リコーが「K-3 III Monochrome」を正式発表 [内容更新]

リコーが、K-3 III ベースのモノクロカメラ「K-3 III Monochrome」を正式に発表しました。

Ricoh announces Pentax K-3 Mark III Monochrome DSLR(DPR)

  • リコーがカラーフィルター非搭載の2570万画素APS-Cデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」を発表した。
  • K-3 III モノクロームは、カラーフィルターを使用しないので、デモザイク処理のないシャープな画像が得られ、フィルターによる光の損失がないためどのISO感度でもカラー版より1段高い階調が得られる。更に、色ノイズがなくすべてのノイズが輝度ノイズとなるため、低照度下ではメリットが大きい。
  • モノクローム版では、処理モードやパラメーターを見直し、ハイキーやローキーな写真などが選択可能となっている。
  • スチルだけでなく、最大4K/30pのモノクロ動画撮影も可能だ。
  • カメラ上部液晶にホワイトのバックライトを採用し、ボタンのラベルとアイコンをグレーに統一している。メニューシステムもモノクロになっている。
  • K-3 IIIはカラーフィルターを除去することでベースISOが1段上がっているが、興味深いことに最高ISO感度は上がっていない。
  • PENTAX K-3 Mark III Monochromeの希望小売価格2199.95ドル(これは通常モデルの発売時の価格より200ドル高い)で、4月下旬より発売される。

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PENTAX K-3 Monochromeが正式発表されました。モノクロ版はカラーフィルターが省かれ、ボディの印字がモノトーンに変更され、ソフトウェアがモノクロ撮影に最適化されるなどの変更が加えられているようです。カラーフィルターの無い本格的なモノクロカメラなので、カラーからモノクロ化した写真とは一味違った画像を期待したいところですね。

価格は通常モデルの発売時よりも200ドル高いということなので、このような特殊なモデルとしてはそれほど高くはないという印象です。

[追記] DPReviewは4月10日の更新終了日を過ぎていますが、引き続き新しい記事を投稿しています。まだ、しばらくは更新を続けるようですね。

[追記2] 国内でもK-3 III Monochromeが正式に発表されました(ニュースリリース)。価格はオープン、発売日は4月28日となっています。また、直販限定モデル「PENTAX K-3 Mark III Monochrome Matte Black Edition」も発表されおり(ニュースリリース)、価格は税込み33万3000円(3年保証付き)、発売日は2023年4月28日となっています。

[追記3] K-3 III Monochromeの国内の販売価格は、キタムラで税込み29万9700円となっています。