LightroomのAIノイズ除去はディテールを維持しつつノイズを消すことができるすごい機能

ITmediaNEWSに、Adobe Lightroom / Lightromm Classicに新たに搭載されたAIを使用したノイズ除去機能のレビューが掲載されています。

アドビの「AIノイズ除去」がすごい 超高感度撮影したノイズだらけの写真で試した

  • 今年の4月、アドビがAIを使ったノイズ除去機能を「Lightroom」と「Lightroom Classic」に追加するアップデートが登場した。AIを使ったノイズ除去は昔からあるノイズ軽減機能と比べてどのくらい優れてるのか。実力を探るべく、無茶な超高感度で撮影した写真を探し出して試すことにした。
  • AIを使ったノイズ除去機能を使うには1つ大きな条件がある。それは「RAWデータ」であること。JPEGでしか撮ってない人は使えない。
  • OMDSの「OM-1」でISO51200で撮影した超高感度夜猫写真が見つかった。このノイズバリバリな写真がどこまできれいになるか。同じカットの「JPEG版」と並べてみたい。すごくないですか、AIノイズ除去。一目で分かるくらい、今回のAIノイズ除去の方がちょっとAI画像っぽい感じはあるものの、ディテールがしっかり残っていて猫の目もきらっとしてる。髭もほぼ復元できてる。

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  • ソニーの「α7C」で、夜の住宅街のつつじを撮ってみた。ISO102400である。ノイズだらけである。これをどこまで蘇らせることができるか。いやもう肉眼ではノイズに隠れてよく分からないディテールまでそれなりに復活してくれた。すごい。
  • ノイズ低減ってある意味「ノイズによって失われた情報をAIを使ってうまく補完する」作業なのだけど、AIを使うことでウソみたいにディテールを維持しつつノイズを消すこともできたりするので、おすすめ。何はともあれ、RAWで撮っておいてよかったーという感じだ。

 

最近話題のAIを使ったノイズリダクションですが、特に条件が悪い画像に適用した場合は、これまでのノイズリダクションと比べて段違いのディテールが得られますね。

この機能は条件の悪い場所で撮影した写真や、昔の低画質のデジカメで撮影した写真などを救済する場合に大いに役立ちそうです。画質が悪すぎてお蔵入りしていた写真が、AIのノイズ除去によって日の目を見ることもあるかもしれませんね。