CIPAが、2022年11月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2022年11月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で109.8%(金額ベースで148.2%)と、先月よりは低調なものの引き続き台数ベース、金額ベースともに前年同月を上回っています。
カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で69.6%(金額ベースで105.8%)と金額ベースでは前年同月を少し超えたものの台数では大幅減となっています。一方でレンズ交換式は前年同月比で133.9%(金額ベースで155.0%)と、引き続き前年から大幅に伸びています。今月はレンズ一体型が失速していますが、レンズ交換式は引き続き好調ですね。
レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は16万4576台、ミラーレスは44万8232台で、ミラーレスが一眼レフの2.7倍の台数ですが、金額ベースではミラーレスが一眼レフの約8.6倍となっており、単価はミラーレスが約3.2倍も高くなっています。一眼レフは低価格なエントリー機が出荷の中心になっているようですね。
rocky
レンズ交換式は、ミラーレスになってから技術革新がすごいですね。鳥の目にピントを合わせる事に苦心していた頃が昔話になりそうです。確かに単価が高くなっていますのでお求めやすい機種として、しばらくはエントリーのレフ機が生き残っていくんでしょうかね。
Canon boy
逆にミラーレスの出荷台数に対してまだ一眼レフの出荷台数が1/3を上回っているのが面白いですね。
私の周りで一眼レフを買ったという話は一昨年、昨年一人も聞いてませんが、まだまだ世の中には需要があるのですね。
確か、本数ベースで言うと、Canon、Nikonは一眼レフ用の(撒き餌)レンズが出荷一位だったと思うので、まだまだエントリーの需要があると言うことなのでしょうか。
Big Foot
高価格帯の製品が増え、写真を撮るためにカメラを買ってみようか。という人達の間口が狭くなっていきますね。
台数ベースと価格ベースで増加の割合を比べた時、企業の営利面では正解なのでしょうが、新規参入のハードルが上がるのは、将来的に写真を撮るためにカメラやレンズを求める母数が減り、機材高騰に拍車がかかりそうです。
逆に、カメラやレンズ等の機材で写真を撮る事がここから拡がる事が出来れば、また新規参入の間口を広げるエントリーモデルが増えてくるのかもしれませんね。
も
最近、新型のミラーレスカメラを下げた外国人観光客を街でよく見かける様になりました。
コロナ禍からの回復が実数に出てきたのかもしれませんね。