ITmedia NEWSに、CP+2023で注目したいミラーレスカメラのトレンドに関する記事が掲載されています。
・ミラーレス一眼は今年どう変わる? 4年ぶり「CP+」で見極めたい4つのトレンド
- CP+2023をにらんでちょいと最近のカメラのトレンドの話でもしたい。ミラーレス一眼全体のトレンドで注目したいのは「イメージセンサーの進化」「機械学習を駆使した賢いAF」「動画性能の進化の方向」「レンズのバリエーション」の4点。
- イメージセンサーの進化:イメージセンサーの注目ポイントは2点。1つはAF。もう1つ大事なのは、センサーの読み出し速度。これが速いとAF演算の速度も上げられるし、電子シャッター撮影時のローリングシャッター歪みも抑えられる。スペックでは分かりづらい重要ポイントだ。
- 機械学習を駆使した賢いAF:最新のAI的手法を駆使して「AFが賢くなる」技術、それが被写体自動検出AFなわけだ。2022年は富士フイルムのXシリーズもOMDSのOM-1も被写体自動検出AFを搭載してミラーレス一眼をラインアップする全社が対応することになった。
- 動画性能の進化の方向:もはやどのカメラも動画性能を強化してるわけだが、面白いのはハイエンド機がガチの映像作品撮影系に向かう中、その真逆のカジュアルな動画撮影に力を入れたモデルがでてきて人気なこと。筆頭がソニーの「VLOGCAM」だが、ちょっと前になるけどパナソニックの「G100」、その後に出た富士フイルムの「X-S10」もその系統に入るかと思う。ニコンの「Z 30」はいわずもがな。
- レンズのバリエーション:まずはクオリティ重視ということで大きくて重くて高性能で高画質なレンズがずらっと出てきた。でもここ数年は機動力を重視した軽くて扱いやすくてリーズナブルなレンズが続々と出てきて面白くなってきてる。ソニーが20-70mm F4という広角に振った標準ズームレンズを出すなど、一眼レフ時代の慣習にとらわれない焦点距離のものが出つつある。特に広角系が面白い。
最近のカメラの注目ポイントは電子シャッターの性能や被写体認識AF、動画性能などが中心で、一昔前とは大きく様変わりしましたね。電子的な進化に加えて、α7R Vのバリアングル+チルト式の可動式モニタやS5IIのボディの厚さを抑えたアクティブクーリングシステムのようなメカ的な進化にも注目していきたいところです。
レンズに関しても、FE20-70mm F4 Gのような電子補正を活用したこれまでにないスペックのレンズが登場してきており、今後どのような方向に進化していくのか興味深いところですね。
taka
ボディの進化はセンサー性能が見掛け上頭打ちになったことで、細やかな進化(深化)がメインになってきましたね。読み出し速度は動画のfps値にも効いてきますから よりよくなってもらいたいものです。
レンズを見ても各社まともなものはほとんど揃ってきているように感じますし、動画強化機種が増えるのと同時に確かに広角が面白くなってきているのを感じます。 個人的にはPanaユーザーですので、4-5.6/14-28や1.8/18の存在が気になっていますね。
ひらやまん
動画機能について。映画に使えるような超高画質を目指すよりも前に、不快感のない映像が容易に撮れる基本性能こそが最重要ということを言いたいです。
不快感のある動画とは例えば、YouTuberがただ座って話しているだけの動画なのに時々ピントが背景に持っていかれるとか、フォーカスが動いた時に画角が変動して無意味に主題と背景の比率が細かく変動している動画、カメラを振った時に直線がこんにゃくのように歪むローリングシャッター現象が激しい動画などがそうです。
こんな現象があったらどんなに解像度が高かろうが写りが良かろうが、やっぱり不快です。
実用的な不快感のない動画が撮れる性能が基本で、その上で高解像度とか低ノイズを追求するのが正しい手順だと思っています。
今売られているカメラには、そういう流れじゃないものがあると思うんですよね。
英國紳士
今のところ「高精細な映像が手軽に撮れる」というテーマが各カメラにあり、故にセンサーの読み出し速度やAF性能が向上していったのは言わずもがなではありますが、その根底には新規ユーザの取り込みから既存のユーザの買い換えを促したいという各社の目論見が見え隠れしますね。
