ITmedia NEWSに、キヤノンの「Kiss」シリーズ終息の記事が掲載されています。
・さらば「EOS Kiss」登場から30年でブランド終息へ 後継モデル「R50」登場
- キヤノンは2月8日、同社のエントリー向け一眼カメラ「EOS Kiss」シリーズのコンセプトを継承したAPS-Cミラーレス「EOS R50」を発表した。
- R50は、同社の「EOS Kiss」シリーズのコンセプト「簡単・きれい・コンパクト」を継承しつつ、EOS Rシステムで高画質化を図ったモデル。ただし、Kissの名前は冠されておらず、同ブランドの現行モデル「EOS Kiss M2」の直接的な後継機ではないという。とはいえ、Kissがターゲットにしていたエントリー層をカバーしつつ、より広くミラーレスの魅力を伝えるモデルとして展開する。
- Kissシリーズは今年で30周年という節目だが、先述の通りR50はエントリーモデルながら「Kiss」シリーズではない。キヤノンマーケティングジャパンによると、時代の変遷とともにカメラのニーズも多様化し、これまでのKissユーザーよりも広い層にミラーレス一眼の魅力を伝えるため、Kissブランドではなくグローバルで使用しているモデル名に統合したという。
- Kissはもともと国内で使われていたブランド名で、例えばEOS Kiss M2の海外名は「EOS M50 Mark II」となっていた。ただし、EOS Kiss M2以外にも、「EOS Kiss X10/X10i」など一眼レフ含めEOS Kissシリーズは現在も販売されているため、Kissのブランドがすぐに消える訳ではないとしている。
フィルムカメラ時代のEOSから続いている「Kiss」のブランドが無くなるのは寂しいものがありますが、Kissは確かに女性やファミリー層向けというイメージが強かったので、カメラを趣味にしている層を含めて幅広くアピールするには海外と同じ名称の方が都合がいいのかもしれませんね。また、機種名の統一で多少はコストダウンもできそうです。
ジェラ
昔は指定買いも多かったんですがカメラの販売数減少によりそうでもなくなっていたのでしょうか。
エントリーは地域別に多い時で3種類の名前に分けていたのでそれが統一されるならそれはそれで良いことですね
望遠野郎
名称だけでどこまでコスト削減になるか分かりませんが、車でいうならトヨタがヴィッツをヤリスに、マツダがマツダ〇〇という感じに世界統一名称に変えてきてますし、そういう流れなんでしょうね
swing
Kissという名前を敬遠してた男性は確実に居たと思うので、性別印象が無い方が販売上はシンプルで良いですね。
女流一眼なんてのもありましたが、確実に客減らしてました…。
まぁ今の時代じゃ気にする人も少ないでしょうが、逆にKissという名前も女性への敷居を下げるという役割は十分果たし終えたということかな。
しかし、「Kiss M2の後継ではない」と赤背景白抜きの強い強調で主張する意味って何だろう? 実際には後継にしか見えないけども。
マウントが異なるから後継機(markII的な)扱いされると困るとかだろうか。あるいはEF-Mをやめるとはまだ言えない、ということかな。
きの
寂しくもありますがKissネーム終了のタイミングとしては妥当でしょうね。
フィルム時代は他メーカーも
Nikon U、α sweet、*istなどファミリー層向けのネームがありましたが長続きはしませんでしたね。
フィルム一眼レフからミラーレスまで愛されたKissはCanonの誇りでしょう。
オリンパステンコーさん。
どうみても「EOS R50」は「EOS Kiss」にみえたのはそういった理由だったのですね。
キヤノンのカメラを買う。
「EOS Kiss」を買う。
ママカメラのイメージはありましたが、最初に買うカメラとしてずっと憧れていましたよ。
「EOS Kiss」
30年お疲れ様でした。
これで全て機種が数字になり、キヤノンのカメラ本体一覧ページを見ていますが、ラインナップが沢山増えて型番がややこしいですね。
路傍のカメラ好き
KissM=M50と知っていたので、R50と聞いた瞬間から「日本名はKissRかR50か」が最大の注目点でしたが、キヤノンはKiss卒業を選んだ、と。
私は男ですがKissの名前に抵抗はなく、小さく可愛い見た目にも合ってるので好きでしたが、抵抗があるという男性も多いようですし、「家族向け」「ママ向け」のイメージが強いのもあるので、ここでの卒業はいいタイミングかもですね。
ただ、私の周りでも「Kissだけは知ってる」という方、「Kissと書けば伝わるから創作物に書いた」という方もおり、やはりもったいなさも感じるところです。知名度と売上が直結するわけじゃない、ってとこでしょうか。
ねこ
寂しいです。
延べ12台程使ったし、子供達の写真を沢山撮りました。
にゃめろ
