富士フイルム「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」は接写以外でも活用できる汎用性の高いレンズ

ImagingResourceに、富士フイルムの新しい等倍の標準マクロ「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」のハンズオンが掲載されています。

Hands-on: Fujifilm announces compact, standard XF 30mm F2.8 Macro lens

  • XF30mmF2.8は、富士フイルムのこれまでのマクロで最も焦点距離が短く最軽量の等倍マクロレンズで、一般的なスチルや動画用として、汎用性の高い標準単焦点レンズとしても使用できる。
  • 全長69.5mm、重さはわずか195gで、手のひらに簡単に収まるサイズだ。このレンズはX-H2との組み合わせでは非常に小さく感じられる。
  • 鏡筒は全てではないがほとんどが頑丈な金属製だ。防塵防滴で、9ヶ所のシーリングが施されている。
  • 9枚羽根の円形絞りを採用しており、F2.8の口径と相まって特に近距離では快適で滑らかなボケが得られる。
  • 最短撮影距離は10cmで、ワーキングディスタンスはわずか1.2cmで、信じられないほど寄れるので、撮影が難しいこともある。ボディやフード、レンズの影に注意が必要だ。
  • AFはリニアモーターで、ほとんど無音で非常に速い。リニアモーターは低振動だ。フォーカスブリージングは最小限に抑えられている。AFは一般的な撮影状況ではほぼ瞬時にピントが合うが、光の状態によっては、非常に近い被写体から遠距離の被写体に大きくピントを移動する場合に、AFが少し遅くなることがある。
  • 全体として新しいXF30mmF2.8は素晴らしいレンズで、標準的な焦点距離なので、風景やポートなど単なるマクロ撮影用だけでない多用途なレンズとして活用できる。

fijifilm_XF30mmF28RLMWRMacro_sample_ir_001.jpg

XF30mmF2.8は軽量でサイズも等倍のマクロとしてはコンパクトなので、接写用だけでなく、普段使い用の標準レンズとしても活躍してくれそうですね。画質に関しては初期レビューなのでまだ詳しくは言及されていませんが、各所のサンプルを見る限りでは、マクロレンズとしてはそれほどカリカリの描写ではなく、雰囲気のある描写をするレンズという印象です。