ソニー「α7R V」のAI AFは動きの速い被写体を簡単に撮影することができる

Imaging Resourceに、ソニーα7R Vのインプレとサンプルギャラリーが掲載されています。

Our first real-world shots from Sony's exciting new 61MP full-frame camera

  • ソニーA7R Vは、A7R IVと同じ6100万画素のセンサーが採用されており、特に低感度では素晴らしい画質が得られる。
  • このカメラには専用のAI処理ユニットを備えた、まったく新しいAIオートフォーカスシステムが搭載されており、FE24-105mm F4 GとFE200-600mm F5.6-6.3 Gレンズを使用した飛んでいる鳥の実写テストで、ほとんどの状況で良好な結果を得ることができた。
  • 低照度、低コントラストの状況下でAI AFを使用した場合、結果は若干悪くなったが、全体的には、新しいAI AFは多くの可能性を示しており、動きの速い被写体を簡単にシャープに撮影することができた。
  • AIは画質向上のためにも使用されており、特にオートホワイトバランスで効果を発揮している。α7R Vのホワイトバランスは素晴らしく、やや寒色に傾くことがあったα7R IVと比べると明らかに向上している。
  • α7R Vはフルサイズでは最も高画素だが、高感度性能も弱くはなく、JPEGはISO6400で素晴らしい仕上がりで、ISO12800ではノイズリダクションは強めだが綺麗な画像が得られる。
  • α7R Vはセンサーで新境地を開拓することはできなかったが、AFシステムなど、全体的に多くの興味深い改良が施されている。α7R Vの画質はフルサイズ機では他のカメラの追従を許さないもので、ソニーは必ずしも新しいセンサーを必要としていないのだろう。

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一昔前の高画素機は動体は苦手種目でしたが、α7R Vは強力なAFを搭載し高画素機ながら動体にも十分に対応できるようで、かなり汎用性が高い「なんでも撮れる」カメラに仕上がっているようです。また、AFほど注目はされていませんが、オートホワイトバランスの改善も非常にポイントが高いですね。