ただ各メーカーに忘れてほしくないのは、カメラを気軽に持ち運びしやすいことを大前提にしてほしいという点です。
なぜ、VLOGCAM等の機種が売れているのかは、もちろん価格帯の手頃さもありますが、その携帯性の良さも寄与してると考えます。
昨今、カメラがより多機能になり当初のミラーレスの構想とは真逆のベクトルに向かい次第に肥大化しています。
もちろんカメラも機械ですので、物理的構造上一定の大きさにしなければならないというのは理解できますが、一方でかつて使用してきたNEX-5やA5000と比べるとZV-E10ですらエントリークラスすらもだいぶ大きくなったなと感じますし、かつての事を思い出すと(たった)8年くらい前はカメラの取り回しがすごく楽だったなと思い出させられます。
レンズにしてもそうで、昨今では隅々の解像力まで評価されてしまう傾向にあるので、以前のようなコンパクトなレンズが本当に少ない。
全てはカメラに対するニーズが変化したからだと一蹴できるのでしょうが、やはり携帯性の良いカメラというのを目指してほしいと願っています。
愛用するA7Siiiも中々分厚くなりました(苦笑)
それにつけるレンズもふと我に返ると、嗚呼こんなにデカいのをつけてるのかと以前の自分では考えられないです。
それもこれも、良い写真、良い映像を撮る為なんでしょうが、たまに肩の力を抜いて小さなカメラに小さなレンズつけてを持ってみると、こうゆう方向性のミラーレスが一台くらいあってもいいじゃないかって考えてしまう自分がいます。
こんな考えてってエントリー層なら慣れてしまった私以上に敏感に感じてるんじゃないでしょうか?
あさま
被写体認識AFに関して、OMDSは2019年のE-M1Xから搭載しており、カメラグランプリも受賞しているのですが‥
OM-1から搭載されたような書き方で違和感がありました
khmonk
記事は、その通りだと思います。
もう一つ、忘れてならないのは、高価格化ということです。
スマホの高性能化とデジカメ販売の衰退でやむを得ない流れだとは承知していますが、新規の趣味としてのデジカメはいささかハードルが高くなったのではと思います。
リィン
上記の方のコメントの通り、トレンドというには語弊がありますが、円安その他の影響による高価格化が一番話題だったような……。
おかげで中古市場が賑わっているそうですが、正直次世代の方の中で一体どれだけの方がカメラに興味を持ってくれるかが重要だと思います。
その中でトレンド的にはやはり動画性能でしょうかね、スマホを超えるクオリティーの動画が撮れることは一定の需要を満たしてくれると思います。
えふ
レンズのバリエーション、特に広角が面白いことについては、動画の需要が強まったからかと思います。これまでは静止画で使い勝手の良いレンズを動画でも使ってきましたが、最近は動画で使い勝手の良いレンズが登場し始めた。と言うことではないでしょうか。
swing
パナライカの 10-25mm/F1.7 (換算20-50mm, 2019年) が、従来のズームレンジに捕らわれない動画向けレンズの嚆矢でしょうか。
出た時びっくりした。F値も驚いたけど焦点域に。静止画向けの常識だとちょっとあり得ないですよね…。
40mmレンズの復権もあるし、日常使いしやすい広角側のバリエーションが増えてるのは嬉しい限りです。
Espen Braathen
For Panasonic it's a question on how fast they can migrate the PDAF tech to the rest of the range.
Probably we will see a Lumix G with PDAF being introduced at CP+, preferably a GH6M2 or a GH7.
リィン
上記の方のコメントの通り、トレンドというには語弊がありますが、円安その他の影響による高価格化が一番話題だったような……。
おかげで中古市場が賑わっているそうですが、正直次世代の方の中で一体どれだけの方がカメラに興味を持ってくれるかが重要だと思います。
その中でトレンド的にはやはり動画性能でしょうかね、スマホを超えるクオリティーの動画が撮れることは一定の需要を満たしてくれると思います。