Lensrentalsがここ1年(2022~2023年現在まで)にレンタルされたコンパクトカメラベスト10を発表しています。
・The Most Rented Point and Shoot Cameras from the Past Year(via DPR)
- スマートフォンのカメラはここ数年で大きく進歩し、専用カメラとの差を縮め、画像を素早く共有できるようになり実用的になっている。しかし、スマートフォンにも欠点があり、アプリからの通知で集中力を奪われてしまう。このため、コンパクトカメラ(ここではレンズ固定式カメラをそう呼ぶことにする)が注目され、若い世代を中心に人気が高まっている。
- 数ヶ月前にTikTokのトレンドで富士フイルムX100Vが「最も欲しいカメラ」の上位にランクインしたことで、この事実が明確になった。この1年でレンタルされたコンパクトカメラのトップは何だったのだろうか? 今回は、この1年(2022~2023年)で最もレンタルされたコンパクトカメラのトップ10を紹介する。
- 1位は我々が最も好きなコンパクトカメラ ライカQ2で、このカメラの魅力は画質、造りのよさ、レンズ、汎用性の高さなど多岐にわたる。欠点は5000ドルを超える価格で、ハイエンドの一眼レフやミラーレスよりも高価だ。しかし、高価だがこれ以上のコンパクトカメラは市場に存在ない。
ライカQ2は、カメラ店の販売ランキングで今でもトップ10に入ってくる人気機種ですが、Lensrentalsのレンタルランキングでも1位と、本当に人気があるカメラですね。
Q2以外にランクインしているカメラは、タフカメラや単焦点レンズ搭載機、高倍率ズーム機などの特徴のあるカメラが多いという印象です。廉価機はスマートフォンがあればレンタルしてまで使おうとは思わないためか、1機種もランクインしていませんね。
ちなみに、DPReviewはこのランキングについて「コンパクトカメラが死んだことを更に裏付けるものだと感じる。コンパクトカメラへの欲求はスマートフォンで簡単に満たされる。しかし、これは興味を引くような面白いコンパクトカメラの終焉を意味するものではない」と述べています。
カタスマー
わざわざ借りるなら高い機種ってことですかね
とはいえ購入して使い潰すなら廉価なコンデジも選択肢に入ると思うので、この結果からコンパクトカメラが死んだと結論付けるのは早計な気がします(一時期に比べたらほぼ瀕死なのは事実だと思いますが…)。
co
この個性的な面々の中では相対的に「普通」な4位ソニーRX100M7と9位キヤノンG7X mark3が目を惹きますね。
どちらも強烈な飛び道具はないですがコンパクトでオールラウンドに活躍できる機種です。