「LUMIX S5 Mark II / IIx」の仕様から将来のm4/3機に考えられること

43rumorsに、LUMIX S5 Mark II のスペックシートを基にした、m4/3カメラの将来に関する考察記事が掲載されています。

What the new S5II camera means for the future of MFT

  • 新しいLUMIX S5 Mark II はm4/3の将来にとって何を意味するのだろうか? S5 Mark II / S5 Mark IIx のスペックシートを見た後で次のように考えた。

  • 将来のm4/3カメラには像面位相差AFが搭載される。しかし、DFDは引き続き使用され、新しい位相差AFとDFDとの組み合わせがどのように機能するのか興味深い。
  • Apple ProRes や IPストリーミングなどの一部の機能を使用するには追加料金を支払う必要がある。S5 II にApple ProRes や IPストリーミング機能だけが追加された「x」が加わるのはなんとも奇妙な話で、これは、以前に上手くいかなかった有料のファームウェアアップデート戦略を思い起こさせる。小さな付加機能を得るために、別のバッジの付いた同じカメラの購入を強いられることは好みではない。
  • m4/3機には、フルサイズではまだ実現できない優れた手ブレ補正が搭載される。S5IIのIBISは5段分の効果で、GH6の7.5段の手ブレ補正に比べるかなり後れを取っている。
  • m4/3に8K動画が搭載されるのは、まだかなり先になる。これまでの予想通り、S5IIには8K動画は搭載されておらず、2023年に登場する新しいm4/3カメラに8K動画が搭載されるとは思わない。

 

位相差AFに関しては、LUMIS S5 IIの登場で技術的な問題は無くなったと思われるので、将来のm4/3機に採用されると考えるのが普通かもしれませんね。G9 II が位相差AFを搭載して登場すれば注目を集めそうです。

ProResやIPストリーミングが搭載された末尾に「x」が付くシリーズに関しては、4/3rumorsは良く思っていないようですが、ProResやIPストリーミングが不要な人はより安価にボディを購入できるので、スチルメインのユーザーにとっては悪い戦略ではないと思いますが、どうでしょうか。

8K動画に関しては、以前に、パナソニックはインタビューで「2022年を目処に8Kのコンシューマー機を投入する」と述べていましたが、フルサイズのSシリーズでも今だに8Kは投入されていないので、m4/3機に8Kが採用されるのは、例えあるとしてもかなり先になりそうですね。