キヤノンはレンズ交換式カメラのシェアNo.1を堅持し、ミラーレスでもNo.1シェアを目指す

キヤノンが2023年経営方針説明会で、今後の戦略について説明しています。

経営方針説明会

  • 昨年はイメージンググループで増収増益を達成し、特に利益率が大きく改善した。
    カメラは、市場での高い評価のもと、ミラーレスのシェアを堅持するとともに、新製品の販売も好調で、イメージングの大黒柱として収益を支えている。

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  • 今年のレンズ交換式カメラ市場は全世界で550-600万台を見込んでおり、そのうちミラーレス比率は70%を超えると想定している。当社は今年もレンズ交換式カメラのシェアNo.1を堅持すると共に、ミラーレスでもNo.1シェアを目指す。

    さらに、当社は、シェアだけでなく、3つの施策でEOS Rシステムのボリュームそのものの拡大も図っていく。

    1つは、「EOS Rシステムの拡充」で、カメラ、レンズともにラインアップを充実し、
    多様なユーザーの要望に応えていく。

    さらに、静止画だけでなく、動画でもユーザーの要望に応える機能・性能を盛り込むことで、Rシステムの規模拡大を目指す。

    また、イメージングは2Dから3D、XRへの世界へと変わっている。これら将来の需要を見据えEOS VRシステムの展開にも注力し、「VRの認知拡大」「アプリ・ソフトの使いやすさ向上」「ユーザーのVR映像を楽しむ環境作り」にも取り組んでいく。

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キヤノンは「ミラーレスでもNo.1シェアを目指す」と表明しているので、今後はライバルのソニーに対して更にアグレッシブに攻めていきそうですね。カメラ事業は、これまで通りEOS Rシステムを中心に拡充していくことになりそうですが、動画やVRシステムにより一層力を入れていくことになりそうです。