2022年のデジタル家電市場は全体では前年割れだがVR・ARゴーグルやデジカメが伸びる

BCN+Rに、デジカメを含むデジタル家電の2022年の販売の伸び(または落ち込み)の集計結果が掲載されています。

全体では前年割れだが、伸びたVR・ARゴーグルやデジカメ

  • 2022年のデジタル家電販売前年比は、台数で94.6%、金額で98.2%と、いずれも21年を下回った。22年は、コロナ禍の影響からはほぼ脱しつつあるものの、半導体不足やインフレの影響などが強まり、販売は再び前年割れにとどまった。
  • データは、BCNが集計するPCやデジタル家電などのハードウェア主要88カテゴリーの年間販売実績によるもの。22年の特徴は、前年を上回るカテゴリーが、販売台数で13、販売金額で27とわずかだったこと。多くのカテゴリーで前年を下回った。
  • 動きが大きかったカテゴリーをピックアップすると、まず、伸びが目立ったのが「VR・ARゴーグル」。また「ホームWi-Fiルーター」も好調。コロナ禍で大打撃を受けたカメラ関連市場は徐々に復調。「交換レンズ」が本数で106.9%、金額で122.1%を記録したほか、「デジカメ(ミラーレス一眼)」も台数104.3%、金額117.8%と勢いを取り戻しつつある。

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BCNランキングの集計では、2022年のデジタル家電市場は多くのカテゴリで前年割れですが、交換レンズとレンズ交換式ミラーレスカメラは台数ベース、金額ベースともに前年を上回っており、回復基調にあることが伺えます。デジカメ市場は今年もこの傾向が続いて底を打つのか、それともコロナ禍の落ち込みの一時的な回復に終わるのか気になるとことですね。