kissシリーズは当初お世話になった時期もあり、結構名機が多かったと思います。まだまだアマチュアだった自分にとっては好きなレンズさえ装着すれば、画質は十分だったし高いレスポンスも必要なかったので、必要最低限の機能を詰め込んだ持ち出しやすいカメラとしてとても使いやすかった印象でした。
今となっては“kiss”の語感がもたらす気軽さの意味ではスマホ勢とも競合するような気もしますし、時代が変わったのかもしれませんね。
キヤノンさんにはこれからのエントリー層に届くような、わかりやすくも斬新な新しいコンセプトモデルを打ち出して欲しいですねぇ。
隻眼の写真の撮り手
うがったものの見方かもしれませんが、日本市場よりも海外を重視するので、日本独自のkissを終わらせた。そんな印象を受けました。
海外の方が好調なようですし。
きんたん
Kissという名称をEF-Mにつけたときにマウントを継続するのだと喜びましたが、今となってはむしろ逆だったのかと思ってしまいますね。
KissだけではなくRebelの名称も消えるでしょうし、世界統一の名称とするのは今の時代は地域ごとに変えるメリットもないということなんでしょうか。
arma
国内ではkissと呼ばれる機種の北米での名称はちょっと前までrebelだったようですが、「接吻」と「反逆者」ではえらくイメージが違いますね
同じ機種が国内では柔らかく親しみやすいネーミングなのに北米ではマッチョな感じになるのは何か面白かったです
覗かずのイチ
いまどき写真撮るのにスマホではなくカメラを使う人は本格志向なので、可愛らしいネーミングよりガチっぽい雰囲気の方がウケるのかもですね。
でも、目の肥えたプロカメラマンが遊びカメラとしてKissを使うとか、結構あったんですよね…。
Oort
今はKissが無い方が売れそうな気がします。個人的にはx7までがkissで良かったかなと思います。
230
「EOS Kiss」はその販売量の多さ、一般への認知度の高さからして、キヤノンにとどまらずカメラ業界を代表するブランドだった思います。とりわけ、2003年に「EOS Kiss デジタル」が登場したときには、いよいよ一眼レフカメラもデジタル化の流れが急加速すると感じたものです。
下記URLの記事によると、「EOS Kiss」は一眼レフユーザーの女性比率を高めるべく投入され、実際に女性比率を伸ばせたそうです。
https://adv.yomiuri.co.jp/ojo_archive/tokusyu/20100607/201006toku4.html
かつてより女性ユーザーは増え、被写体や撮影シーン、写真の共有方法が多様化した今、「EOS Kiss」とは異なるアプローチ・イメージで展開していきたい、ということでしょうかね。
朔
ブランドは維持が難しいので、安易に捨てるべきではないと思いますけどね。
Nikonも初級者や若者向けにも注力していくと言ってますし、Kiss廃止が裏目に出ない事を願います。
qwe
日本のKissは女性が選びやすいようにとのことでしたが
北米でのブランドのRebel、反逆者はその逆のように見えます。
現地ではどのような感覚で捉えられていていたのか?
キヤノンがどのような意図で命名したのかちょっと気になります。
to
かつてキヤノンがKissで、オリはPENで狙っていた層のカメラはもうスマホが担う時代なのでしょう。
キヤノンでなくても今はこの層に期待しているメーカーはいないと思いますし、妥当な判断かと。
NK
銀塩フィルム時代からの愛称であるKiss。
ビギナー仕様のKissとして、男性向け?はDで、
例えば、Kiss X9i と9000Dと、ほぼ同じものが、違った名前で出ていました。
そして、ビギナーがスマホに移行するなかでは、
Kissの愛称も不必要になったのでしょう。
とはいえ、将来的に復活する可能性もありますね。
スナッキー
学生時代フイルムのKissを皆ダセェと敬遠してました。
マーケティングがどハマりし過ぎてあの名前とロゴだけで黒いカメラがパパママのもの!ってアイコンにまでなったのは凄いところですね。
(CMの出稿料ももの凄いかった)
ミラーレス機の需要が日本のパパママ向けにコストを掛けるほど無くなったって言うのも一因かもですが(パッケージやドキュメントも作り替えるのコストですしね)、それよりもインバウンド勢が日本にカメラー買い付けに来た時指名買いしやすいように、円安のこのタイミングを逃さない!という強い意志も感じます。
(国内で生産すれば売れば売るほど儲かりますしね)
このタイミングだからこそ、というのもありそうですね。キヤノン凄いなぁ。
ねこペン
キヤノンのマーケティング能力の高さは分かっているので、その上なら仕方ないかな?
とは言え、知り合いの女性(3人)は、「kiss」をカメラの呼称と認識して購入していたので、相当影響力のある名前なのは確かでしょう。
海外シフトだから国内名称は統一かつなくなっていくのかな。
オリンパスもμをなくしたのは国内販売に結構影響があった気がしますけどね。