富士フイルムの「7mm F4」「8mm F3.5」「9mm F2.8」「10mm F2.8」の特許出願

富士フイルムが、「7mm F4」「8mm F3.5」「9mm F2.8」「10mm F2.8」の実施例を含む、小型かつ良好な性能の広角レンズの技術に関する特許を出願しています。

IP Force

  • 出願人:富士フイルム株式会社
    公開番号:P2023001878
    出願番号:P 2022085577
    公開日:2023-01-06
    発明の名称: 撮像レンズ及び撮像装置
  • 近年、広角でありながら、小型化が図られ、かつ良好な光学性能を有する撮像レンズが要望されている。本開示は、広角でありながら、小型化が図られ、かつ良好な光学性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する

  • 実施例1(8mm F3.5)
    焦点距離 8.245
    バックフォーカス 13.808
    Fナンバー 3.60
    全画角 123.6

fuji_patent_2023001878_001.jpg

  • 実施例2(7mm F4)
    焦点距離 7.216
    バックフォーカス 13.438
    Fナンバー 4.12
    全画角 130.6

fuji_patent_2023001878_002.jpg

  • 実施例3(9mm F2.8)
    焦点距離 9.273
    バックフォーカス 16.171
    Fナンバー 2.88
    全画角 118.8

fuji_patent_2023001878_003.jpg

  • 実施例4(10mm F2.8)
    焦点距離 10.341
    バックフォーカス 16.911
    Fナンバー 2.88
    全画角 113.4

fuji_patent_2023001878_004.jpg

富士フイルムが、いくつかの超広角単焦点レンズの実施例を含む特許を出願しています。このうち8mm F3.5は、昨年のX Summit OMIYA 2022で開発が発表された「XF8mmF3.5」の光学系かもしれませんね。他の焦点距離のレンズは、XF8mmF3.5を開発する際に不採用になった光学系の可能性が高そうですが、超広角レンズは1mmでも画角が大きく変わるので、できれば他の焦点距離のレンズも製品化して欲しいところです。