パナソニックが、ライカブランドのm4/3用の標準ズーム「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S. 」を正式に発表しました。
・Panasonic announces new Leica DG Vario-Elmarit 12-35mm F2.8(DPR)
- パナソニックは、2017年に発売された「LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 II ASPH Power OIS」の後継機として開発されたアップデートバージョン「Leica DG Vario-Elmarit 12-35mm F2.8 ASPH Power OIS」を発表した。
- 新型は、4枚の非球面レンズ、1枚の超低分散(UED)レンズ、1枚の超高屈折率(UHR)レンズを含む9群14枚で構成されており、最新のナノサーフェスコーティングが採用され、フレアやゴーストの発生を抑えている。
- このレンズは、光学式手ブレ補正(OIS)と電子式のフォーカスシステムを採用し、防塵防滴仕様だ。前モデルと比較してレンズのフォーカスブリージングが低減され、動画撮影時の絞り調整時に滑らかな変化を実現するマイクロステップ絞り制御を新たに採用した。
- 最短撮影距離は0.15mで、7枚羽根の絞り羽根が採用され、フィルター径は58mmだ。大きさは最大径67.6mm×全長73.8mm、重さは約306g。
- このレンズは、本日より899ドルで予約受付が開始され、2023年1月に出荷される予定だ。
新型の12-35mm F2.8はこれまでのリーク情報通り、旧型をライカブランドにリブランドし、最短撮影距離を短縮して、絞り機構などを変更したマイナーチェンジモデルのようですね。
フォーカスブリージング低減や絞りの改善で、動画では扱いやすくなりそうです。また、最短撮影距離がかなり短くなっているのもポイントが高いですね。価格はB&Hで旧型が697.99ドルで、新型が899.99ドルで販売されているので約200ドル高くなっているようです。
[追記] 国内でも正式に発表されました(ニュースリリース)。発売日は2023年2月16日、希望小売価格は11万5500円(税込)となっています。
zd
今年に入り各社の値上げがされるなかで、春頃パナソニックヨーロッパは値上げの予定はないと言ってましたが、これは今後は動画に相性の良いチューニングをして商品を入れ替えるつもりなのですかね。
動画注力のアピールとラインナップが出来上がっているm4/3の停滞感を払拭したいと言った感じでしょうか。
swing
ありゃ、ガッツリ値上げかと思ったらそうでもないね。
驚きは特にないけど、III型と考えると妥当な感じかな…。
近接撮影能力が上がってるのは魅力的で、こうなると 35-100mm/F2.8II もリニューアルされるのかが気になりますね。最短撮影距離が0.85mで、マイクロフォーサーズとしては妙に遠くて手を出せなかった。リニューアルされて短くなると良いのですが。
dacco
フォーカスブリージング低減が電子補正だけじゃないなら凄いですね
光学そのままで改良する技術は開発者インタビューを聞いてみたいです
asa
フォーカスブリージング、手持ちの初代で試してみてもかなり少なくて
これ以上改善したとしても、どれだけ恩恵あるのか分からないですね。
マイクロステップ絞りはあくまで絞りオートのときに滑らかに変化する機能のはず
Mモードで、ダイヤルで絞り変えてもスムーズに変化するような機能であればと思うのですが。
クリックレス絞りリング搭載レンズのように使えるとすごく良いのですけどね。
やっぱ難しいのかな・・
わさびみそ
良くも悪くも手堅いマイナーチェンジですね。逆にこの内容でライカにリブランドする意味があったのかはちょっと疑問です。まあパナソニック単体の企画ではなくライカの承諾得ているということで、描写面はコーティング変更以上のものがあると思いたいですね。
Mスクエア
私は初代の12-35 F2.8を持っていますが、ライカブランドになって性能も向上して、且つほとんど重さは同じで値段が安くなっているとなると、買い替え族が溢れそうですね。
円安でもあり、今後のレンズ価格上昇も多い中でのこの価格設定は衝撃です。
そして、マイクロフォーサーズゆえの小ささや他社の大三元ズームと比較すると半値なので、マイクロフォーサーズの更なる拡大を願っての値付けなのでしょうか?
先ずは、使用レポートなどを早く見てみたいです。
あり
大して変わらんのにライカ銘になってガッツリ値段が上がるんだろと思ってたら、デジカメwatchの記事では、まさかの価格ダウンのような感じに。。。
まあ実際の販売価格がどうなるか次第ですが、それでもちょっと驚きました。
(事実なら)正直、応援したくなる。。。(^_^;)
m2c
あれ!?
思ったよりも安いですね。
BB318
このレンズがどれだけ改善されるかは、今後のレビューで明らかになるとして、
今日、発表した理由が正直わからないですね。
2月中旬発売なら年明け1月とかCP+前でカメラが注目されている時期でも良かったような。。。
新しいカメラ本体等と合わせて発表するなどして話題を作らないと、常にカメラの情報にアンテナを張っている人以外は、発売しているのを知らなかったとかありそうで勿体ない気がします。
YW
最近のPanasonicでよく見る
*この商品はお取り扱い先を限定しております。
の記述があるので、メーカー希望小売価格としては値下げに見えるけれど実勢価格はそれほど変わらないかもしれませんね。
路傍のカメラ好き
マップカメラではII型の7.4万円に対してIII型は10.4万円なので、実勢価格で約3万の値上げです。
希望小売価格そのままで出てくることってあまり無いので、高い/安いどちらにせよ実際の販売価格を見てからの判断が良さげですね。
エル
別記事ではネガティブ(あまり良くないリブランド的)なこと書きましたが
この価格差なら改善内容と見合っていて良心的な気がします
「フォーカスブリージング低減や絞りの改善」ってのは主に動画向けですかね?
そのへんも動画重視の戦略とも合致していてそれなりに良い印象
梨
値段だけ上げてくるかと思ったら改良されてて良いですね
買い換える人が結構いそうです
ウォルサム
同じ光学系でも硝材や加工精度によって写りが変わることは多々あります。実際UHRレンズは新しい素材になっているようなので、モデルチェンジで出てくる絵が良くなっている可能性は充分ありそうです。
コーティングはナノサーフェスコーティングのままですが、内容や施工面は同じなのかが気になりますね。
パナナ
m4/3ならF2.8通しの標準ズームでこんなにコンパクトで軽量なんですね!
写りが良ければm4/3に乗り換えしたくなるほど魅力を感じるレンズです。
カメラバックの重量が負担になるオジサンの気持ちをそそります。
各レンズの総重量ってバカにならないんですよねぇこれが…。
えんさん
12-35mm/f2.8の第1世代を所有していますが、2.8通しとは思えない軽量・小型で気に入っています。
今のタイミングでリニューアル版発売ということは、やはりGH6に対応した動画性能アップという狙いでしょうね。
メーカー的には10-25mm/f1.4を買ってほしいのでしょうが、かなり高価格なので、「手が届きやすいラインナップとしてf2.8通しのこちらのレンズもあるよ!」、というアピールの意味で。
中潮
ライカ銘になると言うことはライカ規準になると言うことでしょうからフレア対策にしても良くなるんじゃないかな?
逆を言うと今まではライカ規準に満たないものだったのかな。
そう考えればこの価格は良心的だと思います。