ニコン「Z 26mm f/2.8」は軽量コンパクトだが画質を犠牲にしていない

DigitalCameraWorldに、ニコンのパンケーキの広角単焦点レンズ「Z 26mm f/2.8」のハンズオンが掲載されています。

Hands on: Nikon Nikkor Z 26mm f/2.8 lens

  • パンケーキレンズは、機動性が重視されるストリート写真や旅行写真に最適なレンズだ。
  • Z 26mm f/2.8はとても薄く、握る部分が少ないのでカメラに取り付けるのが少し難しく、取り付け時にフォーカスリングを回してしまった。
  • 鏡筒は金属製で防塵防滴のシーリングが施されており、非常にしっかりとした造りだ。フォーカスリングは滑らかで十分な重さがあるため、ピントの微調整も非常に簡単にできる。フォーカシングで前玉が伸びるので、フィルターを装着したい場合は付属のレンズフードを使用する必要がある。
  • Z7 II やZ fcとの組み合わせによるテストで、AFは非常に静かでキビキビと動く。
  • このレンズ厳しい照明条件にも上手く対応し、コントラストもシャープネスも良好だった。詳しいラボテストは近日中に行いたい。

  • 26mmの焦点距離はストリート写真や旅行、結婚式やイベント等に向いているが、汎用性はそれほど高くない。しかし、APS-Cでは39mm相当となり、もう少し汎用性が高くなる。
  • Z 26mm f/2.8は小さく目立たないパンケーキレンズを探している人には非常に価値のある選択肢になるだろう。重さも最小限に抑えられているので、持ち運びも容易だ。しかし、このレンズは画質を犠牲にしておらず、F2.8の明るさで低照度の撮影にも対応し、ボカすこともできる。鏡筒はしっかりと作られており、光学系も素晴らしい。
  • 良い点:非常に小型軽量、良好な明るさ、頑丈で防塵防滴仕様。
  • 悪い点:フィルターを使うために付属のフードが必要、(レンズ着脱時に)持つ部分が小さい。

 

Z 26mm f/2.8は小型軽量のパンケーキレンズですが、マウントも鏡筒も金属製の頑丈な造りで、かつ防塵防滴仕様と、手軽に使えるだけでなく所有感も満たしてくれそうなレンズですね。画質はラボテストはまだ行われていませんが、実写の印象は良さそうです。

26mmという焦点距離は結構使いこなしが難しそうですが、どのような写真が撮れるのかチャレンジしてみるのも楽しそうです。記事で述べられているように、APS-C機で使うと39mm相当の準広角になって扱いやすそうなレンズになりますね。