ソニーが「FE 20-70mm F4 G」を正式発表 [内容更新]

ソニーが、20mmスタートの広角寄りの標準ズーム「FE 20-70mm F4 G」を正式に発表しました。

Sony announces FE 20-70mm F4 G standard + ultrawide zoom lens(DPR)

  • ソニーは、望遠端の焦点距離を確保しながら超広角域までカバーした標準ズーム「FE 20-70mm F4 G」を発表した。F値はF4通しで、手ブレ補正は非搭載、比較的小型軽量なレンズだ。

    20mmスタートになると、24mmに比べて対角画角が10度広くなる(参考までに、28mmと24mmとの差は約8度だ)。これは、動画で手ブレ補正使用時にクロップされても広い画角を維持できることを意味するとソニーは主張している。

    パナソニックのLUMIX 20-60mm F3.5-5.6を使った際に、標準域と超広角域の組み合わせは静止画でも動画でも貴重なものだと感じたが、望遠端が70mmまで長くなることでその自由度は更に広がる。

    このレンズにはズームリングとフォーカスリングに加えて、専用の絞りリングが搭載されている。絞りリングにはロックスイッチがあり、「A」に設定すると、カメラ本体で絞りの制御ができる。また、ボディの反対側には、絞りリングのクリックを解除するためのスイッチがあり、動画撮影時にスムーズな絞りの変更が可能だ。

    FE 20-70mm F4 Gは、ツインXDリニアモーターを採用しており、同様の技術を採用したFE 24-70mm F4 ZAと比べてAFは60%高速化されているとソニーは主張している。

    このレンズの最短撮影距離はマニュアルフォーカス時に0.25mで、最大撮影倍率は70mm側で0.39倍だ。
    重さは付属のフード込みで488g、サイズは最大径78.7mm、全長99mm(最大ズーム時約139mm)で、フロントフィルター径は72mmだ。超広角域をカバーする最新ズームらしく、デジタル補正が必須の設計だ。ソニーFE 20-70mm F4 Gは、2月上旬に希望小売価格1099ドルで発売される予定だ。

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ソニーが噂されていた「FE20-70mm F4 G」を正式に発表されました。このレンズは海外の噂では無印とされていましたが、某掲示板の情報通りGレンズでしたね。価格は1099ドルとなっていて、噂されていた価格1599ユーロよりもかなり安価になっています。

大きさはFE24-105mm F4 G OSSの113.3mmに対してFE20-70mm F4 Gは99mm、重さはFE24-105mm F4 G OSSの663gに対してFE20-70mm F4 Gは488gとずっと軽量コンパクトになっています。

最大撮影倍率が望遠端で0.39倍とかなり寄れるのもポイントが高いですね。これで光学性能が優秀なら人気のレンズになりそうです。

[追記] 国内でもFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)が正式に発表されました(ニュースリリース)。発売日は2月11日、市場推定価格は税込18万5000円前後となっています。