直な気持ちです。
kmz
K-70は持っていないですし、カラバリ気になります。
直販や楽天には18-270のキットとか色々なキットが出ていますね。
ファミリーカメラマン
このところミラーレス一眼を見る機会が多かったのですが、一眼レフを見るとデザインが良いですね。もちろん見慣れているせいもありますが。
プロでしたら性能重視でデザインは二の次ですが、私のようなアマチュアは自分のカメラがカッコいいことも大事な要素ですから、一眼レフを継続してくれるペンタックス(リコー)は嬉しいメーカーです。
to
主要な目的は海外向けの低価格機の部品を更新したうえでの継続販売でしょう。言い方は悪いですが日本市場はそのおまけかなと。
ミラーレスでもないですし、このクラスはコンデジと同じで既存製品の継続販売が基本で新規開発はもう難しいと思います。
K零桁
命名については、K二桁(エントリー)とKP(ミドル)を統合してのスタンダードモデルを据える意図があるかもしれないですね。KPIIを出しても固定液晶故に完全上位互換になりにくいK-3 Mark IIIと食い合うのは目に見えているから、今後APS-CはKFとK3IIIでやってくぞという。個人的にはK-90 / KPII / K-3 Mark IIIと松竹梅並んでくれたらという贅沢心もありますが、まず10万円クラスの一眼レフを残さないと新規ユーザーは益々入りにくくなるし、ファンとしては新鮮味がなくとも喜ぶべき話なのかなと。
どんどん
別記事を見るとKFのことはミドルクラスと表現されているので、今後は中級機として販売していくのでしょう。
新しい部品を採用したところを見ても今後数年間は販売していくつもりなのでは。
KFがミドルクラスなら今後新たにエントリークラスのカメラが登場する可能性もあるのでしょうか。
ミドルクラスを名乗るならAF測距点と手ぶれ補正には手を入れてほしかったですね。
アングリーチャッケン
ペンタックスのYoutubeのプロモーションビデオで、
KFのFの意味は、光学ファインダーのFと
防塵防滴で全天候対応したフィールドに強いフィールドのF
という説明がありましたね。
108
KFはK-70と仕様上ほぼ同一の機種という感じですね。
K-70の製造部材の調達見直しを機に、従来であれば新機能を搭載した後継機種を開発して売り出すところなのでしょうけど、
もはや一眼レフの”エントリークラス”的なモデルをコストをかけて開発/販売するメリットがかなり少ないということでしょうね。
今やスマホやミラーレスから入って、光学ファインダーに興味をもった人が流れてくるという図式なので…。
"ミドルクラス"という表現については、KFもK-70もリコー/ペンタックスとしてそのように表現したことはないはずです。
視野率100%ガラスペンタプリズム、防塵防滴、前後ダイヤル等が装備されたモデルを一般的にミドルクラスと呼んでいるだけですね。
K-30が出た時に一度ペンタックスとしてミドルクラスと表現したことはあったと思いますが、事実上の前モデルのK-rが
ペンタミラーで防塵防滴なし、前ダイヤルなしだったので差別化する意図があったと思います。
同時期や直近でより廉価な仕様のモデルがあればそちらがラインナップ上に”エントリークラス”となるだけで、
呼び方にあまり意味はないし、今後は前半に書いた理由でエントリークラスという概念も無くなるでしょうね。
どもん
K-70がもともとエントリー機としては充実の一台でしたからね。
ここから飛躍するには、ハード的に何かを変えるしかなく、
K-70クラスの継続性も鑑みて、今の段階としてKFにバトンタッチさせた、
というのが実際のところでは。
このクラスのカメラが他社に消滅した今となっては、
K1000のように長く愛されるカメラになるかも知れないですよ。
青ヒゲ
ほぼK-70ってことは黒死病も引き継がれてそうですね。