キヤノンが、「200-400mm F4 エクステンダー1.4x」「200-500mm F4 エクステンダー1.4x」の実施例を含む、テレコンを挿入可能で小型で高性能なズームを実現するための技術に関する特許を出願しています。
- 出願人:キヤノン株式会社
公開番号:P2022185663
出願番号:P 2021093426
公開日:2022-12-15
発明の名称: ズームレンズおよび撮像装置 - 【課題】エクステンダー群を挿入可能であって、小型で高性能なズームレンズを提供する。
- 特許文献1および特許文献2に開示された光学系では、小型化を目的として絞りよりも像側にエクステンダーが設けられている。この場合、絞りよりも像側のレンズ群間隔を広く確保する必要があるため、フォーカスレンズ群を絞りよりも物体側に配置する必要がある。フォーカスレンズ群を絞りよりも物体側に配置すると、フォーカスレンズ群の径が望遠端におけるFno光束径により決定されるために大径化して重くなり、高速駆動を実現できない。
- 本発明によれば、エクステンダー群を挿入可能であって、小型で高性能なズームレンズおよび撮像装置を提供することができる。
- 実施例1(200-400mm F4)
広角端 中間 望遠端
焦点距離 206.1 285.0 385.5
Fナンバー 4.1 4.1 4.1
半画角 5.99 4.34 3.21
像高 21.635 21.635 21.635
レンズ全長 367.62 367.62 367.62
バックフォーカス 39.994 39.994 39.994
- 実施例1-2(200-400mm F4 1.4xテレコン使用時)
広角端 中間 望遠端
焦点距離 290.4 401.6 543.2
Fナンバー 5.8 5.8 5.8
半画角 4.26 3.08 2.28
像高 21.635 21.635 21.635
レンズ全長 367.62 367.62 367.62
バックフォーカス 39.994 39.994 39.994
- 実施例4(200-500mm F4)
焦点距離 207.0 306.0 487.9
Fナンバー 4.1 4.1 4.1
半画角 5.97 4.04 2.54
像高 21.635 21.635 21.635
レンズ全長 410.05 410.05 410.05
バックフォーカス 39.998 39.998 39.998
- 実施例4-2(200-500mm F4 1.4xテレコン使用時)
焦点距離 288.1 425.7 678.9
Fナンバー 5.7 5.7 5.7
半画角 4.30 2.91 1.83
像高 21.635 21.635 21.635
レンズ全長 410.05 410.05 410.05
バックフォーカス 39.998 39.998 39.998
キヤノンが特許を出願している超望遠ズームは暗いズームが多く、明るい超望遠ズームが欲しいという声は結構多いようですが、この特許の実施例のレンズはいずれもF4通しと明るく、この明るさなら条件の悪い場所でも使えそうですね。
まーやん
200-400×1.4 はスポーツと航空機撮影で人気のレンズというイメージですね。
未だにこのレンズの話も聞きますし、RFで軽量化がされれば相当人気レンズになるのではないでしょうか。
200-500×1.4であれば野鳥撮影の方にも需要ありそうですしこちらも大変魅力的ですね。
外付けテレコンにも対応してほしいですね。
問題は価格ですが現状の200-400×1.4を考えると3桁万円は確実、できれば150万以内に抑えて欲しいところです。
ニコ爺9号機
これは販売されれば魅力的なレンズになりそうですが、お値段と大きさ、重さが気になるところですね。。。
Oort
EFの100-400と200-400はf値が一段しか変わりませんでしたが、RF200-500は100-500が暗くなった分だけ魅力が増しましたね。
Delphi
200-400は、サッカーワールドカップでもよく見ましたね。
価格的に自分には縁のないレンズですけど、商品化してスポーツ業界で最高の写真を提供してもらいたいです!!!