ライカが「M11モノクローム」と「Summilux-M 50 f/1.4 ASPH.」を正式発表

ライカが、M11ベースのモノクロカメラ「M11モノクローム」と、新しい標準単焦点レンズ「Summilux-M 50mm F1.4 ASPH」を正式に発表しました。

Leica M11 Monochrom

  • 裏面照射型(BSI)CMOSセンサー、記録画素数が最大6,000万画素のトリプルレゾリューション技術、そして二層吸収フィルターガラスを採用し、さらにカラーフィルターを意図的に省くことで、モノクローム撮影でも新次元の描写性能を発揮。
  • ISO 125~200000という広い感度域に対応し、高感度撮影時でもノイズを大幅に低減。
  • 他のM型カメラと同様に、控えめなデザインを採用。「Leica」の赤いロゴを意図的に排除し、光学ファインダーにはダークカラーのクローム仕上げのコーティングを施すなど、周囲の注意を引かないようなミニマルなデザイン哲学を踏襲。
  • フルメタルのボディと高品質アルミニウム製のトップカバー、サファイアガラスの液晶モニター、レザーで仕上げた外装。
  • 256GBの内蔵メモリーを搭載しているほか、「Leica FOTOS」アプリとも簡単に接続できるため、モバイル環境でのワークフローへスムーズに対応可能。

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Leica Summilux-M 50 f/1.4 ASPH.

  • ライカの技術者が特別に開発したダブルカムユニットによって最短撮影距離が45cmと短くなったことにより、近接撮影でもディテールまで描き出すことができる。
  • 前モデルよりもフォーカスリングの回転角がさらに大きくなり、特に最短撮影距離でより緻密で確実なピント合わせが可能になった。
  • 撮影距離70cmまでは、従来通りフィルムとデジタルのM型カメラ全機種で距離計に連動したピント合わせが可能で、70~45cmの撮影距離では背面液晶モニターや外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス2」、またはアプリ「Leica FOTOS」でライブビュー映像を見ながらピントを合わせることができる。
  • 前モデルと変わらずコンパクトで、重さはわずか337gと軽量。
  • 絞り羽根の枚数を従来の9枚から11枚に増やすことで、個性的な"ライカルック"のより美しい円形ボケを表現できる。
  • レンズフードはモダンなラウンドシェイプのデザインで、軽く回転させるだけでスムーズに引き出しと収納が可能な組み込み式を採用。

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今週中の発表が噂されていたライカM11モノクロームとSummilux-M 50 f/1.4 ASPH.が無事発表されました。スペックはリークされていた情報通りで、6000万画素BSIセンサーが採用され、外観は赤バッジの無い落ち着いたデザインになっていますね。

また、Summilux-M 50 f/1.4 ASPH.も噂通りの仕様で、45cmまで寄れるようになったことで大幅に利便性が高まりそうです。