パナソニックがビデオカメラの販売台数で2年連続でトップシェアを守りそうな情勢

BCN+Rに、最近のビデオカメラの販売状況(メーカー別の販売台数シェアや機種別の販売台数ランキングなど)に関する記事が掲載されています。

ビデオカメラの価格上昇、1年で3割

  • ビデオカメラの平均単価がこの1年で3割も上昇した。高解像度モデルの拡大や、高価格帯の新製品発売などが影響している。このため、11月現在のビデオカメラの販売台数は、前年比で2割以上も減少しているものの、販売金額は前年並みを維持した。

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  • ビデオカメラは、コロナ禍で大きな打撃を受けたカテゴリーの一つ。スマートフォン(スマホ)の台頭もあり、カメラと同じく伸び悩んでいる。しかし平均単価は上昇中だ。11月の平均単価(税抜き、以下同)は6万300円。昨年11月時点の4万6200円から30.7%と大幅に上昇した。動画機能に力を入れたカメラの販売が伸びていることもあって、ビデオカメラにも高機能化、高価格化の波が広がってきた。

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  • メーカー別の月次販売台数ランキングでは、8月以降、パナソニックとソニーが首位争奪戦を繰り広げている。この11月は、8月以来3カ月ぶりにソニーがトップシェアを獲得した。一方、年間のトップシェア争いでは、11月までの集計でパナソニックが32.0%と、ソニーの25.4%を引き離して首位。昨年に引き続き、2年連続でパナソニックがトップシェアを守りそうな情勢だ。

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ビデオカメラもデジタルカメラと同様に、低価格機はスマートフォンに食われて急速に製品の単価が上がっているようです。ビデオカメラは、スマートフォンに加えてアクションカメラや動画機能搭載のデジカメとも競合するので、生き残るのが大変そうですね。

機種別の販売台数ランキングでは、GoProやDJIのアクションカメラもランクインしていますが、上位はパナソニックとソニーの昔ながらのハンディタイプのビデオカメラで占められているようです。ビデオカメラのシェアはパナソニックがリードしてきたようですが、ここ最近はソニーがよく売れているようですね。またDJIが1ヶ月だけですが、シェアトップに躍り出て存在感を示していますね。